てぃーだブログ › トラネコ日記 › 社会 › こんにゃく畑は禁止!?について。

こんにゃく畑は禁止!?について。

2008年10月10日

マンナンライフの主力商品「こんにゃく畑」が製造販売停止になった。
というか、停止措置に踏み切らざるを得なかった。
記事によると95年以来、「こんにゃく畑」を、
喉に詰まられて死亡した人が11人にも及んでいることと、
海外でもこんにゃく入りゼリー菓子の流通を禁じる措置が出されている。
また野田聖子消費者行政担当大臣もマンナンライフに販売停止要請を出した。

国民生活センターによると、68歳以上が3人、40歳代が1人、6歳が2人、2歳以下が3人。
最近では1999年が最後だった。ほかにも死亡には至らなかったが、
のどを詰まらせ病院に行き、後遺症が懸念されたケースもある。

メーカー側はこれまで、のどに詰まらせる可能性があることを
伝える注意表記を目立つようにしたり、ゼリーの大きさや、
通常のゼリーより硬いとされる硬さを変えるなどの対応をしてきた。
しかし、従来より柔らかくしたタイプでも後に死亡者が出た。
同センターは「いくら改善努力をしてきたとしても、
死亡者が新たに出たという結果責任は大きい」と、
メーカー側の対応にいらだちを見せている。
(以上J-CASTニュースより引用)


さあ、このごもっともな意見だが私はちょっと待てよと感じた。
そう思ってネットを覗くとやはり私と同意見の人が山のようにいた。
ブログ、サイト、書き込み掲示板にわんさか、
こんにゃく畑の禁止に疑問をもつ人がいたのだ。

一番多い意見が、「毎年正月に餅を喉に詰まらせて死亡する人が、
過去何十年間も何百人もいて、餅の製造販売が禁止にならず、
なぜこんにゃくゼリーが禁止になるのか?」


私もすぐ餅のことを思い出した。
しかも死亡した11人の年齢を見ると、高齢者と乳幼児で10人だ。
これって餅の死亡者の年齢分布と似ているのでは?とも思った。
マンナンライフは喉を詰まらせない工夫も研究し対応しているのだ。

株式会社マンナンライフ 蒟蒻畑
 こんにゃくゼリーに関する報道について
」のコメントをのせておく。

  以前こんにゃくゼリーブームの際、同様の事故が発生した経緯もあり、
  弊社では「なぜ同じこんにゃく製品である板こんにゃくには事故がないか」
  を当時徹底的に検証いたしました。
  その結果、事故の原因は硬さや大きさの問題ではなく
  「吸い込まなければ食べられない容器」が問題であり、
  吸い込む事により事故が起こると弊社では判断しました。

  この問題を改善するため、「ハート型容器の底をつまみ、
  押し出せば吸い込まずに食べられる」
  安全性を追求した独自の容器を開発し対応してまいりました。
  しかし、昨今のこんにゃくゼリーブーム再来により、過去の経緯も忘れられ、
  市場には何の改良もしていない、 当時のままの容器の商品が見受けられるのは
  残念なことです。



これを見ると問題なのはマンナンライフの商品ではなく、類似品を製造している他社製品みたいだ。


さてこれと関連する話だが、もう10年近く前の話だが、
沖縄県の街中にある公園の遊具で事故が起きて子供が死亡した。
子供の両親が公園の管理者である市と遊具メーカーを訴えた。
結果メーカーと市に賠償命令が出た。

そればかりか、全国の公園から事故の起きた遊具を撤去しはじめたのだwww
この遊具と言うのは箱型ブランコという対面式ブランコである。
こんにゃく畑は禁止!?について。これは私の子供時代からあった、公園遊具である。このブランコのスィングする側に子供が入り、頭を強く打って死亡したのだ。
しかしこれはメーカーが悪いのだろうか?我々の子供の頃には親がまず遊具やその他の道具の遣い方や危険性を、子供にうるさく躾けてから使わせたものだ。この死亡した子供の親はどうだったのだろうか?
またこの古くからある代表的な公園遊具で死んだ話など聞いたことがない。

もし滑り台やジャングルジムから転落しても、管理者やメーカーを訴えるのか?
そして全国的に滑り台やジャングルジムの撤去作業が推進されるのだろうか?
またこれを有罪として賠償命令を出した裁判官の見識って何なんだろうか?


私はよく言うことだが、モノに良し悪しはないし、善悪もないと思うのだ。
要は使う人間の良識と判断で良くも悪くもなりうるのだ。
しかも司法、行政もマスゴミも判断基準がめちゃくちゃなデタラメスタンダードである。

こんにゃく畑も箱型ブランコも危険でだめなものなら、
早急に禁止するのは自動車の製造販売であろう。
近年セイフティ機能の向上により、また法整備により交通死事故は減少している。
かつて年間1万人近く死亡し交通戦争といわれたが、自動車を製造販売禁止しなかった。
近年減少したといっても6千~7千人は毎年死んでいる
こんにゃくゼリーで11人、箱型ブランコで一人死んだのとは比べものにならない数だ。


また私も何度か書いているが、
中国毒入り汚染食品を何故輸入禁止しないのか?

そちらの方がよっぽど緊急性も危険性も絶大なのに、
クソマスゴミや馬鹿政府は一切、中国食品の輸入禁止措置を言わない。



こいつらの腐れ判断基準こそ即禁止にしてもらいたい。




同じカテゴリー(社会)の記事

Posted by トラネコ at 00:00│Comments(4)社会
この記事へのコメント
トラネコさんのご意見に同感です
大概の事故は自分で気をつければ防げるし、大事に至らなければそれを教訓に学ぶはず。
コンニャク畑の死亡事故では与えたのが祖母でした。保護者として与えていいものかどうか確認する義務があったんではないでしょうか…?
そもそも警告表示がある商品を乳児になぜ与えたのか…マスコミはそういった消費者の問題は口にしませんよね。
すぐ訴えたり国や企業に責任転嫁する人間に"自分の不注意"に反省するようマスコミは啓発する報道をすべきではと思います
公園の遊具や子供が絡んだエスカレーターの事故。
私も最近エスカレーターで小学生の兄弟が遊んでいる場面を目撃しましたがやっぱり親が見ていない。監督義務がある立場なのに。
注意してやりました親と子供に。腹が立って仕方ないです
Posted by カッパ at 2008年10月23日 10:04
カッパさん
コメント有難うございます。

近年日本もアメリカみたいな訴訟社会になってきたみたいで、
大変嫌な世の中になりそうですね。
自己責任を省みず、悪いことはすべて他人や社会のせいにする、
そんな風潮は危険です。仰るようにそれも低俗なマスゴミの面白半分の煽り報道も大いに問題ありですね。

近いうちに東京の墨東病院での妊婦の病院たらい回し死亡事件について、エントリします。このことも蒟蒻畑やブランコ事故とおなじ問題を抱えています。
Posted by トラネコ at 2008年10月23日 15:49
こんばんわ。
蒟蒻畑の記事を見て、同様の日記を上げようと色々検索かけたらトラネコさんの日記にたどり着きました(*_ _)

本当に、この国はいつからこんな風潮になってきたのでしょう。。。;
特に遊具の件は子供の危険を学ぶ学習を奪っておりますよね(>_<)
「洗った猫を乾かすために電子レンジの中に入れたら猫がしんじゃったじゃないか!」
と、某人種のサラダボウルの国じゃあるまいし・・・;
Posted by 通りすがり at 2010年11月14日 19:49
通りすがり様
コメント有難うございました。こういうおかしな風潮は、Made in USAのヘイワケンポ-と共産主義で出来上がった、戦後民主主義いう化け物がガンなんだと思います。今はさらに民主党政権という最悪政治で日本が崩壊寸前ですwww
もうどうしたらよいものか・・・
Posted by トラネコ at 2010年11月15日 01:22
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。