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海外旅行の盗難防止について

2014年06月17日

W杯観戦の邦人が置き引き被害 サンパウロの国際空港で
【レシフェ=共同】サッカー・ワールドカップ(W杯)開催中のブラジル最大都市サンパウロの国際空港で12日、観戦に訪れた日本人男性が荷物の置き引き被害に遭っていたことが分かった。在サンパウロ日本総領事館が13日、明らかにした。

男性は12日夜、日本から到着後、空港内のコーヒー店で友人と話している間に、近くに置いていた荷物を何者かに持ち去られた。W杯のチケット3枚のほか現金8千レアル(約36万7千円)などが入っていたという。

同総領事館は渡航者に「荷物は手元から離さず、大金は持ち歩かないようにしてほしい」と呼び掛けている。
日経新聞 2014/6/14 10:27
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1400U_U4A610C1000000/

<関連記事>
ブラジルW杯、観戦客向けて現地警察が「忠告」
・・・「強盗に襲われても叫ばない」

サーチナ 5月14日(水)12時29分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140514-00000153-scn-int


海外旅行の盗難防止について




ブラジルでサッカーワールドカップが始まった~♪
先日メキシコvsカメルーン戦のときは、職場では皆テレビにかじりつき、
職場の長も一緒になって観戦だものwwwま、文化の違いだね(笑)

日本vsコートジボアール戦は残念だったけど、まだあるし、
対バカチョン戦がないだけ、負けても気持ちよく戦える♪


さて読者の皆様も海外旅行経験がお有りの方も少なくないと思う。
ブラジルに観戦に行かれるサッカーファンもいらっしゃることと思ので、
同じラテン国家に住んでいる私が、皆様に釈迦に説法を承知で、
海外旅行心得をお話ししたい。

記事にあるような事件は、日本人旅行者には珍しくない。
日本は近年外国人が増えたこともあって、犯罪発生率が上がっているが、
世界的には犯罪率の低い国である。これは昔からである。

安全が普通の国で暮らしていると、海外でも同じ感覚を維持しており、
ついつい油断してしまうのである。ラテン諸国や途上国は貧富の差が大きく、
貧困層も止むに止まれぬ気持ちで犯罪に走るケースは少なくない。

まずは・・・

日本以外の国では犯罪には会って当たり前と考えることだ。

人を見たら泥棒と思えは言い過ぎかもしれないが、
貧富の差の激しい途上国では外国人観光客は、
ドロボーさんにとっては『よいお客』なのである。


海外旅行の盗難防止について



まず・・・


パスポートは海外における身分証明書であり、絶対になくしてはいけない。
これを無くすと、その国から出国もできず在外日本大使館で再発行するも、
ボロカスに叱られ、最低でも10日以上は当該国で足止めをくらうことになる。

これでせっかくの楽しい旅も台無しになる。

日本のパスポートは国際的信頼度が高いので、
どこの国でも、ほぼノービザで入国できるので、
特亜系犯罪組織や偽造屋には需要が大きいらしい。

私の場合はパスポートはホテルのセキュリティに預けるか、
鍵のかかるバッグやスーツケースにしまってホテルの部屋におき、
外出にはパスポートのコピーを持ち歩くようにしている。

ただし途上国の安宿では従業員も信頼できないので、
見るからに安そうなホテルは避けたほうがよいだろう。
学生時代に一度失敗したのだが、格安ホテルはノミなどもいるからお勧めしない。

パスポートは服の中に首から下げる薄い生地の入れ物がよい。
持ち歩くならこれを利用するか、肩掛けバッグに入れる場合は必ず襷がけにする。
デイパックは外側のポケットは厳禁、必ずメイン収納の奥に入れる事。


海外旅行の盗難防止について

                パスポートは海外における身分証明書


これは現金についても同じことが言える。
クレジットカードやトラベラーズチェックも現金よりかは安心だが、
それでも一定額のキャッシュは持っていなくてはならない。

年配の女性に多いのだが、ハンドバッグに所持金すべて、クレジットカード、
パスポートを入れて、それを引ったくり・置き引きにあったり、強盗に奪われて、
せっかくの旅行も終了になるケースだ。

外出時の現金は必要最低限の額だけ持ち歩く。
それも全額を財布に一括して入れるのではなく、
現金は何箇所かに分散することがポイントである。

貴重品(パスポート・現金・クレジットカード)は、
分散させ一緒にまとめないことがポイント。



海外旅行の盗難防止について

            便利品ではあるが、これごと盗まれたらどーする?
            この商品を使うのは、日本国内だけにしておこう。



旅行品店や空港などで首からぶら下げ、服の中に隠し持つ小袋が売られているが、
あれは暑い地域では汗まみれになるし、薄着だから外見でバレれてしまう。
服の外側にぶら下げている人が時たまいるが、盗んでほしいのか?・・・

ウェストポーチも腰に巻いても安心はできない。国によっては
カッターナイフでベルトを切られて持ち去られることもあるので、
出来るだけ薄手のタイプを選んで上着の下に隠せるようにしよう。

ベルトの裏側に紙幣を隠せるシークレット・ベルトも役に立つ。
現地では安く市販されているのでこれを購入するのもよい。
私も100ドル紙幣が6枚入るものを一本もっていて重宝している。

さらに・・・

私はジーンズのポケットの内袋の裏にさらに小袋を縫いつけたり、
背腰にあたる裏側部分に、マジックテープで着脱可能なメッシュの小袋
取り付けてそこに数百ドルを隠しておくように工夫している。

またカバンやデイパックなどにも隠しポケットを自作してある。
こうすることで強盗に襲われても、全財産の被害は免れる。
ただしあまり多くの場所に分散すると、どこに入れたか忘れるので控えもあったほうがよい。



海外旅行の盗難防止について

              便利なグッズだが暑い地域や季節では持ちたくない。


強盗に襲われたときは、絶対に逆らってはいけない。
メキシコでもバスや路上で強盗に襲われ、バッグや財布・現金を渡すことを、
拒否して射殺や刺殺されるケースは現地人、観光客の別なく珍しくない。

とくに腕力に自信のある人、格闘技有段者の人は要注意。
腕に自信があるからと言っても、ピストルには敵わないでしょw
途上国では拳銃所持の強盗は多く、射殺される被害も増えているのだ。

この場合、財布に100ドル前後分の現地通貨をいれておき、
中身を強盗に見せて、現金だけでも渡せばたいてい納得してくれる。
強盗さんも現金だけが欲しいので、命まで狙おうという訳でない。


海外旅行の盗難防止について

              拳銃強盗はラテン諸国でも多い。


しかし・・・

あまり金額が少ないと、それは外国人にはありえないので、
疑われて逆上されると危険なので『保険』だと思って、
彼らの『仕事になった♪』くらいの金額は渡した方が無難ではある。

1万円くらいで命が助かれば安いものではないか。
強盗といっても職業的なものはでなく、貧困ゆえの犯罪が多いので、
犯人も根っからの悪人という訳ではなく、金さえ渡せば問題ない事が多い。

あと、よく言われることだが、ショルダーバッグは斜めにタスキがけし、
片手で軽く押さえるように持てば、ひったくられることはまずない。
デイパックも背面ではなく、前面に抱えるように持つほうがよい。

私はレストランやカフェに入ったときも、背面が壁でないかぎり、
ショルダーバッグはタスキがけのまま身につけて席につく。
イスの角に引っ掛けるようなおき方をしてはいけない。


海外旅行の盗難防止について

              これがショルダーバッグの基本的な持ち方。



以上、旅なれた方々には常識だが、海外旅行が初めての方や、
団体ツアーしか経験のない方は、最低限必要な注意事項である。
必要以上の緊張を強いるつもりはないが、防犯知識は大切だ。

要は、泥棒さんのカモにならぬよう隙を与えないことである。
不注意から旅が台無しになるよりは、はるかに良いだろう。
旅の心得を知り、楽しい旅行にしたいね!

   備えあれば患いなし!


海外旅行の盗難防止について

                ってやんで~何が海外観戦だってよ、
                ここでも十分観戦できるよな、親父!
                ハイ、ハイ、次のギリシャ戦はぜひ、
                頑張ってほしいっすね。おっとっと・・・





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Posted by トラネコ at 00:00│Comments(6)社会
この記事へのコメント
海外などほとんど行った事のない私が偉そうな事など言えませんが、はっきり言って日本と同じような低い防犯意識のまま軽率な行動を取って被害に遭うような人はおバカさんとしか思えません。欧米の文明国でもスリや引ったくりは当たり前な訳で、それが途上国となれば推して知るべしです。100%安全ではないにせよ女性が夜一人で出歩ける日本は世界の中ではある意味異常な国なのですから。こう見えて私も昔はボクシングをやっていた柔道有段者で現在は空手を3年程やっておりますが、以前職場のグループでハワイに行った時、一緒に行った他部署の女性から美味しいエッグタルト買いに行くからチャイナタウン付き合ってよ〜♪とせがまれ、失礼ながらその人はだいぶ外見の不自由な方だったためぶつくさ不満を言いながら渋々付いて行ってあげましたが、今思えば彼女はだいぶ旅慣れた人だったため用心棒として使われたのでしょう。もっともおっしゃるように鉄砲弾を喰らえば私など一たまりもないので、最小限の被害に抑える手段はきちんと講じなくてはなりませんね。
まあ油断や危機意識の欠如が原因で犯罪の被害に遭うのは恥ずかしい事かも知れませんが、逆に言えばやはり治安の面では日本がどれだけ恵まれているかという事で、とうとうモーロクし始めたとしか思えない石原の爺さん始め移民推進などと短絡的な事を抜かしている連中には移民が大量に入って来ればこんなもんじゃ済まないと言う事を一昼夜問い詰めてやりたいですね。
Posted by 奥州力 at 2014年06月17日 06:41
奥州力様
おお、あなたは格闘技の達人でしたか。
以前コメントくださってた読者の方も空手家でしたっけ。
私は下手糞の空手を3年ほどやってましたが、物になりませんでした(笑)海外でも外見が厳ついとか大柄なら、それだけで結構有利ですね。私は童顔で小柄なので、いつもはサングラスをかけて早足で歩いてます。

今のところ私は一度も怖い目にも、盗難にも会ったことはないのですが、やはり出張や旅行で遠出するときは、それなりに注意はしています。今は慣れたのであまり緊張感はないのですが、帰国すると本当に心からリラックスしますね。日本最高!って気になります。

でも仰るように窃盗や泥棒が日常の外国人労働者が移民してくれば、日本人の危機意識も変えないとえらいことになりそうですね・・・
Posted by トラネコトラネコ at 2014年06月17日 07:49
そうなんですよ

海外旅行に行くと、治安の良い国いかにもってかんじで日本人いるのでひったくりやすいのよね。
私は、スーツケースは巨大なのを持っていくので、友人達と話し混む時にはスーツケースの上に座るか荷物を囲むように人が立つかにしています。

スリやひったくりはよくみてきたので、上着の下に鞄をかけヒドいときはそのまま上着を閉じています。

鞄を切って持っていくケースもあるので、本当油断できませんよね。
安ホテルだと、現金もパスポートも預けられないし、カードも危険
だからよくトラベラーズチェックを使っていました。

もう、今は、仕事が仕事だけに海外なんてとんでもないけれど、、、

退職したらまたいってみたいです
Posted by レン。 at 2014年06月17日 07:54
レン様
まあ、スーツケースのひったくりはないと思うんですよね(笑)
私も旅行好きなものですから、荷物は出来る限りコンパクトにするんで、盗難に対しては結構気を使いますね。しかしどうも若い頃の癖が抜け切れなくて、今もバックパッカーやってますが、荷物の量は減りました。さすがに今は野宿はしませんから、テントやコンロなどは持っていきませんので(笑)
Posted by トラネコトラネコ at 2014年06月17日 10:15
私も ボーッとしてるタイプです。
窃盗犯からしたら 鴨ネギですねー!用心してても抜けてますので 今回の記事のショルダーの持ち方、お金の分散、パスポートをコピーするのは思い付か無いので 大変 参考になりました。

日本人のサポーター何て W杯で浮かれ しかも現地入りですから それだけでも興奮して隙だらけ鴨ですネッ! パスポートを盗まれたり紛失すると 大目玉のお叱りが待ち 帰国も儘なら無いんですねー!

流石 メキシコ 海外在住の トラネコ先生の御指南 参考になりました。

負けたのに 渋谷では ハイタッチだけでは無く 通りすがりの女性の胸を揉んだりの痴漢が続出。

阪神ファンのトラキチとは サッカーファンはタイプが違いますねー!阪神優勝しても流石に痴漢は無いですねー!

海外のタクシー等も 怖いですね。今年の最初に新婚旅行のカップルの男性が殺されたり タクシー運転手と窃盗暴行犯が手を組んでたら旅行の邦人は「命」だけでも助かる様にしないと行けませんね。
Posted by 兵庫県民 at 2014年06月17日 15:06
兵庫県民様
私も基本的に抜けたタイプなんですが、小心者なのでそれなりに用心深くないっています。強盗被害はむかしボリビアで一度あります。強盗というか劇場型の巧みな詐欺dすけどね。実に見事な連係プレーで泥棒さんに脱帽ですわ(笑) 被害額は2百ドル弱くらいですが、現金を分散していたお陰で、全額被害はありませんでした。それと海外のタクシーは事情がわからないうちは、ホテルで待機しているものや、ホテルから呼んでもらうほうが安心です。割高ですが安心です。こういう安全面にはケチらないことですね。
Posted by トラネコトラネコ at 2014年06月17日 23:57
 
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