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生来の茶髪を染めさせる生活指導は人権侵害!

2017年10月30日

損賠訴訟 「髪染め強要で不登校」高3、大阪府を提訴
「頭髪生まれつき茶色」
頭髪が生まれつき茶色いのに、学校から黒く染めるよう強要され精神的苦痛を受けたとして、大阪府羽曳野市の府立懐風館(かいふうかん)高校3年の女子生徒(18)が約220万円の損害賠償を府に求める訴えを大阪地裁に起こした。27日に第1回口頭弁論があり、府側は請求棄却を求めた。生徒は昨年9月から不登校になっており、「指導の名の下に行われたいじめだ」と訴えている。

訴状などによると、生徒は2015年4月に入学。中学時代に黒染めを強要されて嫌な思いをしたため、母親は「高校では同じことがないよう配慮してほしい」と伝えていた。

しかし、学校側は生徒の入学後、1、2週間ごとに黒染めを指導し、2年の2学期からは4日ごとに指導。度重なる染色で生徒の頭皮はかぶれ、髪はぼろぼろになった。教諭から「母子家庭だから茶髪にしているのか」と中傷されたり、指導の際に過呼吸で倒れ、救急車で運ばれたりしたこともあった。文化祭や修学旅行には茶髪を理由に参加させてもらえなかった。

生徒は昨年9月、教諭から「黒染めしないなら学校に来る必要はない」と言われ、それ以降は登校していない。高校は今年4月、生徒の名前を名簿から削除。他の生徒や保護者には、退学したと虚偽の説明をしたという。
 
学校側は生徒の代理人弁護士に「たとえ金髪の外国人留学生でも規則で黒染めさせることになる」と説明している。

府教委高等学校課と同校は取材に、「係争中なので答えられない」と話している。
【遠藤浩二】

地毛登録制度導入の学校も
複数の大阪府立高校では、頭髪が生まれつき茶色い生徒に誤った指導をしないように、「地毛登録」と称する制度を導入している。登録自体を問題視する声もあるが、府教委は「導入は各校に任せており、実態は把握していない」としている。

ある府立高では、約10年前から制度を始めた。地毛が茶色い生徒は入学時に色合いを計測し、数値化して登録し、色の変化がなければ指導しないという。1学年に10人ほど登録する生徒がおり、校長は「生徒の人権を守るためにも制度を続けている」と話す。訴訟を起こした女子生徒の母親は入学時、「地毛登録制度があるなら申請したい」と訴えたが、懐風館高校は導入していなかった。

東京都でも、都立高校の一部が「地毛証明書」を提出させ、頭髪の色が生まれつきかどうかを確認している。幼少期の写真を求める学校もあるといい、都教委は7月、「届け出が任意であることを、生徒保護者に明確に伝える」ことを全191校に通知した。【遠藤浩二】
毎日新聞2017年10月27日
https://mainichi.jp/articles/20171027/k00/00e/040/327000c


生来の茶髪を染めさせる生活指導は人権侵害!



あらかじめお断りしておくが、
一応学校側にも言い分があるようだが、ここではわからない。
詳細はわからないので記事だけの情報のみで判断して述べる。

実は私はこれとまったく同じ事例を知っている。
札幌で中学校教員をしていた頃、他校の知り合いの子供だったが、
祖母がイタリア人だという女子で生来、毛髪がやや茶系なのである。

しかしその中学校の生徒指導では彼女の髪を黒く染めさせる指導をした。
両親は理不尽さを感じはしたものの、特に学校に文句を言う事はなかった。
染めて済むなら、親も事を荒立てたくないという気持ちもあったのだろう。


生来の茶髪を染めさせる生活指導は人権侵害!

              写真はイメージです。
            本文の生徒とは関係ありません。



一般に学校教育では生徒指導の一環として、生徒の服装頭髪指導は厳しい。
理由は学校は勉強や教育活動に専念する場所でオシャレの場ではない。
だから流行に迎合したり華美な服装・髪型・装身具・化粧を禁止しているのだ。


これは程度の差こそあれ、全国どこの小中高校も似たようなものだろう。
私個人は、他人の外見的様相は極端でない限り気にならない感性なので、
実際に生徒の服装頭髪指導は非常に矛盾を感じながら行っていた。

しかしこのケースは非常に大きな人権問題を含んでいる。

学校側は生徒の代理人弁護士に
 「たとえ金髪の外国人留学生でも規則で黒染めさせることになる」
 と説明している。



生来の茶髪を染めさせる生活指導は人権侵害!



 府立懐風館高校の生徒指導・・・

 これは身障者差別と同等の、
 或いは人種差別と全く同じの、
 許し難い人権侵害に該当する!



なぜなら生来の身体的特徴を学校教育は否定したという事だからである。
元々黒い髪を茶色に染めることを禁じるのは、それなりに理由もわかるが、
生来の髪の色が茶色であることを認めないのは、明らかに行き過ぎた指導であろう。

しかも記事によれば、生徒は何度も黒く染めたが染料が肌に合わず、
被れたりして身体的被害も出ているというから指導には従ってたのだ。
でもそうまでして苦労している事も配慮しないならこれは教育ではない。

生まれつき足に障碍があり歩けない歩行障碍者に対し学校側が、
一人だけ車椅子は認められないから通学は認めないとするのと同じだ。
そこで彼らには支援学校があるだろうというなら、茶髪学校はあるのか?

これこそ、偏狭な民族主義に繋がる危険な差別思想が背景にあると思う。
日本人は皆黒い髪、黒い瞳、であらねばならないというステレオタイプである。
これが多様性だの、グローバリズムだの、個性だのいう教師の学校である。


生来の茶髪を染めさせる生活指導は人権侵害!

     世界にはいろんな髪や肌や目の色の人がいるし、日本にもいる。



さらに染髪禁止なのに黒く染めさせるという指導には矛盾はないのか?
つまり髪の毛の色のみに異常なこだわりがあるという事でしかないのだ。
これを何ら不思議と感じない教師は正常な人権感覚はないといえる。

こういう指導だと、まるでバカ左翼の政党やマスゴミと同じで、
その時々の学校の都合でスタンスを変えるご都合主義、
Wスタンダード
そのものではないだろうか?

大阪府立懐風館高校の生活指導に関するコンセプトは人種差別である!
ここの校長以下教師は正常な人権感覚が喪失しているか欠陥がある
ここまで非人道的で狭量な人権意識の者が教育に携わる事は危険である。


生来の茶髪を染めさせる生活指導は人権侵害!



複数の大阪府立高校では、頭髪が生まれつき茶色い生徒に
 誤った指導をしないように、「地毛登録」と称する制度を導入している。
 登録自体を問題視する声もあるが、府教委は「導入は各校に任せており、
 実態は把握していない」としている。

馬鹿バカしい・・・
なぜ身体的多様性を認めようとしないのだろうか?


「髪の毛が黒」でないと日本人ではないという発想なのか?
これって「肌の色が黒い」人種は人間じゃないという西欧思想に等しい。
白人至上主義の差別意識が日本の学校教育の現場に存在するのである!

未だ学校教育にこのようなバカげた制度や偏見があること自体驚く。
何度も言うが、これでよくも国際化だの人権尊重だの言えたものだ、
教師の感性は井の中の蛙と同じ、しかも偏狭なナチズムと同じだ。

しかも人間の生来の身体的特徴を認めないのは人権感覚に欠陥がある証拠だ。
大阪府教育委員会はこのような価値観に基づく差別教育を放置しており、
これが議会でまったく問題化しない事の方が問題ではないだろうか?


生来の茶髪を染めさせる生活指導は人権侵害!



何度も述べてきたように日本人は多民族混合のハイブリット民族である。
北は北海道から南は沖縄まで様々な民族の混血したDNAを持っている。
だから肌の色も髪の色も、顔かたちも身体的特徴も様々である。

例えば私の瞳は黒ではなく茶色で白目はやや青みがかっている。
瞼は一重だが目は大きい、身長は低いが鼻は高い、髪は黒いが肌は白い・・・
これは縄文人と弥生人の特徴を併せ持っているのがおわかりかと思う。

ちなみに近年の研究では縄文人も弥生人も存在せず
太古の昔から両者の特徴を持つ多民族が存在していたらしい。
つまり日本人は大昔から複数民族の混合型地域だったようだ。

こういった多民族的特徴を持ちながら、外来民族の大移動のない島嶼環境で、
混血を繰り返し1万年以上かけて単一民族として形成されたのが日本人である。
日本人とは身体的特徴よりも日本民族としての精神性や感性や価値観だと思う。

私はシナ朝鮮人の事をボロカスにこきおろしてきたが、その論点は、
彼らの精神性の在り方に限っており、身体的特徴を侮蔑した事は一度もない。
朝鮮系の呉善花氏や鄭大均氏などは尊敬している事は付け加えておく。


  こんな低レベルな指導って、
  教育ではなく「狂育」である!
  いい加減に止めにしようぜ!



生来の茶髪を染めさせる生活指導は人権侵害!

          いろんな毛色のネコがいても、猫はネコ







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Posted by トラネコ at 00:00│Comments(6)社会
この記事へのコメント
私として自覚なかったんですけど、大きく成長するにつけ髪の色が茶髪?今流の言葉で言えば、高校生の頃は、染めてんの?なんて言われました。肌も成長するにつけ色白なんて言われ、子供の頃は真っ黒くろすけw極めつけは黒目、茶目やな〜でした私そんなに色素薄いんかい〜(>_<)
目鼻立ちはうす〜いwと思います。でも、容姿で、あれこれこうした方がいいとか
否定された事なかったですし、思春期の頃は、自分の容姿がこんなだったら〜なんて思った事も有りましたが。一時的なもんでした。生まれながらの特徴は本人にはどうしようもない訳ですし、今回の事は、意味不明です。因みに、私の夫は、ラテン系wの濃い顔でうすい〜顔の私とコラボして息子はいい塩梅と思う私は親馬鹿です
Posted by うさこ at 2017年10月30日 00:40
 自分の出自に外国人の血が混ざって居るなんて、思いも拠らなかったのですが、お袋や叔母さんの顔を見て友達から指摘されたのが、中学生の頃でした。

 母親の恐る恐る訊くと、「曽祖父は薩摩藩が雇い入れた御雇外人で、祖父さんはドイツかロシア人との混血児だとの事だが、庄屋の後添えに入った曾祖母の戸籍が手に入らないので確かめようが無い。然し、曾祖母の出自である家の戸籍なら、書いてあるかも」との事でしたが、その家は既に後継が絶えて地元には係累さえいませんでした。

 母方の親戚を辿ると、1/4の混血率の伯父叔母は、皆、其れらしき容貌で、叔母などは小さい頃、髪の毛が真っ赤だったと言って居ましたし、家庭訪問に来た先生に吃驚されたとかですが。混血率が1/8の私達の世代で日本人の平均を超して居たのは、一番下の従弟の190cm超を除けば、皆平均的ですし、髪の毛の色も、チョット赤毛な位で混血を疑われる様な容貌ではありません。

 この問題を読んで思ったのは、学校側の対応は、端に、学校と名乗るには余りにも非教育的で、「悪い果実を選別するダケ」で、「悪い果実でも、良い方向を見出して行く」本来の教育機関の役目を全く果たす気が見られません。

 生徒の髪が赤いのは生まれつきなのに、赤いカラ、規則に反しているから排除しかできないのでは、他の生徒を護ると言うのは単なる云いワケで、学校と言う名の営利集団を護る姿勢にしか見えません。

 小学生や中学生の家庭教師を何件かやった経験から言えば、成績の良し悪しと頭の良し悪しは、全く関係がないし、一時的な非行も、その子の本来的な性格とは無縁と言って良い場合が多い、と思います。

 阪神大震災の翌日、いつもは暴走をやって居るアンちゃん達が、老人を病院に連れて行ったり、生き埋めになって居る人を掘りだしたり、豹変してするのを見ました。 「実の処、皆、誰かの役に立ちたいと思って居るんだなぁ」と、感動すらしました。 

 社会も子供達も、そうした目の前の目標が見えて居ないので、見当違いの事をやって、更に悩んで居るのではないかと思いますね。
Posted by ナポレオン・ソロ at 2017年10月30日 17:43
日本画を始めたころ、絹に金箔を裏から貼る裏箔という手法で、着物姿の女性象を描いていたことがありました。薄い絹を使用したために、絹に塗った髪の墨色が、絹を通した金箔の純金と重なって、美しい輝きを帯びた墨色となったのですが、そのときの師匠が、着物姿の女性に茶髪は似合わないと言って、私もそれに反発し、喧嘩したことがありました。人権云々の問題を脇におけば、これはひとえに、伝統と個人の美意識や固有性の問題で、なかなか単純に片づけられない問題であると思います。
身体的固有性という面では、たとえば最近までの日本は、左利きを矯正することをよしとしていましたが、どうも脳科学的にはよろしくない影響を与える可能性があるとのことで、それを行わない親も多いようです。因みに私も左利きを矯正されたらしいですが、小学生のときに元に戻ってしまい、叩かれたのを覚えています(そのために多少荒れた性格になりましたし、いまでも少し暴力的な面はありますが、あまりよくない効果だったと考えていますので、自分に子供ができたらそのような矯正は行いません)。
日本はハイブリッドかもしれませんが、長い歴史を経て、ほぼ単一民族となり、一つの国家一つの国民に近い状態であったからこそ、まとまりと秩序のある体制で、近代的に成功したのは、現実ではないかと思います。そこにはひとつの「型」のようなものがありますが、それを破る多様性の容認を、グローバリストの民族解体作業に利用されない程度に進めていく必要はあると思います。少なくとも、上記のような、固有の髪色を変えろ、などというのは、行き過ぎの「型」へのこだわりと言えるでしょう。
Posted by 丑寅の金さん at 2017年10月30日 21:27
うさこ様
いろんな容姿があるように肌も目も髪もいろいろでしょう。
「日本人の髪の毛は黒と決まっている」なんて言ってるバカな学校や教師、それに教育委員会が問題でしょう。こいつら国際化だの、個性が大事だの、いう事が矛盾だらけですわwww



ナポレオン・ソロ様
沖縄の友人にはスペインやフィリピン人の血が入っている人もいますし、私は大学は北海道でしたが、秋田や青森の学友にはロシア人の血が混じっている人もいました。地域的な環境考えれば歴史的にも当然ありうることです。日本人はとにかくハイブリットの混合雑種の単一化した特異な民族です。

>、成績の良し悪しと頭の良し悪しは、全く関係がないし・・・
その通りです。
日本の試験は記憶力を図る度合いで優秀かどうかが決まるのです。
だから政治家見ればわかるじゃないですか、ルーピー、も志位もミズポもパコリーヌもこのハゲ―も・・・東大卒のエリートですが、人格や人間性と記憶力エリートは関係ないですね。

人それぞれ得意、不得意があり、向き不向きもあり、様々な才能があって、それでまた社会が構成されているのです。各分野にエリーとは山ほどいます。彼らが日本の産業技術や文化を支えてきたのです。



丑寅の金さん様
黒という色、まあ無彩色ですが、「墨に五彩あり」とかいって黒にもいろんな個性があるといわれます。カラスの濡れ羽色なんてのも美しい黒の表現でしょう。まあ仰る通り、色彩感覚も民族的・化的な特性を持ちますから、一概に何色が良い悪いなどとは言えませんよね。

校則の話ですが、やはり身体的特性を否定するというのはどう考えても人権侵害しかあり得ません。生まれ持った体の一部でも校則で否定などと、バカ教師どもにはわからないのでしょうか。正直日本の校則は異常に厳しいと思いますね。
Posted by トラネコトラネコ at 2017年10月30日 22:32
何で日頃子供の権利条約や管理教育反対の日教組や左翼や人権は弁護士がノーコメントのままなんだおかしくねえか。
Posted by 匿名希望 at 2017年10月31日 00:52
匿名希望様
いやおかしくないですよ。
だって日教組と人権屋は一心同体ですからw
Posted by トラネコトラネコ at 2017年10月31日 21:33
 
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