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大麻について考える

2016年11月04日

安倍昭恵首相夫人が語った「大麻と高樹沙耶」
安倍昭恵首相夫人(54)が「週刊文春」の取材に応じ、大麻についての見解を語った。 

「私自身、大麻自体を悪いと思っていません。吸引に関しては、法を犯してはいけない。ただ私も山口県で(栽培の)免許を取りたいと思っていました。 産業用は毒性がほとんどない。元々麻は自生していた植物なのに、なんでここまで取り締まるんだろうと思っています。 トリカブトだってそこら辺に生えているのに」

また昭恵夫人は、10月25日に大麻所持容疑で逮捕された元女優の高樹沙耶容疑者(53)と親交が深く、 「逮捕されてショック」と周囲に語っていたという。

高樹容疑者との関係についても、本誌の取材に「ハワイでシュノーケリングを教わった」などと答えている。 詳細は、週刊文春11月2日発売号が報じる。
週刊文春Web 2016.11.01 16:00
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/6736

<関連記事>
高樹沙耶逮捕報道の中、安倍昭恵が小池百合子との対談で
「日本を取り戻すことは大麻を取り戻すこと」宣言

リテラ 2016/11/1 12:00
http://news.merumo.ne.jp/article/genre/5270108

<参考サイト>
大麻を正しく考える国民会議
http://www.taimasou.jp/


大麻について考える

       過疎・高齢化に悩む鳥取県智頭町の「町おこし」の一環で、
       伝統的な大麻栽培の復活を支援する安倍昭恵首相夫人
                ・・・週刊SPA 2015年12月15日号より



大麻について考える

                大麻草


先日、元女優の高樹沙耶が大麻所持および使用の疑いで逮捕された。
彼女は女優引退後石垣島に移住してナチュラリスト生活を送りながら、
医療用大麻の合法化を主張して参議院選挙にも出馬し落選した。

私はこれ自体別に興味も関心もないが、高木の主張に一理あると考えている。
そもそも大麻という植物は麻薬とは無関係の普通の生活の材料だったのだが、
糞GHQの余計な要請で今は大麻=麻薬の印象が強い。

今日はその誤解の多い大麻について考えてみたい。

日本で「麻」 というのは大麻以外に亜麻(リネン)、苧麻( カラムシ、ラミー)、マニラ麻、
サイザル麻、洋麻(ケナフ)、黄麻(ジュート)
等で作った麻系繊維の総称で、
日本原産種の大麻とその他の「麻」と区別するために、戦後から大麻と呼ぶようになった。

大麻が大麻取締法で禁止されたのは、日本が米軍占領下にあった昭和23年、
GHQの要求により大麻の成分が麻薬作用があるからということだったらしい。
それ以前、大麻は農家で繊維をとる目的で栽培されていた普通の植物だった。


大麻について考える

           大麻をデザインした様々な工芸品


実は大麻は日本の歴史には古くから登場する植物であり、
庶民の生活はもとより、天皇家や神社の神事ともかかわりが深く、
日本人の生活や信仰にも深く根付いた植物だったのである。

日本で大麻を生活に取り入れてきたのは古くは縄文時代からである。

福井県の鳥浜遺跡からは1万年前の大麻の種が発掘されており、
当時から大麻は生活用植物として栽培されていたことがわかる。
また大麻製の縄も発掘されておりこれは世界最古の大麻製品である。

約一万年も前から衣服、縄、燃料そして食用として用いられてきたのである。
そのためか地名に麻のつく土地も大麻、麻布、麻生、麻田・・・など全国各地に多数ある。
麻の字が付く地名はたいていは麻の栽培地域だといわれている。

そばやうどんに使う七味唐辛子の中にも麻の実として含まれている。
麻の実は高タンパクで各種アミノ酸・ミネラルが豊富に含まれている。

万葉集にも・・・

  あさごろも(麻衣)着ればなつかし紀の國の妹背の山に麻蒔く吾妹

     意味:麻の衣を着ると妹背山で麻を蒔いていたあの乙女を思い出す




大麻について考える

          昔は普通にあった大麻草で作られた製品
          高千穂町の麻栽培より


大麻は古来より「穢れ」を払う霊力をもった草とされ、
神主が使う祓い清めの道具「大麻」にも用いられてきたし、
昔は神職の衣服の材料や神社のしめ縄も大麻で作られていた。

伊勢神宮のお札「神宮大麻」も現在は紙製だが、その昔は大麻草が使用されていた。
これらは古来からの神道の習慣として大麻が使用されてきたもので、
大麻草が穢れを祓い清める神聖な素材であることの証拠でもある。

また皇室においても大麻は強い生命力と神の依り代と考えられてきたようだ。
古事記の「天照大神の天岩戸隠れ」に、天照大神を天岩戸から出す宴会シーンに、
天太玉命が沢山の勾玉を付けた大麻をもって舞ったという話が出てくる。

天皇の即位の儀式である大嘗祭にお召しになる麁服「あらたえ」も、
宮中の祭祀をつかさどった天太玉命を祖とする忌部氏直系人の御殿人により、
織られたものを使用しており、大麻が非常に神聖な材料であったことがわかる。


                長吉秀夫著「大麻入門」(幻冬舎新書)より
 

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               神主のつかう大麻。
         現在は紙製だが昔はその名の通り大麻製だった。



そんな我々日本人には身近な素材であった大麻だが・・・

大麻草にはそれを用いると幻覚・妄想・興奮をもたらす成分があるので、
麻薬や覚せい剤の一種として、その所持や使用を法律で禁止している。
また大麻は習慣性があるされるが、たばこや酒ほどの強さはない。

GHQからの大麻栽培・所持・使用禁止要請とはこれが原因らしいのだが、
一説にはナイロン繊維を日本で普及させる為、大麻栽培を禁じたともいわれる。
オカルト的には大麻の霊的パワーを封じ日本再生を阻むためともいうが・・・。

また大麻吸引では幻覚も幻聴もないという。
これはかつてアメリカが作った大麻課税法の一環でデッチあげられたらしい。
そういえばマリファナ吸った人が幻覚などは見た話は聞いたことはないわ・・・。

大麻=マリファナとした麻薬でみても人体への悪影響はない。
例えば、暴力性を助長する作用はないし、吸い過ぎで死んだ人もいないし、
マリファナの薬物依存性も習慣性も酒やタバコやパチンコほどの効果もない。


大麻について考える

      
               薬物乱用の科学
     http://sekatsu-kagaku.sub.jp/drug-abuse-science.htm


しかし一方で、その成分を医療用として効果的に使用できる事実もあるのだ。

大麻に含まれているカンナビノイドという成分が癌やアルツハイマー、膠原病・・・
など250以上の疾患に効果があるという研究報告がされており、
医療用大麻は世界的に認知される傾向にある。

例えばアメリカでは25州が医療用大麻の使用を認定しており、
カナダ、オーストラリア、EU諸国、コロンビア、チリ・・・なども合法化しているが、
わが日本では研究することも禁止されているというバカげた現実がある。

もちろん医療用も嗜好用といっても種類が異なるのではなく同じ大麻草である。
その使用法、目的で区別しているだけである。目的によって善にも悪にもなるうる
まさに大麻も刃物や武器と同じで薬にも毒にもなるのである。

     
    医療大麻って何?What is medical cannabis? たかぎさや


さらに医療用大麻には癌治療に効果があるという研究報告もされている・・・
 ↓
米政府が大麻でガン細胞が消滅することを認める
http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-12066609907.html

カンナビスでガン細胞が死滅する衝撃的映像
http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-11997513423.html

がんの治療と医療大麻:米国の国立ガン研究所(NCI)が
マリファナの抗癌作用を正式に認める

http://togetter.com/li/125064


大麻について考える

             世界の医療用大麻の許認可状況
   青:合法・解禁 水色:非犯罪化 桃:制限付き違法 赤:違法 灰:不明



こうして大麻という植物を歴史的・文化的にみていくと、
皇室や神道の儀式や事物にも大麻は神聖な存在であり、
日本人の暮らしや医療分野ではとても重要な植物であることがわかる。

大麻を単なる麻薬や覚せい剤といっしょにして忌み嫌い、
犯罪臭の漂う草として印象付けるのはGHQの陰謀?とは言わないが、
日本人の文化的価値観から見ても、ハッキリ間違いだといえるだろう。

捕鯨にしても日本の伝統的文化に根付くものに悪いものはないと思う。
現代的西欧型価値観というフィルターで日本文化を見るのではなく、
今もう一度日本人の視点から日本文化を見直す時代になっていると思う。


大麻について考える

        大事なのは大麻も武器も使う目的と使用法だよね。








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Posted by トラネコ at 00:00│Comments(22)文化
この記事へのコメント
トラネコ様

大麻ね~

私達の世代ってマリファナって言ってましたよね。
私は経験ないですが、吸ってた人知ってます。

どんな感じ?っていい感じ~ってww
私は自分の生い立ちが大変で、其処に向き合う事と頑張るを信条としてたので
逃げる事拒否してたので、いつも正常でいようと心がけしてたので誘惑なかったです。

まっ私の知る限りマリファナ吸ってた子が反社会的行為した子はなかったですが、今は時代も変わってるので一概に言えません。

麻は悪くないです。
麻の花の部分が幻覚作用があるそうですが、酒もそうですよね。

人間は緊張緩和したいのです。
それが自分の力でできない時は酒やギャンブルに走るのです。最悪薬物依存ですね。

大抵の人はストレス感じつつマトモに生活してるのですが。

私は辛抱のない弱者をはけ口にする奴は死刑にして欲しいって思います。
Posted by うさこ at 2016年11月04日 00:57
そうですねえ。「タイマ」も本当は「オオアサ」で本来であれば区別すべきですが、やはりマリファナから覚せい剤への流れを危惧しているのでしょう。確かにマリファナのみで考えると依存性や毒性は低いかもしれませんが、これが暴力団などと繋がり覚せい剤等の薬物へと発展しやすいとなるとお酒やタバコとはまた違う面でのリスクになりますから。お酒やたばこは税率で制限してますけど、マリファナは今のままで厳しい取り締まりで良いと思います。おまけにこの女優さんが放射脳だったので余計に「やっぱりマリファナはダメだなあ」と感じてしまいますね。

ちょっと違う目線でみるとマリファナが無くても日本の医療がある程度発展してると考えると、無くても問題はないかもと。それに「縛り」があるほうが日本人は力を発揮してもっと良いモノをと動きますから医療用を認可しなくても、とも考えてしまいます。ただ、農業用には賛成です。日本の「衣」の自給率はとても低いのでこのままでは輸入が止められたらまた、戦争の流れになりかねません。

ほぼ、GHQが麻を禁止にしたのは日本文化の破壊だろうとは思います。農業では麻を植えると土地が生き返るとまで言われますから。ですが、結果論ですけど、ヒトはそんなに出来た種ではありません。欲に弱くそのためなら同種の命を平気に奪います。そう考えると大麻の取り締まりというのも仕方がないのかなあとなってしまいますね。
Posted by おしょう at 2016年11月04日 07:15
我々のキャンバスの布は麻布ですね。
但し、麻科は大麻だけであり、家庭用品品質表示法による麻とは「亜麻」と「苧麻」だけをさすということです。ふたつとも麻という文字がはいってますが、大麻とは別物なのでしょう。

以前、五島美術館所蔵の、日本の古い絵で、麻布の上に白色の地(恐らくは胡粉や白亜のような炭酸カルシウム)で地を作って、その上に墨線描で書かれた、川向こうの家畜小屋の動物を覗く構図の絵がありました。かなり古いものですが、ちゃんと定着していて、川の波の美しい描線がはっきりと見えました。こちらは日本麻でしょうか。

日本麻について。
http://ameblo.jp/yoakenoasa/entry-11629066579.html

このブログ主も同様に、西欧的価値観による日本大麻の撲滅を危惧しているようにも見えますが、彼によると日本大麻布の特徴は

①柔らかい。
②洗いやすい。
③驚くほど速く乾く布である。
④蒸れない。
⑤強靭である
⑥夏涼しく、冬暖かい。
⑦火に強い
⑧無農薬の布であること
⑨静電気が起きない

ということです。

いずれにせよ、日本人も少しは自分の頭で考えてほしいのです。が・・・なにしろ憲法も日本画のカテゴリーも、全てアメリカ人が作ったものなのに、それを変えてはならない、などとのたまう人が沢山いる国ですからね(アメリカ人が作ったことすら知らない人も多いのでしょう)。
情けない。
Posted by 牛虎の金さん at 2016年11月04日 13:19
うさこ様
同意です。
そうですね、マリファナは70年代のヒッピー文化のころに流行ったのが日本で最初でしょうか。まあマリファナにせよ、酒たばこにせよ、安堵感や多幸感などを求める分には問題ないでしょうが、他人や社会に迷惑だけは勘弁ですね。もっとも大麻はそういう意味では大迷惑していますから、日本文化のためにも大麻の名誉回復をすべきですね。



おしょう様
若干異論あり。
>これが暴力団などと繋がり覚せい剤等の薬物へと発展しやすいとなると・・・
ならばアメリカのカリフォルニア州や、オランダみたいにマリファナを一般に解禁すれば、暴力団組織の資金源にはならないでしょう。禁酒法時代の事を考えても禁止はかえって逆効果だと思いますよ。

>マリファナが無くても日本の医療がある程度発展してると考えると・・・
日本の医療が進歩してどうこうではなく、大麻から癌治療薬とか認知症治療薬など、いろんな治療薬が開発されることは、人類にとっての貢献になると思います。それこそノーベル賞ものですかね。それほど古代から愛用されてきた大麻は、ある意味神聖、かつ人間にとってとても有効な植物なのかなと思います。

ちなみに私個人は現段階では、大麻の乱用を考えると禁止かなあ、と思っていますが、将来的に一定の使用目的や栽培法、購入条件が明示されれば解禁もありかと思います。



牛虎の金さん様
同意です。
そうですね、キャンバスは麻ですね。
ただ近年の私は砂や特殊な顔料、化学溶剤なども使う、ミクストメディア式で制作していますので、伸びや引っ張りに強いナイロンキャンバスを使っています。

「苧麻」は別種の植物ですね。沖縄の八重山上布は苧麻を使っていたと思います。伝聞では八重山上布は夏の着物として快適だったので、秀吉公もご愛用だったとか。

五島美術館所蔵の古い日本画って誰の作品でしょうか?
日本画の場合はたいていは和紙や絹地ですが、時々板地もありましたが、麻布というのは知りませんでした。
Posted by トラネコトラネコ at 2016年11月04日 20:25
トラネコ様

確かに全面解禁という方法が暴力団排除に繋がるかもしれませんね。英国は賭博が全面解禁で皇太子のお子様のお名前も賭け事の対象になっていましたね。あれも、曖昧ですがそういう側面があったとうろ覚えですが。

ただ、どうしてもその「世界でこう成功しているのだからと」とされる事に対して警戒感というか「比較」してはならないと私は考えてしまうので、逆に厳しく取り締まってその中で限定区域や特区のような形で研究や栽培が良いのかなあと考えてしまいます。

他のサイトでもこの夫人の話題があり、やはりマリファナに対して厳しい姿勢が見られて私と同じだなあと感じたのですが。反面、農業の麻として広まってほしいなあという葛藤もあり、なぜここまでアレルギーがあるのかと考え、その理由の1つがおそらくなのですが。薬物の取り締まりは厳しいのに、その罰則が軽くて再犯が目立つ、特に芸能界ですね。そういうのを見てしまっているというのも大麻に対して厳しい姿勢があるのかもと思いました。
Posted by おしょう at 2016年11月05日 06:55
トラネコ様

日本画(フェノロサ以後)ではなく、かなり古~い、前近代日本美術です。
作者の名は知られてないものだったと思います。
よく覚えていませんが、もしかしたら、日本最古の白描画だったかもしれません。
Posted by 牛虎の金さん at 2016年11月05日 17:00
因みに私は、
近代以後の「日本画」と呼ばれてるものは、フェノロサ以後の、洋画に対抗する疑似伝統美術としての実質近代絵画である「大日本帝国絵画」の略であって、日本食のような、前近代からのその分野の継承を総合して指している意味での「日本~」とか「和~」とは区別しています。

こうした区分は、学術的には定着していると思われます。

懐石料理も割烹料理も蕎麦も寿司も・・・多少の変化があろうと、とにかく近代以前の継承を日本食と言うのですが、例えば前近代から続く水墨文人画等は日本画ではありません。これは完全に矛盾しています。

テレビなどでは、いまだに雪舟を日本画家などと軽々しく言いますが、だとしたら、今日の水墨画家が日本画家でないのは、矛盾しますからね。
Posted by 牛虎の金さん at 2016年11月05日 17:11
もちろん詳細は伏せますが、私は大麻のやり過ぎでおかしくなった人間を多数見ているので率直な所大麻の全面解禁には抵抗感を禁じ得ません。しかし文化的、あるいは祭祀としての側面から見た場合、大麻が大変重要な役割を果たしてきた事は見逃せないと言うのも事実です。
オカルト的な見地からどうこうは何せ目に見えない世界の事なのでよくは解りませんが、蒙古襲来の際に各地の寺社が祈祷を行った結果蒙古軍は敗退し更に嵐に見舞われて海の藻屑と消えたと言う話は有名ですし、大東亜戦争の際にも同じような事が行われ、数の暴力を覆すには至らなかったもののルーズベルトを死に追いやる事は出来たというような話もありますので、人知を超越した何かの影響はあるのかも知れません。欧米にも当然そう言った類の団体は多数ありますから、オカルト的見地から大麻を禁止したと言うのもあながちヨタ話で片付ける事は出来ないのではないかと思います。
また今日聞いた所によれば、三重県の方で神社における祭祀目的の大麻栽培の許可取得を目指す動きがあるとの事です。伊勢神宮のお膝元でこのような動きが生まれたと言うのは何とも画期的な話ではないでしょうか。
Posted by 奥州力 at 2016年11月05日 20:11
おしょう様
同意です。
>「世界でこう成功しているのだからと」とされる事に対して
 警戒感というか「比較」してはならないと私は考えてしまうので・・・
これは賛成です。
世界で「成功」?あるいは流行していることが正しいというなら、グローバリズム、TPP、ジェンダーフリー、軍拡、核武装・・・皆正しいということになりますよね。そうではなく、やはりその価値概念がそれぞれの国状や国民性における文化や価値観に合致するかどうかということが判断基準になると思います。

大麻に関しては既に述べたので繰り返しませんが、今後は国民的議論がどう動いていくのかが大事かと思います。一つの意見として、解禁してタバコの分類で専売制にして販売すればいいと思います。一箱千円時代にマリファナも二十本入り千円で売れるなら、まあそれはそれでいいかなと思います。



牛虎の金さん様
日本画も西洋画も厳密には時代における定義というのか、作画概念があるでしょう。例えば空間把握の概念にしても古来日本絵画のそれと西洋画のそれとは大きく異なります。しかし日本画だけの時代変遷を見ても平安時代の、例えば源氏物語絵巻と江戸の琳派とでは大きくコンセプトは異なるでしょう。

そういう意味では明治以降の日本画は、おっしゃる通り、西欧芸術の教育概念の中における日本的な絵画手法の習得みたいなものがあったと思います。しかしそれはそれでいいと思います。

例えば現代においていまだに美術大学でも西洋画とか日本画という分類ですが、厳密には西洋画=油絵、日本画=膠絵という素材の違いでしかないわけで、現代美術の分類では、日本画も西洋画もなく、平面と立体という空間における造形表現の区別でしかないと思います。

ちなみに私は水溶性の素材をベースにアクリル絵の具、岩絵の具、シェルマチェール、油彩画用顔料(ピグメント)、和紙、ステンドグラス用塗料・・などを混用していますが、こうなると何画になるのかわかりませんよね。



奥州力様
>私は大麻のやり過ぎでおかしくなった人間を多数見ているので・・・
おそらくそれも事実でしょうが、それなら酒をやりすぎておかしくなった人間は古来無数にいるでしょう。睡眠薬にしても、向精神薬にしても、何事もほどほどにしないと過ぎたるは及ばざるがごとしでしょう。

大麻草の煙に何かのオカルティックな雰囲気を醸し出す効果があるのかわかりませんが、後醍醐天皇も真言密教立川流に心酔したときマリファナを吸っていたとかいう話もありましたし、イスラムの暗殺教団も「仕事」前の祈りの儀式には、マリファナかハシシを吸っていたといいます。アメリカ先住民の世界でもシャーマンはペヨーテ(うばたまサボテン)を食べて幻覚を見て占いをしたとかいいます。

どうも大麻草もそういう宗教目的には欠かせない要素はあったのでしょうかねえ・・・
Posted by トラネコトラネコ at 2016年11月05日 20:37
神社なんかだと大麻を許可取って栽培してたりしてるので、神事の時なんかで神職がお祓いする大麻(おおぬさ)も大麻ですし、神宮大麻の頒布だってやってます。

もちろん生活にも密着するし、忍者なんかだと、麻の成長が著しく早い性質を利用して、飛ぶ練習に使ってたと聞きます。
苧麻( カラムシ、ラミー)、に関してだと、上杉謙信が衣類の原料として青苧座を通じて京都などに積極的に売り出し、莫大な利益を上げたり、江戸時代になると、上杉氏の転封先たる米沢の収入源にもなったくらいです。麻の衣料は涼しくて軽いですもんね。

>大麻製の縄も発掘されておりこれは世界最古の大麻製品である。
日本は縄文土器、ワイン、リゾット等々・・・世界最古のものが多いですもんね。シュメール文明が世界最古であっても9000年

>日本人の文化的価値観から見ても、ハッキリ間違いだといえるだろう。
日本は火山国で、地震も多いから氷河期くらいになると、文明が作られたとか聞いてるんで、人の営みや文化を形成するのに適した地だと思います。12000年以上前からわが国では文明があったわけですから、19世紀後半から続く西洋の感覚を取り去ってこういうものを見るべきです。石の文化で、金属のさびない、作物もできにくく、料理もまずい。マシなのは文化と外見そして金髪美女。そういう地域思考のままでは、くびきは続いてしまいます。

私は大麻が自治体によっては監視の下で解禁されたしたところや、逮捕者が出て禁止したりしたところもあるみたいですが、たばこや酒ほど依存度が弱いということは、私は今筋トレ、マラソン、女中毒なんでそれよりは依存度が少ないということなんですかね???だからと言って、捕まる危険冒してまでそんなことはしないですが・・・
Posted by やま at 2016年11月05日 21:14
日本はいつまで、GHQに洗脳され続けないといけないのかと、考えてしまうテーマですね。かく言う私も、大麻について知らなすぎました。先の元女優の一件も、センセーショナルに取り上げすぎましたね。
Posted by NTRC特撮軍団長・ヤラセロウ大元帥 at 2016年11月05日 21:34
トラネコ様

以前、梅原龍三郎が、膠と岩絵の具(鉱物性天然顔料のことをもっともらしくこう言う)を使って、いわゆる日本画家と全く同じマチエルで描いたものを、「これは日本画だ」と言って、御用批評家達に袋叩きになったことがありました。
このとき彼らが強く主張したのが
「日本画とは日本画家の描いた絵をいう」
という、トートロジー的な定義です。
つまり、梅原は、洋画家(非日本画家)に分類される故、
彼の描くものは、日本画ではなく、デトランプ(西洋膠絵)でなくてはならないのです。
水墨画家も、同様の手法で描けば、それは墨彩画という奇妙な名称の絵になります。

つまり、日本画とは、マーケット上で分類分類された日本画家の生み出す絵のことであり、様式や材料に依拠するものではありません。これが真実であり、唯一の日本画の定義です。

やはり江戸時代以前のものは、「日本画」ではなく、「前近代日本美術」とでも呼ぶべきものだと、私は思います。
時代により、ある絵画ジャンルの作風が変化するのは当然ですが、その絵画のカテゴリーが、伸びたり縮んだりするのは、おかしいと思います。
繰り返すようですが、雪舟が日本画家だとするならば、なぜ今日の水墨画家は日本画家ではないのでしょう。
Posted by 牛虎の金さん at 2016年11月05日 22:06
トラネコ様

日本人が取り扱ってた大麻草と大麻イコール幻覚作用のあるハッパと区別して報道するべきと思うのですが。

マスコミは大麻イコール麻薬って取り説です。

話題の元女優さんの事知りませんが。

彼女の家から押収されたのは幻覚症状を引き起こす花の部分と吸引パイプなんて伝聞あります。

昭恵さんは、喋りすぎ。

夫の立場考えるなら口を慎むべきです。

夫の立場利用して主義主張してると思うのです。

自分の言いたい事は孤軍奮闘して言わなければ。























後先考えたら迂闊に喋れないと思うのですが。。
Posted by うさこ at 2016年11月06日 00:20
やま様
同意です。
触法行為かどうかは別にしても、法的規制というのも時代や社会の変化によって変わるものですよね。卑近な例だと「ヘアヌード」というのも私の若いころは男性週刊誌のグラビアにでもちょっとでも「写って」いたら公然猥褻物頒布罪とかいうので罰せられたくらいです。大麻の扱いがどうなるのかわかりませんが、少なくとも大麻=麻薬というイメージは払しょくしたいですね。



NTRC特撮軍団長・ヤラセロウ大元帥様
同意です。
私も何年か前までは大麻は麻薬の一種くらいにしか知識はありませんでした。たまたま神社関係の事を調べているうちにそうではないことが理解できたくらいです。一般国民にはもっと大麻の歴史を知らせるべきですね。



牛虎の金さん様
すみません、私の視点がずれていましたので話がかみ合わなかったですね。
そうですね、おっしゃる通り「日本画」は西洋画の対立概念としての明治以降の「用語」ですね。ただ私は、絵画の厳密な学問的な分類に関してはあまり関心をもって考えてこなかったので、これに関しては特に意見はないのです。個人的には日本画、西洋画という区分には関心がなく、どんな材料で何を描いても「絵画」であるというく事ですね。



うさこ様
同意です。
朝日、毎日など売国マスゴミは、大麻が日本の伝統産業の一つだとか、皇室や神事に重要な要素などとは絶対に報道しないでしょう。もっとも文屋自身もそんなことも知らないと思いますがね。そのくせサヨク系人士がマリファナ吸えば何らかの擁護報道はするはずです。Wスタがきほんですからね。
Posted by トラネコトラネコ at 2016年11月06日 07:27
>大事なのは大麻も武器も使う目的と使用法だよね

もう、全てはこれとしか言いようがないです。

日本は古くから大麻の文化が根付いていますが、吸引する習慣は元々有りません。

https://www.youtube.com/watch?v=aaOTAdp0TX8&ebc=ANyPxKpxGFgQQpAuyBcaSP7pAYpzY11GaYE-X0I2qZEuqyqVsFjVg9Q0t0tFs4tSdb0iCuNjAS8bqQbH8v_k9p3rPUT8UOcWCg


共産党が執拗に大麻に反対してますねー。
Posted by きいろ香 at 2016年11月06日 16:26
きいろ香様
動画見せていただきましたが、なるほどアメリカでも大麻の禁止法は政財界の利権優位政策だったのですね。それにしても日本も情けないのは、アメリカに言われただけで伝統文化のひとつの大麻を禁止して、占領が終わって半世紀以上もたってさえ見直す気がないのは、憲法や軍備のコンセプトと同じく愚かしいに尽きます。 日本文化破壊が目的の日本共産党が反対する大麻なら、ぜひとも解禁すべきですね。
Posted by トラネコトラネコ at 2016年11月06日 18:11
トラネコ様

本当、捕鯨と同じですね。
GHQの取締りを受けた当時、大麻に関わっていた方々は、さぞかし「???」だった事と思いますよ。
当時からの洗脳のおかげで、大麻はずっとタブー視されて研究すら進んでいないそうなので、まずはそこから始めれば良いのではないかと思います。
ですが、先日も鳥取で、町おこしのために許可を得て大麻栽培をしていた大麻農家の人物が、吸引目的の乾燥大麻を所持していて逮捕されてました。
自分で育てた大麻ではなく、他所から入手した物らしいですが、大麻というと、こういうケチが付きます、なぜか。

共産党は便利なものさしですね。
Posted by きいろ香 at 2016年11月06日 18:48
>大事なのは大麻も武器も使う目的と使用法だよね
ホントこれ。煙草も中毒性が高いのですが何故か合法。

時間かかるけどじっくり議論して欲しいです。
Posted by 朝鮮とは距離を取ります at 2016年11月06日 20:19
トラネコ様

人ってあんまり体に良くないかもってのに惹かれる習性あるんでしょうかねww

夫は2回もガン手術してますが、タバコもお酒も止めません。

食事も野菜中心で和食って思うのですが、肉好き。

酢の物も、僕は酢嫌。マヨネーズっていってドバドバ掛けます。
日本人の体には、和食が合ってんねんでて言っても。。。

昔は某バーガー店のバーガーが好きで隠れて(私から)食べてたみたいです。

もう、今は流石に食べませんがww


人間の命はmax生きても100歳くらい?
健康の事ばかり生きてなんなのかな?です。

勿論、人迷惑は論外ですが。

タバコの煙も、私の子供時代なんて冠婚葬祭で集ってる所で子供がいてもオジサンはバンバン吸ってましたww

祖父も缶から葉を煙管に詰めてプハァーなんてやってました。

そんな劣悪なww環境で育っても60過ぎても元気に生き残ってるとはw

あれも迷惑これも迷惑、正しい事は一つでってのもある意味迷惑クレーマですね。
過剰がいけないんでしょうね。
世の中、持ちつ持たれつお互い様的な謙虚さを持つ人が集れば世の中いい感じになると思うのですが。。
甘いでしょうか?
Posted by うさこ at 2016年11月07日 00:28
きいろ香様
同意です。
大麻に関する啓蒙運動が大事ですね。
大麻=麻薬の偏見をなくなるようにしたいですね。



朝鮮とは距離を取ります様
同意です。
理解するための議論は大いにやってほしいですね。


うさこ様
いいじゃないですか、還暦越えるまで生きてきたんですから、ご主人の好きなものを食べさせてあげてください。私なんか50過ぎから食には関心がなくなってきて、今では食べることが面倒くさいと思うようになってきました。食べなくて済むならそれが一番いいですが、食べないと腹も減りますし、病気になって死にますからね。今は健康と生命維持できればそれでいいですわ・・・。
Posted by トラネコトラネコ at 2016年11月07日 21:01
私は大麻反対派です。日本産の大麻なら弱めでしょうが海外産吸うやつが出るでしょう。GHQより前の昭和初期に海外産大麻は規制されてますので。

医療用大麻ですがすでに世にでるのが遅すぎたと思います。
現状他の薬物よりも効能は低く、副作用も強い。わざわざ使う必要はありません。ガン治療及び250種類の病気に効く万能薬と持ち上げる輩もいますが根拠は動画とブログのみ。学術的資料が一切ない眉唾ものです。
Posted by 通りすがり at 2016年12月30日 22:59
通りすがり様
コメントありがとうございます。
大麻の一般使用の在り方や是非論については、いろいろ議論のあるところだと思います。しかし大麻本来の日本人の伝統文化としての認識や利用価値、生活との関係は見直していきたいですね。
Posted by トラネコトラネコ at 2016年12月30日 23:46
 
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