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なぜ五輪衣装はかくもダサいのか?

2021年06月21日

東京五輪表彰式アイテム発表 衣装は和の情緒と暑さ対策兼備
東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会が、五輪開幕50日前となる3日に大会の表彰式アイテム(表彰台、衣装、メダルトレイ、音楽)発表会を東京・有明アリーナで行った。

衣装のデザインは公募を行い、生駒芳子氏を委員長に迎えた審査会をへて、ファッションディレクターの山口壮大に依頼した。現代の祭典にふさわしい「新しい礼服」をコンセプトとして「かさね」「おり」「結び」「染」といった、和の情緒と暑さ対策など洋の機能性を兼ね備えたデザインを目指した。


生地は埼玉県飯能市、縫製を岩手県花巻市、染めは東京都、ベルト組紐は京都府宇治市、トレイは福井県蟹江市といったように全国の作り手によって手掛けられた。

山口氏は「和服と洋服の良い部分を組み合わせて、快適に着ていただけるようにしました。僕も(表彰台デザインの野老朝雄氏と)同じく『つなげる』ことを意識していて『おり』が1つの柄になっていくことを目指しました。大変だったのは、今の日本の物作りのクオリティーを正しく伝えるためにどうするか、ということ。全国の作り手の方々と作っていくことは大変であり、とても有意義なことでした。和服が織りなすたたずまいには情緒を感じます。洋服と違い、体の布の間に空間がある美しさを感じていただきたい」と話した。

衣装は、男女同スタイルのジャケットに、ワンピースとパンツスタイルの2タイプを用意。老若男女約500人のボランティアは、この2タイプから好きな衣装を選択する。衣装、トレイともにリサイクル素材を使用し、持続可能性に貢献することもテーマとしている。

東京大会では五輪が339回、パラリンピックが539回の計878回、表彰式(ビクトリーセレモニー)が行われる。【木下淳】
日刊スポーツ 2021年6月3日
https://www.nikkansports.com/olympic/tokyo2020/news/202106030000757.html


なぜ五輪衣装はかくもダサいのか?



しかし・・・

東京五輪が決まってから、これに関する・・・

ロゴマーク、ボランティア衣装、そして表彰式衣装、
すべてダサいしセンス悪すぎだろ(呆)



なぜ五輪衣装はかくもダサいのか?


なぜ五輪衣装はかくもダサいのか?

   これほどまで現代日本人のデザインセンスは、
   劣化、退化、鈍化してしまってたのだろうか?



古来より日本人の意匠力は世界でも突出して優れていた。
安土桃山時代から江戸時代においては飛躍的に進化もした。
江戸の着物の柄のデザインは現代でも十分通用するものだ。

20世紀においても日本のファッションデザイナイーは、
高田賢三、山本寛斎、三宅一生、森英恵・・・などは、
本場のパリやニューヨークでも世界的に評価されていた。

しかるに21世紀の現代において、しかも国家的な一大イベントである、
オリンピックの意匠にこのような低レベルのものが何故選ばれるのだろうか?
私は日本人のデザインセンスが劣っているのではなく別の理由があるとみる。


なぜ五輪衣装はかくもダサいのか?

                 ファッションデザイナー高田賢三

つまり・・・

こういうデザインを選ぶ選考委員会のメンバーのセンスの拙劣さである。
選考委員会の陣容に日本文化や伝統文化という感性・価値観がないのである。
そしてオリンピックというスポーツの祭典としての意義を理解していないのだろう。

だからせっかく公募をして日本的な文化的センスが反映された作品が、
応募者の中にあっても、選考委員に見る目がない為選ばれないのだ。
御時勢というのもあろうが、審査委員のレベル、質に問題があると私は思う。


なぜ五輪衣装はかくもダサいのか?

                  審査委員長の生駒芳子氏
                 このデザインを選んだオバハン



例えば、一回目の選考で選ばれた五輪ロゴマークは
盗作疑惑で廃案にされ、次は一般公募で選考された。
八百長疑惑が濃厚だった前回より公平さは担保された。

しかし選ばれたデザインはオリンピックのイメージはない。
市松模様が日本的なのはわかるが、ギンガムチェックと同じだ。
スポーツの祭典としての躍動感のイメージが微塵も感じられない


なぜ五輪衣装はかくもダサいのか?

              スポーツの祭典としての五輪でなければ、
             これはこれで完成されたデザインだが・・・



1964年の東京五輪は日の丸を象徴したシンプルなものだった。
これは躍動感とは別に戦後の復興した日本をしっかりと象徴した、
そういう意味でのスポーツの祭典としてふさわしい意匠だったと思う。

落選したロゴマークの候補の方が良かったのではないかと思う。
個人的には下のB案が好きである。シンプルかつスポーツの印象と、
躍動感も感じさせて
おり、市松模様の作品よりもふさわしいと思う。
                    ↓
なぜ五輪衣装はかくもダサいのか?


なぜ五輪衣装はかくもダサいのか?

               前の五輪ロゴは今見ても秀逸なデザインだと思う。


さらに五輪のボランティア衣装においても朝鮮時代の門番の衣装とそっくり。
いやそれ以前に、意匠感覚そのものが幼稚で田舎臭いダサさしか感じない。
市松模様の防寒ジャケットにしても何の工夫もないデザインだ。

これも名のあるファッションデザイナーさんの作品らしいが、
こんなセンスの人がアパレル業界の第一線で活躍できるんなら、
今の日本人のファッションセンスそのものが劣化しているのかもしれない。

当時も多くの国民から批判の声が上がったが、
こんな服着せられるのなら罰ゲームと同じ、
ハッキリいって恥ずかしいわ・・・


なぜ五輪衣装はかくもダサいのか?

               李氏朝鮮時代の門番の衣装からヒント?


なぜ五輪衣装はかくもダサいのか?

                 民話に出てくる笠地蔵かwww


それよりも法被屋さんがデザインしたものがネットに上がっていたが、
実に日本らしさを感じるし軽快さ、着やすさ感のある実用的な衣装だ。
私はこの法被型衣装なら記念に一着は買いたいとさえ思うな。


なぜ五輪衣装はかくもダサいのか?

               法被は祭りにも使われるし軽快感もある。
              オリンピックはスポーツの国際的祭典だ。




今回の表彰式の衣装も一応は公募だが、候補に挙がった他の作品を見てみたい。
審査委員長が生駒芳子というファッション・ジャーナリストだそうだが、
他のメンバーはどういう顔ぶれなのだろうか?

またデザインした山口壮大氏は、伝統を重んじることを大切にしながらも
「新しい礼服」をコンセプト
にこのデザインを考えたという・・・

 ●日本らしく
 ●次の時代の予感
 ●親近感
 ●エコ素材


主張はごもっともで何の反論もないが、出来上がった作品に
それらの要素が反映されているのであろうか?私はされていないと思う。
私の印象は温泉スパの従業員のユニフォームにみえたのだが・・・

また既に多くの指摘があるが朝鮮風な印象があるという。
まあそういわれればそうかもしれないが、いずれにしても、
作業着というか、表彰式に参加するイメージには程遠い。

なぜ五輪衣装はかくもダサいのか?


なぜ五輪衣装はかくもダサいのか?

               朝鮮の装束にインスパイアされているのか?

さて・・・

山口壮大氏は着物をアレンジしたファッションで知られているそうだ。
しかしこの表彰式の衣装に関しては日本の伝統はほぼ感じないし、
彼の得意とする着物のセンスがまるで生かされていない。

何かの作業着みたいな軽さはあるが、表彰式というある意味、
厳粛な儀式における衣装のデザインとしては如何なものか?
同じ作業着でも禅宗の僧侶の作務衣をアレンジしてはどうか?

私なら作務衣をスリムにフィットさせ、前開きを重ねのWのように閉じさせて、
袖を短くカットし通気性・吸湿性のある麻素材を使って暑さ対策をする。
幅の狭い帯を腰に巻いて、だらしなさを排除すると同時にアクセントにする。
そうすれば作業着っぽさが薄れ、フォーマルさが表現できるのではないか?



なぜ五輪衣装はかくもダサいのか?

         着やすさとか暑さ対策とかより単なる作業着のような印象だ。
      これなら作務衣を洗練させたスタイルの方が良かったんじゃないか?



真夏に行われるから涼しさを追及するのはよいとしても、
何かだらしない印象を感じるのは前開きで合わせがないからだ。
しかも暑いからといってサンダル履きは如何なものか?

サンダルにするなら草履か雪駄の方がまだ伝統に適うだろう。
かつての東京五輪は秋だったこともあるが伝統的和装のキモノである。
実際にみればわかるが、まさに世界が注目する日本を象徴していると思う。

とにかくこの表彰式用衣装には、勝者を称える表彰式という、
厳粛な儀式に用いるイメージはなく、実に軽い仕事着のイメージしかない。
これも採用した審査委員の文化的見識や教養、知性に大きく依っているが・・・

 TPOを理解していない発想だ。


なぜ五輪衣装はかくもダサいのか?

              表彰式(儀式的行為)にサンダル履きって・・・


なぜ五輪衣装はかくもダサいのか?

              1964年の東京五輪の表彰式の衣装は着物
           やっぱり女性の和装は上品なあでやかさが感じられる



なぜ五輪衣装はかくもダサいのか?

              長野冬季五輪の表彰式も和装のキモノだった。
            ならば今夏の五輪も夏用着物でいいじゃないか!



なぜ五輪衣装はかくもダサいのか?

                  2019年ラグビーワールドカップ

さらにわからないのだが・・・

なぜ開催直前になって表彰式の衣装を決めるのだろうか?
こんなものは既に決まっていたと思っていたが、いざ決まれば、
こんなセンスの悪いダサいデザインの衣装だ、何をかいわんやだ。

結局は現代の日本人全体の文化意識が劣化、或いは喪失しているのか、
グローバリズムという虚構の中で伝統文化の消失が進んでいるのか、
いずれにしても昔の日本人より質が落ちていることは間違いない。


それはさておいて・・・

今回の東京五輪は何か呪われているのではないだろうか?

ロゴマークやボランティア衣装のデザインから森会長辞任、
武漢肺炎パンデミックによる大会延期、売国サヨクどもの
五輪中止キャンペーン・・・など・・・障害が多過ぎないか?


個人的にはパンデミック終焉後に延期が良いとは言っていたが、
政府も東京都も強固な開催決定だから順調に行って欲しいとは思う。
しかし何か不吉な予感がするが、まあ杞憂であってほしいと願うが・・・


なぜ五輪衣装はかくもダサいのか?









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Posted by トラネコ at 00:00│Comments(3)社会
この記事へのコメント
「多様性」を重んじることが美徳のように言われる昨今、日本人は日本古来の作法を捨て、国会では某半島式のお冷やの飲み方が流行し、コンビニその他では店員が某半島式のお辞儀をしています。日本国内で、日本人の血税を投じて開催されるオリンピックのユニフォームが、何故某半島モドキのデザインなのでしょう?これも自虐史観の賜物ですね。
Posted by NTRC特撮軍団長・ヤラセロウ大元帥 at 2021年06月22日 09:30
NTRC特撮軍団長・ヤラセロウ大元帥様
同意です。
この五輪が決まって以来というもの、ロゴマーク騒動からボランティア衣装、森会長の揚げ足取り辞任、武漢肺炎パンデミックの延長・・・何かおかしな勢力がうごめいているような気がするのです。 日本人の劣化と並行した何かですが・・・
Posted by トラネコトラネコ at 2021年06月22日 21:55
これはマジメに見て

ダサすぎます。
Posted by あ at 2021年07月09日 06:12
 
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