トラネコ日記

アース製薬　「殺虫剤の呼び方やめます」
「殺虫剤」の呼び方止めます―。アース製薬は殺虫剤の呼称を「虫ケア用品」に変更する。言葉の意味にそぐわない商品が多数あることに加え、安全性が高いにも関わらず殺虫剤に対してネガティブな印象がつきまとう。

今後拡大が危惧される害虫による感染症を防ぐためには、呼称を変更して、正しい認識を普及・啓発していくことが重要であるとして決断した。すでに同業他社・関連企業に主旨を説明し賛同を呼びかけている。

小売業への提案も開始しており、２０２０年ごろまでに売り場表示の変更を完了させたい考え。呼称変更により約１００億円の市場拡大を期待している。
化学工業日報　2017年11月27日
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2017/11/27-31824.html





＞「虫ケア用品」
虫をケアしてどーする!?
それを言うなら対虫ケア用品だろｗ
アース製薬社には日本語出来ない社員しかいないのか?





＞安全性が高いにも関わらず殺虫剤に対してネガティブな印象がつきまとう。
つきまとってねーよっ！
この記事は読者のKOBA様から教えて頂いたものだが、
もうね、ここまでくると日本企業の知性を疑っちゃうね、
自主規制というのも程度もの、過剰になればバカである。

読者諸氏は「殺虫剤」と聞いてネガティブな印象をお持ちになったか?
人間にとっての害虫を殺す薬だという以外の印象は持ったことはない。
「殺」という文字がそう感じさせるのだろうが、事実は事実じゃないか。

また殺虫剤は人体には安全だからというにも関わらず・・・
・・・とあるから、名称変更するというのも全く説得力はない。
一言、人体に影響ありませんと付記すれば済む事だからだ。

そんなこというなら、消毒剤も物によっては有毒性のものはあるし、
ハイターなど「毒を消す」からといっても人体への安全性は別である。
単純に言葉を変えれば解決する問題ではないだろう。

これはまさに差別語などの言葉狩りと同じで、
こじつけによる差別語認定みたいな意図を感じる。



　　　　　　　　　　除菌・殺菌の漂白剤だって人体には危険だ。


実際に生物界は弱肉強食の食物連鎖で成り立っている。
全ての生物は他の生物を食べて生命を維持し子孫繁栄させている。
つまり人間も含め、すべての生物が他の生物を「殺し」て生きているのである。

害虫も、我々人間にとって不都合だから「殺す」のである。
だから殺虫剤という薬品があっても何ら問題はないのである。
事実、ゴキブリやハエやカを殺す目的の薬だからだ。

我々は他の生物を「殺し」て生きている現実を向き合うべきだろう。
だから日本人は殺生した生き物への感謝を込めて「頂きます」というのだ。
精肉会社や店は牛豚鶏に感謝の慰霊碑を建て、お参りもするのである。

それをキレイごとで胡麻化す精神こそ卑劣な偽善者であると思う。



　　　　　　　　　　　　滋賀食肉センターの獣魂碑


沖縄に県立の「動物愛護管理センター」というのがある。
全国にこのような施設があるのだろうが、野良犬猫の一時保護所で、
里親探しもやっているが実態は犬猫の殺処分センターである。

友人が引っ越しの際に、飼い猫をここで引き取ってもらおうと電話したら、
もちろん、ペットを引き取って世話してくれるセンターだと思い込んでいたからだが、
こっぴどく叱られ、後でセンターの内容がわかり看板に偽りありだと言っていた。

まあね、「動物殺処分センター」というのも確かに印象は悪い。
しかし殺処分するのに「動物愛護」という方が誤解を生むのではないだろうか?
むしろ愛護を省き「動物管理センター」の方が実態を示しつつ印象が悪くない。

ちなみに、友人はペット飼いOKの物件を探して移り住んだことを付け加えておく。






＞呼称を変更して、正しい認識を普及・啓発していくことが
　重要であるとして決断した。すでに同業他社・関連企業に
　主旨を説明し賛同を呼びかけている。
アース、余計な事すんな!

日本人は言霊信仰があるので、言葉に気を遣う国民性は確かにある。
しかし一般に商業活動する場合にも一定の常識感覚は必要ではないだろうか。
そして言葉狩りではないが、自主規制するにも一定の常識感覚は必要だろう。

アース製薬の言うように殺虫剤にネガティブイメージを抱いて
購買を忌避するような国民がいること自体信じられないが、
企業が誰も考えない事を率先して行う精神に異常性すら感じる。

この考えが正しいとするなら「殺菌剤」、「殺菌灯」、「殺鼠剤」、「殺陣」、
「殺風景」、「殺生石」、「殺し文句」・・・み～んなイメージが悪いのか?
企業がこういう事やりだすと追随する企業も絶対でてくるのである。

企業がそれをやり出すことで、一般情弱もそれに無条件で従い、
印象の悪いと決めつけられた言葉はすべて抹殺されるのである。
これって企業が率先する言葉狩りじゃないのか?





先日朝日新聞という捏造専門紙が維新の会の足立康史衆議院議員が、
ツイッターで「朝日死ね」と発言しことに対し猛反発した。
私は常日頃から「朝日死ね」という感情をもっているから違和感ないが・・・

昨年の日本流行語大賞という左翼文化人のみが選ぶ下らない賞に
不倫疑惑のエロBBAが待機児童問題のブログ「保育園落ちた、日本死ね」を
国会で取り上げ、流行ってもいないのに、これが最高賞に選ばれ朝日が絶賛した。

まあ「死ね」という言葉は罵倒やケンカ言葉以外には使わないし、
印象悪いことは万人が認める事だろうが、これを朝日新聞や、
左翼文化人が絶賛してコンクールの大賞を与えた事は問題ないのか?

売国新聞の朝日が日本には「死ね」を絶賛しておきながら、
自社がそう言われたことに腹を立てる神経、まさにWスタである。
「死ね」が誰に対しても言ってはいけないと論評していたなら話は別だが・・・








ところで・・・

殺虫剤も虫ケア用品も、その用途は同じである。
殺される虫、とくにゴキブリの言い分にも配慮しようという
動物保護団体もそのうち現れるのでないだろうか・・・?








今は日本語理解できない日本人も増えているというし、
日本語の慣習的使い方を否定するバカも増殖している。
私は復古主義者ではないが、言葉を大事にというか・・・

　　もっと言葉の伝統的習慣を、
　　再認識してみてはどーだ?