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またまた死刑について考える

2009年07月22日

<隣家親子殺人>志村被告に無期懲役判決 複数被害では異例
東京都杉並区で07年、隣家の親子を殺害し現金約5万円を奪ったとして強盗殺人罪などに問われた元日本大生、志村裕史(ひろし)被告(24)に対し、東京地裁は15日、無期懲役(求刑・死刑)の判決を言い渡した。植村稔裁判長は検察側の主張通り完全責任能力を認める一方「計画性が乏しい。前科がなく、当時21歳8カ月と若いことから改善、更生の余地がないとまでは言えない」と述べた。厳罰化が進む中、法定刑が「死刑か無期懲役」の強盗殺人で、被害者が複数にもかかわらず、死刑を回避するのは異例。【安高晋】

判決は動機を「『母からもらう小遣いではパチンコ、ゲーム等の遊興費、たばこ代などを賄うのに十分でなかった』と言うに過ぎず酌むべき余地はない」と指摘。被害者側に落ち度がないことや、2人の口をふさぎナイフで左胸を突き刺してほぼ即死させた殺意の強さ、遺族感情の厳しさも挙げ「2人の命を奪った結果の重大性や社会的影響も考慮すると責任は誠に重大」と述べた。

一方で計画性について、スキー用マスクで顔を隠し全身黒ずくめの格好でナイフを持って隣家に侵入した点だけは「準備は周到」としたが、「当初はナイフで脅し金を奪おうと考えており、殺意を抱いたのは実行行為の直前。当初から強盗殺人を計画していない」とした。さらに、遺族あてに謝罪の手紙を書き最終意見陳述で「反省している」と述べたことや被告の家族が遺族に賠償金8000万円を払っている点も死刑回避の理由とした。
公判段階で2回の精神鑑定が行われ、弁護側請求の鑑定では心神喪失、検察側請求の鑑定では完全責任能力があったと正反対の結果が出た。判決は「意識が混濁していたと認める事情は見当たらない」として完全責任能力を認めた。
植村裁判長は最後に志村被告を立たせ「一生かけて償うように」と語りかけた。
<中略>
 ◇計画性をうかがわせる要素が乏しく死刑回避

強盗殺人罪に問われ、死刑を求刑された志村被告に対し、東京地裁は計画性をうかがわせる要素が乏しいことを重視して、死刑を回避した。若さや更生可能性など被告に有利な情状を積極的に酌んだ。しかし、被害者が複数の強盗殺人事件で、死刑が回避されるケースは異例。裁判員制度の下、裁判員にとって量刑判断の難しさを改めて示す形になった。
<中略>
名古屋市の闇サイト仲間による強盗殺人事件では、名古屋地裁が3月、女性1人を殺害した罪に問われた3人のうち2人に死刑を言い渡した。07年の埼玉県本庄市の夫婦強盗殺人事件では東京高裁が3月、1審の無期懲役を破棄して死刑を言い渡している。
一方、静岡市で05年、健康用品販売店の従業員2人が殺害された事件では最高裁が08年9月、検察側の上告を退け、無期懲役が確定した。この事件で最高裁は、計画性のなさに加え、被告の不遇な成育歴などを考慮した。【北村和巳】
7月15日11時37分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090715-00000040-mai-soci




また死刑存置論者の私が文句たらたら述べてみる。
殺人罪のなかで死刑判決が出るかどうかの判断基準に、
殺害者人数、殺人動機、殺人方法、殺人の計画性が挙げられる。
私は殺人犯罪について問題視すべきは殺人の動機と方法だけであると考える。

今回のこの記事を読むと、殺人の計画性が重視され、死刑回避されている
母親がくれる小遣いが少ないから「パチンコ代、タバコ代などが足りない」
という動機で隣家の老親子をナイフで刺殺し、カネを奪い、
キャッシュカードで現金をひき降ろすことまで行っている。

こんなクズは更生などする必要もないし、更生する権利も資格もない。
21歳という若さは更生する可能性が、年寄りより高いという、
何かの研究データでもあるのか?あれば無知な私に教えてほしい。

計画性などあろうが、なかろうがそんなものどうでもよい。
遺族にとって、無論被害者にとって計画性の有無など関係ないことである。

遺族あてに謝罪の手紙を書き最終意見陳述で「反省している」と述べた
とあるが、こんなものは弁護士の入れ知恵であり法廷戦術の一つではないか。
今回もそうだがよく使われる無罪要求や罪の軽減要求の理由に、
犯行当時「心身耗弱状態・心身喪失状態」であったという奴である。
そしてさらなる悪徳人権弁護士にかかると、光市母子強姦殺人事件のように、
挙句の果てには「ドラえもんが何とかしてくれる」発言まででてくる始末である。
すべて弁護士の入れ知恵と見て間違いないだろう。

加害者家族が被害者遺族へ、8000万円の賠償金を支払ったとして、
一体それが何か死刑回避するだけの免罪符になるのか?
こんなクズ息子を21年かかって育て上げた、
バカ親として当然取るべき責任ではないのか。
もっともこのクズは成人しているから、親が賠償責任を負う義務は法的には存在しない。
いわばこの親の同義的責任の表れを一応の評価とみることは出来る。
しかしそれはあくまでこのクズ息子の親としての責任であって、
このクズの殺害犯行責任を軽減する理由にはなりえないと私は思う。

殺害された二人はもう生き返らないのである。
このクズを無期懲役で生かすということは、
クズの生活費を国民の税金で賄うということである。
なぜ国民にそのような理不尽な義務が生じるのであろうか?
だからこのクズも死ねばよいと私は考える。


植村裁判長は最後に志村被告を立たせ「一生かけて償うように」と語りかけた。
この裁判長の語りも私はわからない。
二名惨殺の犯人が一体刑務所で何をどのように一生償うのか?
植村裁判長さん、もっと具体的に教えてくれよ、
殺人犯の志村様は賢いからわかるんだろうが、
私の悪い頭じゃわからないんですが・・・


静岡市で05年、健康用品販売店の従業員2人が殺害された事件では、
最高裁で無期懲役が確定したという。
これも「計画性のなさに加え、被告の不遇な成育歴などを考慮した。」のだそうだ。

計画性がなく、不幸な生い立ちの者が殺人を犯せば、
計画性があり、裕福な生い立ちの者の殺人より、
罪は軽いんだそうだ!!!!!!!


結局今もって被害者の立場に立った量刑判決よりも、
犯罪者の立場に立った量刑判決が主流なのだ。

私はこと私利私欲を目的とした凶悪殺人に関しては、
計画性だの犯人の生い立ちだの、一切考慮するに値しないと考えている。
さらに付け加えるが、殺人の被害者人数も関係ない。
一人であろうが十人であろうが、死刑である。

これに関しては人権団体も人権弁護士サンも、
お前らの大好きな中共の死刑制度見習えよwww



「すべての日本人に捧ぐ」
http://www.youtube.com/watch?v=aw_mWZ0LqQQ
↑の「大地讃頌」はとても良い曲です。

NHKの受信料解約祭り実施中♪
http://www.geocities.co.jp/Bookend/3326/nhk2.html



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Posted by トラネコ at 00:00│Comments(2)社会
この記事へのコメント
中国は麻薬とか賄賂とか売春とかですぐ死刑になっちゃうんですが・・・

殺人事件に対して問答無用に死刑は私も賛成ですね。

情状酌量を考慮して良いのは、被害者からDV受けてたとか?、その程度でしょうね。

釈放された犯人が再犯を犯した場合、裁判員も死刑とか(笑)そういう風にすれば不当に軽い判決になる可能性が減るでしょうね。

TBSでついこの前まで「スマイル」ってドラマやってましたけど、あれは凄く左寄りで売国なドラマでした。

主人公が正当防衛?なのに死刑判決が下ってしまうんですが、あれの影響も受けてるんじゃないかと思う今日この頃。
Posted by ふく at 2009年07月22日 08:45
ふく様
コメント有難うございます。
朝鮮TBSなどサヨク系の煽り方は、例外的な事例を普遍化して、あたかもそれが不当なものであるかのような錯覚を国民に植え込むやり方でしょうね。
だから今回のNHKの訴訟もサブミナル効果導入や、捏造など、そこを批判しているのですね。
Posted by トラネコトラネコ at 2009年07月22日 08:57
 
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