てぃーだブログ › トラネコ日記 › 社会 › 文化 › 人種差別について考える・その3

人種差別について考える・その3

2017年09月10日

白人至上主義への抗議、各地のコロンブス像も矛先に
アメリカでは、白人至上主義への抗議から南北戦争で奴隷制を擁護した南軍の記念碑を撤去する動きがあの人物にまで波及しています。

「こちらはセントラルパークの近くの広場なんですけれども、あちらの柱の上に立っているあの像、あれがコロンブスです。マンハッタンのシンボルの1つですが、こちらにも記念碑撤去の波が押し寄せようとしています」(記者)

全米では、バージニア州の白人至上主義者などの集会で衝突が起きたあと、南北戦争で奴隷制度の存続を訴えた南軍の指導者の銅像などを自治体が撤去する動きが広がっています。

さらに最近は、先住民の土地を奪い虐殺したなどとして、歴史的評価が分かれるコロンブスにも矛先が向かっています。メリーランド州のコロンブスの記念碑が何者かによってハンマーで破壊される様子の動画が公開されたほか、テキサス州ではコロンブス像に赤い塗料がかけられる事件が起きています。

そんな中、ニューヨークでは、市の当局者が記者会見で、コロンブス像を撤去すべきかどうかを検討する必要があるとの考えを示したのです。

 「彼は残虐なのに通りや広場に名前がある。撤去すべき」(広場を訪れた人)
 「どの銅像も誰かを怒らせる。全部壊すことになる。きりがない」(広場を訪れた人)


人種差別などの象徴として像を排除するのか、それとも歴史の一部として捉えるのか、一連の記念碑撤去の動きは古くて新しいコロンブス論争にも火をつけた形です。
TBSニュース 8月23日
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3137084.html


人種差別について考える・その3




先住民の土地を奪い虐殺したなどとして、
 歴史的評価が分かれるコロンブスにも矛先が向かっています。


メキシコを初めラテンアメリカ諸国ではコロンブスがアメリカ大陸に到達した、
1492年10月12日を「人種の日」として「発見」を讃えてきた経緯があったが、
90年代終わり頃、先住民や混血からこれに抗議する反対運動が始まり、
現在ではこの日を「先住民抵抗の日」としている国も増えた。

そりゃそうだろう、コロンブスが到達する以前から先住民はここに暮らしており、
コロンブスの到達からわずか6年間で約500万人以上の先住民が虐殺され、
まさにヒトラー顔負けの共産主義者と同じジェノサイドが行われたのだから。

何故西欧の征服者そこまで民族浄化を行ったのか?
その理由は実に単純明快、キリスト教徒だからだ。


人種差別について考える・その3

            中南米の征服者エルナン・コルテス
          メキシコ先住民の大虐殺と文化破壊の功労者


次の旧約聖書の一例をお読みいただきたい・・・

 「あなたの神、主が嗣業として与えられる諸国民の民に属する町々で息のある者は、
 一人も生かしておいてはならない。ヘト人、アモリ人、カナン人、ペリジ人、ヒビ人、
 エブス人は、あなたの神、主が命じられたように必ず滅ぼし尽くさねばならない。 」


                      申命記20章10~17節

 「あなたは必ず、その町に住む者をつるぎの刃にかけて撃ち殺し、その町と、
 そのうちにおるすべての者、およびその家畜をつるぎの刃にかけて、
 ことごとく滅ぼさなければならない。

 またそのすべてのぶんどり物は、町の広場の中央に集め、火をもってその町と、
 すべてのぶんどり物とを、ことごとく焼いて、あなたの神、
 主にささげなければならない。」

   
                      申命記13章15~16節

 「主はヨシュアに言われた『「おそれてはならない。おののいてはならない。
 全軍隊を引き連れてアイに攻め上りなさい。(中略)

 その日の敵の死者は男女合わせて一万二千人、アイの全住民であった。
 ヨシュアはアイの住民をことごとく滅ぼし尽くすまで投げ槍を差し伸べた手を
 引っ込めなかった。」


                      ヨシュア記8章1~26節


  旧約聖書のは異教徒を
  大虐殺せよ!と命じている!



つまり・・・

 キリスト教・ユダヤ教・イスラム教の原典・旧約聖書における、
 全知全能の神は、自分を信じる者には平等に愛を与えるが、
 異教徒には怒りと嫉妬をもって皆殺しせよと聖書には述べている。
 信仰心の篤い西欧の侵略者は神の教えに従ったまでなのである。


 この考えは共産主義国家の思想統制とまったく同じ発想である。
 共産主義思想を信じない者は人民の敵、反動主義者などとして、
 強制収容所で拷問、労働、処刑されてきた歴史と相似形をなす。



人種差別について考える・その3

       鬼畜の所業はナチスや共産主義者だけではなかった、
       神の名の下にヴァチカンの権威と軍事力を背景にした
       スペイン・ポルトガルは先住民の民族浄化を行ったのだ。

     

南北アメリカ大陸、オーストラリアは西欧白人によって侵略され、
先住民を虐殺して土地を奪ってできた白人主導の国家である。
これらの国の歴史を「人種差別の歴史」というならまさにその通りである。

アメリカ独立戦争の将軍、建国の父、初代大統領のジョージ・ワシントンは、
黒人奴隷を大量に酷使した大農場主でそれを基盤に政治家になった人物だ。

アメリカ独立宣言(人権宣言の規範)で有名な三代目大統領T・ジェファーソンは、
先住民の居留地への強制移住策立案、大量の黒人奴隷の所有者であった。

所詮立派な人物とされても、人種差別、白人至上主義がその根底にあるのだ。
もちろんこの時代は黒人は家畜扱いの奴隷が常識という社会だった。
しかしそれは神の意思に従って正しい事であり、皆熱心なクリスチャンだった。


人種差別について考える・その3

      我々の世代はジョン・ウエインの西部開拓時代の映画を見た。
      インディアンは常に悪者で、騎兵隊は正義と描かれていたが、
      この映画の登場でその認識は180度変わった。

      http://wolf.adolf45d.com/eigasoldier.html


     白人のバッファロー・ビルはこう言った・・・

 「インディアンは約束を破ったことはなかったが、
 俺たち白人は約束を守ったことがなかった・・・。」



もっと典型的な人種差別と白人至上主義国家は、
南アフリカ共和国とオーストラリアだろうな・・・。

南アフリカ共和国は17世紀中頃、オランダの東インド会社の中継基地として発達し、
次第に先住民をぶっ殺して奪った土地の統治範囲を広めて、先住民を奴隷化し、
酷使し、搾取して、アパルトヘイトで白人至上国家を築いた国である。

オーストラリアも1770年にJ.クックが到着して以降、英国の植民政策が進み、
先住民アボリジニ―を虐殺しながら本国から囚人を送って開拓した国である。
そして白豪主義を実施した民度の低い犯罪者系白人が先祖の国である。

いわばキリスト教をバックボーンにした白人至上主義という思想は、
先住民を虐殺し奴隷化しながら近代国家も建設してきたのである。
これを善悪の価値判断で断罪することは単純すぎるのである。


人種差別について考える・その3

         南ア共和国初の黒人大統領ネルソン・マンデラ
  彼はノーベル平和賞受賞者でアフリカ民族会議(共産主義政党)議長であり、
  対白人至上主義の闘志と持ち上げられたが、黒人同士の権力争いやテロ、
  黒人による黒人差別のリーダーだ。
共産主義政党が実権を握れば恐ろしい
  国になるという一例だ。そして黒人による部族差別は今もアフリカ各地での
  民族紛争に受け継がれ続いているのである。




さて次はまったく違う観点から歴史をみていこう。

ここで考えなければならない事は、南北アメリカ、オーストラリア、南ア・・・などは、
西欧白人の侵略と先住民虐殺による人種差別が国家成立の基盤であるが、
その過程はそうでも、現在国家の体裁を持てたのは白人の努力の賜物でもある。

だからそれぞれの国々の建国の英雄や国家に貢献した人は、
恐らくほとんどが人種差別主義者であった
と推測するのである。
その末裔の国民が、それをもって銅像撤去だのいうことが筋が通るであろうか?

もちろんその良し悪しは別として、恐らくアメリカ合衆国も南アもオーストラリアも
先住民だけならここまでの国家には発展させられなかっただろう、と思う。
人種差別は事実であるが、国家形成の礎と国家を発展させたのも白人である。


人種差別について考える・その3

       アメリカをイギリスの植民地から独立させたのは白人だ。


現実はアメリカは世界最大の先進国家になり、南ア共和国は生活水準・教育水準も、
他のアフリカ諸国に比べて遥かに高い国であることは事実である。
これが先住民だけで成し遂げられたであろうか?

しかし、南アに見られるようにアパルトヘイトが廃止され、
アフリカ先住民が自由に国中どこでも闊歩できるようになった結果
黒人による黒人差別が横行し、凶悪犯罪が多発しだしたのも事実である。

そして・・・

首都ヨハネスブルグ世界最悪の治安の都市になった・・・


     
      ネルソン・マンデラが政権取る前まではこうではなかった・・・


産業技術、インフラ、教育、福祉、医療制度、治安・・・
すべて白人の人種差別主義者が考案し実現させてきたのだ。
そしてその国を一流の国家にも発展させてきたのも白人である。

ちょうど日本が日韓併合で文明不毛の糞まみれの土人国家朝鮮を、
民度は別にしても、見た目だけは文明国に育てたのとおなじである。
しかし日本人は朝鮮人を差別するどころか同胞として扱う愚を犯したが・・・

その恩恵が受けられる国造りをした人々が人種差別主義者であったのだ。
さらに虐げられてきた先祖の黒人奴隷も建国に貢献してきたという事実を、
人種差別を糾弾する人々は忘れてはいないだろうか?

その国の歴史の中で白人だけを悪者として断罪するのは、
自分達の先祖も否定することにもなりかねないのではないか?


いや、さらに言えば、自分達の先祖を侮辱することになりはしないか?
銅像を取り壊したり撤去することは何か建設的な意味があるだろうか?
銅像撤去よりも先祖の苦労を讃え、建国への誇りを持つ方が先祖は喜ぶと思う。

しかし・・・

これはもしかしたら日本人的な先祖崇拝の発想なのかも知れないな・・・



人種差別について考える・その3

       ミズーリ州会議事堂前に立つT.ジェファーソンの銅像
       これを撤去せよという運動は今のところないようだが、
       リー将軍の銅像撤去するならこれもしないと矛盾する。



人種差別反対はその通りであるし、それで結構である。

しかしそれぞれの国の建国の歴史を冷静かつ正確に見て、
過去の人種差別主義者を現在の価値観で断罪することが、
本当に正しい行為だと考えるのは如何なものだろうか?

私は現在の人種差別を声高に主張する連中に対し、
いかがわしさと偽善を強烈に感じるのである。
賢明なる読者諸氏は如何お考えになるであろうか?


人種差別について考える・その3


人種差別について考える・その3


人種差別について考える・その3


人種差別について考える・その3

       人種差別と闘う高潔な人格と言行不一致の皆さまw




人種差別について考える・その3









同じカテゴリー(社会)の記事

Posted by トラネコ at 00:00│Comments(10)社会文化
この記事へのコメント
功罪で言えば罪の方が大きいね。あいつらが過去にやった事は許せない。日本には武士がいたから何とかなったけど武士がいなかったら今頃は白人の大統領だよ。近代化も素晴らしいとは思わないな。私は白人が来る前の日本が好きだから。世界が白人のやり方で染まっていくのは残念な事だ。
Posted by たなか at 2017年09月10日 19:58
チェロキー族は自分たちの文字を作りそれで憲法や法律、新聞等を作っていたのに涙の行進をやらされました白人は近代化に全く貢献していません。科学の発展と引き換えに命と自然と文化の多くが滅ぼされたのだからひゃくがいあっていちりなしです。
Posted by くたくたぴか at 2017年09月10日 21:05
「アイヌ民族って本当にいるの?金子札幌市議、『アイヌ、いない』発言の真実」(的場光昭著・展転社刊)によると、自称「世界大統領」の潘基文が国連事務総長をしていた頃、「先住民族の権利に関する国際連合宣言」が採択されましたが、オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・アメリカは反対しました。こんな宣言に賛成すれば、目玉が飛び出るような賠償金を支払うか、先住民を追い出し、虐殺して分捕った土地や資源を返還しなければならなくなるからです。この4ヶ国の言い分は、「宣言には自国の憲法や法律と両立しない条項を含んでいる」というもので、どんなに優れた宣言でも、国内法と両立しなければ実行できず、4ヶ国は法治国家として誠実な態度を示したとされています。この4ヶ国は、今日的視点で見れば、不幸な歴史を経て建国されました。しかし、現行の政府は、現代に生きる国民及び、未来に生きる国民に責任を果たさねばならず、「歴史観の相違」から、国を分断させてはならないのです。
Posted by NTRC特撮軍団長・ヤラセロウ大元帥 at 2017年09月10日 22:30
たなか様
同意です。
考え方によりますが、人種差別やジェノサイドを大々的に行ってまで、発展した国にならなくてもよかったでしょうね。原始的で素朴で文明の利器や社会がなくても平和で誠実に、のんびり生きれる社会の方が先住民にはよかったかも知れません。しかし現実はそうならなかったのです。だから現実を受け入れて生きていくしかないですよね。



くたくたぴか様
>白人は近代化に全く貢献していません
???
ここは理解できません。

>科学の発展と引き換えに命と自然と文化の多くが滅ぼされ・・・
この部分は同意しますが、上のフレーズと矛盾します。



NTRC特撮軍団長・ヤラセロウ大元帥様
同意です。
そりゃあ、先住民を殺して土地を奪って国造りした白人至上主義国家では、「先住民族の権利に関する国際連合宣言」には到底署名できないでしょう。しかし日本の場合、微妙ですね。よくアイヌは先住民といいますが、私は日本人すべてが先住民だと理解しています。

遺伝子の研究では既に、アイヌ人、本土人、沖縄人は非常に近似性のある遺伝子配列であることがわかっています。しかも現在純潔のアイヌ人などいない中、突然湧いて出てきたようなアイヌの人権って・・・しかも苗字には李とか朴とかいうアイヌってwwwまずこんなバカげた先住民は信用できません。
Posted by トラネコトラネコ at 2017年09月11日 06:39
近代化=白人の工業化ではありません、それでは日本も近代化していないことになりますし,アル中のアボリジニが「近代的」な刑務所に入れられようになることを近代化というのですか?
人は車や飛行機だけでは生きていけないので近代化=工業化(しかも白人に独占される)ではありませんよ。
少し意味が通じづらかったでしょうか。
Posted by くたくたぴか at 2017年09月11日 18:16
くたくたぴか 様
すいません、やはり意味がわかりません。
あなたのいう近代化とは何ですか?
近代化の定義してください。
Posted by トラネコトラネコ at 2017年09月11日 23:12
遅ればせのコメントで申し訳ございません。

コーカソイドとかコーカシアンという特権的名称が続いていることからも、
私にとっては白人どもの鼻持ちならない態度には、いまだにウンザリさせられることがあります。

しかし、今日、人種差別やレイシズムという言葉は、
グローバリストが、その反体勢力に張るレッテルです。
彼らは、共産主義者やユダヤ資本が望む、民族性を解体されて、支配しやすくなった、家畜の群れの如き雑民族の、奴隷の世界を作り出そうと必死だからです。
そのために、自民族と異民族を区分することが、すなわち差別主義だとして、断罪し叩き潰していくわけです。

これに比べれば、あの気に食わないコーカソイドのレイシストどものほうが、はるかにマシだとう言えるかもしれません。確かに不愉快な奴らですが。
Posted by 丑寅の金さん at 2017年09月12日 23:04
丑寅の金さん様
同意です。
歴史用語のほとんどはヘロドトス以来西洋史学が源流ですし、それにキリスト教思想が絡んできますから、まあ白人中心主義になるでしょうね。コーカソイドもコーカサス地方から由来していますが、あそこはヨーロッパではなくアジアなんですよねw

>今日、人種差別やレイシズムという言葉は、グローバリストが・・・
同意です。
日本にもいえますが、腐れサヨクに限ってジンケン、ヘイワ、反レイシズムという「錦の御旗」言葉を使いたがります。しかし実態は彼らこそ、差別主義者で好戦的な悪辣非道な詐欺師なのは、日本共産党というテロ政党の歴史でわかります。
Posted by トラネコトラネコ at 2017年09月13日 06:47
日本人が単一民族としてまとまれたからそう思えるだけだと思います。
白人が社会基盤を~と言ったってアステカやインカの様に独自の秩序を構築できていたところもあった訳で、あのまま健やかに成長できれば近代国家化できただろう、と言う場所もあります。
そういうジレンマに外野の人間があーだこーだ言う事はおこがましいと感じます。
Posted by なめこ at 2017年09月24日 06:18
なめこ様
すいません、仰りたい事がよくわかりません。
Posted by トラネコトラネコ at 2017年09月24日 08:09
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。