酒・たばこの依存症を認め独占製造販売する政府の矛盾

トラネコ

2021年10月16日 21:00

【人生が一度めちゃめちゃになったアルコール依存症OLの話】
初めて依存症を友達に告白したら意外な提案が
にほんブログ村「コミックエッセイ」ランキングでTOP10に入るなど人気を博している、元アルコール依存症のアラサーOL・かどなしまるさん(「お酒がないと××できません」/@marukadonashi)。新卒で入った会社で人間関係に悩み、「ダメだ」とわかっていながらも、お酒を飲んでから出勤するようになってしまったという。


その体験記を新たに描き下ろしてもらったマンガをウォーカープラスで連載中。自分の中だけですべて完結していた今までの自分を変えるため、初めて依存を友達に告白した第17話の掲載に合わせ、当時の心境を振り返る。 ※アルコール依存症は完治しない病と言われています。著者の個人的な見解で、一番ひどい状態にあった過去と区別するためにタイトルで「元アルコール依存症」と謳っていますが、著者自身も自分の依存症が完治したとは思っていません。
<後略>
ウォーカープラス 10/15(金)
https://news.yahoo.co.jp/articles/8593607941019f98cf593fbbf27f44daa7323166

<関連記事>
厳罰化でも薬物はなくならない 過度の規制強化は危険だ
GLOBE 2018.12.04
https://globe.asahi.com/article/11987009





世の中にはいろんな依存症なるものがある。
昔は「~中毒」といってたものだが言葉狩りの風潮なのか、
「~依存症」と言変えているが、語感以外に何が違うのだろうか?

まあそれはさておいて、私が以前から疑問に感じていたことだが、
薬物依存症に関して政府が明確に依存症になりうる薬物だと規定した、
例えばアルコール類やタバコを何故政府は販売することを認めているのか?

特にタバコは近年健康被害その他で、世界的な禁煙傾向が高まる中、
厚労省が禁煙を推進しているにも関わらず、昔の専売制から現在に至るも、
日本たばこ産業(JT)として、タバコの独占製造・販売権を政府が握っている


  これを矛盾という!





政府は一方でタバコは健康によくないから禁煙キャンペーンを張り、
一方ではタバコの独占製造・販売権を握って値上げも勝手にする。

こんな矛盾政策が堂々とまかり通り、バカ野党もこれを指摘しない。

厚労省の試算では喫煙のもたらす社会的損失は4.3兆に上り、
逆に経済的効果は2.8兆だから、マイナス1.5兆の損失が出ている。
健康被害も経済的損失も明確なのに政府はタバコを独占販売しているのだ。

私個人は昔はヘビースモーカーだったが13年前から禁煙している。
だが喫煙者を非難もしないし、居酒屋で喫煙者と同席することも気にしない。
喫煙も他人に迷惑にならないようマナーを守って吸う分には問題ないと思う。

<ソース>
健康と喫煙 厚労省
https://www.mhlw.go.jp/content/tabacoo_leaflet.pdf





飲酒も同じである。楽しい酒で盛り上がるなら問題ないが、
飲酒で喧嘩や暴力沙汰を起こす傾向のある者は飲むべきではないし、
飲酒によって生活が破壊する依存症になるような者も飲むべきではない。

しかしアルコール類も政府がその製造販売における許認可権をもち、
特定の資格をもつ業者に免許を与えるシステム
になっているのだ。
タバコほどの独占はないにせよ、酒の製造販売もある種の特権である。

ところが厚労省はアルコール類は依存性のある薬物だと規定しているのだ。
つまり酒は覚せい剤や麻薬の類と同じだと政府が認めているのである。
しかしマリファナは法律で禁止だが酒はOKっておかしくないか?


 「アルコールは依存性のある薬物の一種です。飲酒を続け、
 耐性・精神依存・身体依存が形成され、飲酒のコントロールが
 できなくなる状態がアルコール依存症です。アルコール依存症
 になると、身体・仕事・家族関係などの様々な問題が起きます。
 アルコール依存症は酔って問題を起こすこととは異なります。」


<参考サイト>
アルコールと依存
e-ヘルスネット 厚労省
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-05-001.html


   これをWスタンダードという!





もう時効になっているから白状するが、私は何十年も昔の若い頃に海外で、
大麻を吸った経験が複数回あったが、特に身体に何らの影響も感じなかった。
この頃は喫煙していたせいかもしれないが、マリファナへの依存性も全く感じなかった。

すでに研究データも出ているように、大麻=マリファナなんか、
タバコに比べれば依存症の度合いなど実に低いのであるが、
タバコは政府の専売事業で、マリファナは法律で禁止なのである。
  ↓
<参考資料>
大麻の医学的研究
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%BA%BB%E3%81%AE%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E7%9A%84%E7%A0%94%E7%A9%B6

むしろタバコを止める時の方が大変な努力が必要だった。
しかも禁煙は何度も繰り返し試みて失敗を重ねていたから、
喫煙者の禁煙がどれだけ大変かは、私も身に染みてわかる。

また喫煙を止めたからと言って、体調が良くなったとも感じなかったし、
よく言われるように、朝の空気がうまいとか食事が美味いとかも思わない。
明らかに禁煙前と異なったのは、頻繁に痰が出なくなったという事だけである。



               私に関しては殆ど当てはまらない・・・


個人的には依存症は他人や社会に迷惑をかけない限り構わないと思う。
あくまでそれを選択したのも自己責任であり、個人の嗜好の範疇だからだ。
止めたいけど止めれないというのは単なる言い訳である。

真剣に止めたいと本気で思うなら止めれるはずだからだ。
このままでは死にますよ、と言われても止められないならそれでいいではないか。
死ぬのは依存症の人間だから、死んでくれた方が世の中のためになるからである。

現在ではアルコール依存症治療や禁煙外来という治療システムもできている。
自力で禁煙や禁酒ができないなら医療のお世話になるのも選択肢である。
しかし何事も最後に決定するのはすべて自分である。

 依存症も禁煙も禁酒も、
 すべて自己責任である!










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