国防問題においても次期総裁には高市早苗一択!

トラネコ

2021年09月28日 00:00

総裁選4候補 敵基地攻撃能力など議論
自民党の総裁選挙の候補者4人がBS日テレの「深層NEWS」に出演し、敵基地攻撃能力の保有など防衛政策について議論を交わしました。

河野ワクチン担当相「我々がこれからやらなければいけないのは、いかにミサイルを撃たせないかというお互いの抑止を考えなきゃいけない。この敵基地攻撃能力というのはピント外れだと思います」

岸田前政調会長「第2撃に対する備えとして敵基地攻撃、これも一つの選択肢だと思っています。相手の位置が確認できないではないかというご指摘ありますが、情報収集力を発揮して、この位置を確認する等努力をする」

高市前総務相「敵基地をいきなり攻撃するんじゃなくて、敵基地を先に無力化した方が勝ちになる、そういう時代になってきているということです」

野田幹事長代行「私が総理になったらイージス・アショアを再開します。なぜならば、またイージス艦でミサイル防衛を考えているけれども、人口減少の中で、やはり自衛官が減っているのですね」
<中略>
一方、立憲民主党は衆院選に向け、外交、安全保障に関する公約を発表しました。日米同盟を基軸とした外交などは、継続性を持たせるとする一方、沖縄県にあるアメリカ軍普天間基地の辺野古移設を中止することや、日米地位協定の改定などを盛り込んでいます。
日テレニュース 9/25(土)
https://news.yahoo.co.jp/articles/827395feae4d6e27def0b4da0cf6e0bea2e6d0a3





まず・・・

記事にある4候補の敵基地攻撃能力への意見で正しいものはない。
一応高市早苗が多少まともなことは述べている以外、岸田は具体策を示せないし、
河野太郎と野田聖子はまったくの軍事音痴、国防を考えていない、論外で話にならない。

その理由を記事の答弁内容から簡単に述べておく。

河野太郎に関しては国防そのものをまったく考えていない。
敵基地攻撃だけでなく、国防そのものが無意味だと言っているのと同じ屁理屈で、
国防強化が返って地域の不安定要因になるなど、立民や共産などのバカ理論そのもの。

野田聖子は情報収集能力の不備という指摘は良いとしても、
軍事を無視して抑止力を考えられないなどとまるでアホそのものだ。
外交努力では足りないから、軍事を基盤に抑止力を考えるのだ。

岸田文雄は、一つの可能性論を述べているのに過ぎない。
それよりも、では岸田ならどういうミサイル防衛を考えているのか、
彼の防衛政策そのものが示せないということは何も考えていないという事だ。

つまり・;・・

   三候補者ともほぼ国防・軍事を考えていない、
   というか、関心もないし知識すら持っていない!






そこで高市早苗だが・・・

今回の総裁選の4候補中で国防軍事に比較的見識があるは高市早苗だけだ。
一般に女性は軍事には無関心な傾向が高いが高市早苗はまったく別である。
彼女がサイバーセキュリティ対策本部長だけあって電磁波兵器には詳しいらしい。

ただし、電磁波兵器について間違いではないが誤解があるので指摘しておく。

近年サイバー兵器に加え、軍事空間として電磁スペクトル(EMS)が注目されている。
EMSとは電波、マイクロ波、X 線、赤外線などを含む全ての電磁波の周波数帯域を
指す。
Wi-Fi やGPSなど、現代のテクノロジーの多くが EMS を不可欠としている。

EMSは軍事テクノロジーに関しても、部隊間の無線通信や傍受、各種レーダー、
航空機のアビオニクス 2 など、EMS における電子機器の使用は軍事上も不可欠だ。
ジャミングや指向性エネルギー兵器など、EMSを使用する電子戦での優位性の確保は、
軍事優勢を左右し戦争の勝敗は、電磁スペクトルにおいて決する
とまでいわれている

<参考記事>
電磁波爆弾は弾道ミサイル発射阻止には不向き
https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20210912-00257863





そこでEMP弾という兵器が登場する。

EMP弾とは電磁波爆弾ともいい、核爆発のときに発生する電磁パルスが、
あらゆる電子機器にダメージを加え機能不全を起こさせることから、
その電磁波を兵器に応用したものである。

最新鋭の戦車は電子機器が多用され、M1エイブラムズなどの現用戦車は、
「走る鋼鉄のコンピューター」といっていいほど電子機器の塊であるし、
航空機は言うまでもなく、イージス艦は「巨大なコンピューター船」である。

つまり・・・

現用の兵器にはすべて電子機器が多用され、これらも強力な電磁パルスの前では、
一瞬にしてただの鉄くずになるという。もちろん対抗策も研究されてはいるのだが、
まあこれも攻撃と防御のイタチごっこであろう。


冷戦の終わりごろになっても、旧ソ連では旧式のTー54、55戦車を、
廃棄せず現役で稼動させていたのも、実は核戦争を想定してのことで、
アナログ兵器だと電磁波攻撃にも影響が出ないからである。

電磁パルスは機械類を機能不全にするが、人間にはまったく損傷を与えない。
また建造物や機械そのものを破壊、損傷することもないから人道的兵器といえるだろう。

もっとも飛んでるヘリや飛行機の墜落で死ぬことはあるけどね。

電磁パルスは核爆発でなくとも、パルス発生は可能であるが破壊規模が小さい。
現在のところ各国が研究し、アメリカが一部開発に成功したらしいが、
未だ実戦配備できる性能は確保されていないという。


     
        EMP弾を防衛省も研究中?! EMP兵器とは?


ただしEMP弾は敵のミサイルや電子機器を無力はできるが一時的であり、
それへの代替兵器を準備していれば、敵は打撃を受けても復活する。
敵を混乱させ一時的に時間稼ぎをし、敵に直接攻撃をするのが目的だ。


EMP弾の目的として「敵のセンサー・情報システムを無力化する」とある通り、
敵の目と耳であるレーダーや通信システムを無力化することを狙っている。
ただし敵が機械を早急に修理したり代替機材を用意すれば復活できる。

EMP弾は敵を完全に無力化できる万能兵器というわけではないのである。
むしろ妨害用のサポート役の装備ということになる。現状ではまだ電磁波で、
基地機能や都市機能そのものを破壊するまでには至っていない。

しかしサイバーテロなどの方面から兵器開発すれば十分に可能性はある。
恐らく既に開発中であり、もしかしたら配備も進んでいるのかもしれない。
例えば電磁波兵器先進国ロシアだが・・・





ロシアは旧ソ連時代から軍事にかけては先進的な兵器開発を進めてきた国だ。
テレビやスマホすら作れない工業力だが、軍事にかけてはアメリカに匹敵する。
しかしそのロシアでさえ、カネがないので本格的空母打撃軍は持てない。

その代わり電磁波兵器はアメリカの致命的欠陥を突く恐ろしい兵器のようだ。
クラスハ4と呼ばれる電磁波妨害兵器はシリア戦争でも実践投入されているし、
アメリカ海軍も黒海でイージス艦「D.クック」が無力化されたことがある。

現代の兵器はすべてハイテクのIT機能が満載されている。

戦車も軍艦もコンピューターと鉄の塊だが、IT機器は電磁波に脆弱である。
我々が乗る旅客機の離着陸時に「携帯電話や電子機器の電源をお切りください」と、
機内アナウンスで言われるのはその為である。

核爆発でも相当な電磁パルスが発生し、最新兵器はほぼ使い物にならなくなる。
だから冷戦時代のソ連では、旧式のアナログ兵器を破棄せず温存していたのだ。
こんな兵器が拡散すれば、現用兵器は無力化され旧型兵器に先祖返りするかもしれない。

しかし既に北朝鮮が核搭載型弾道ミサイルの開発に成功しているから、
核ミサイルにEMP機能を搭載させれば都市機能そのものを破壊する可能性はある。
日本は非核三原則などという時代遅れな閣議決定をいつまで維持するのだろうか?


     
     テポドンよりヤバい! 北朝鮮 電磁パルス攻撃 EMP攻撃


私の敵基地攻撃能力の具体案は何度かエントリにも述べた通り、
ミサイル防衛システムに中距離弾道ミサイルを組み込むことによって、
敵のミサイルを迎撃できなくても、敵基地にそのまま誘導できるシステム
である。

これなら敵への報復可能であり、敵基地でなくとも工業地帯や港湾、
或いは大都市を狙って誘導し壊滅させることも可能
になるから、
実質的には報復攻撃を具体化できるのである。

と素人目には良いと思うが・・・

  敵国への報復能力を持たない限り、
  国防に万全を期すことはできない!


<参考記事>
ロシア「超兵器」米圧倒米上回る軍事科学技術
世界情勢 2016/01/05
http://news.j-houdou.com/kusa/news_kiji.php?cid=10&nid=377

強烈な電磁パルスを照射して敵の電子機器や兵器を破壊する最新兵器「Phaser」
GIGAZIN 2016年11月18日
https://gigazine.net/news/20161118-phaser/

<関連エントリ>
防衛省 巡航ミサイル導入へ!
https://ryotaroneko.ti-da.net/e10159631.html

大陸国家中国の「空母運用」と日本の国防について考える
https://ryotaroneko.ti-da.net/e9244047.html




     
     Raytheon’s High-Power Microwave Weapon Downs Drones


さて・・・

一般に政治家の選挙において、外交・安全保障は票にならないといわれる。
これは一般国民は平和ボケで国防の意識も概念も欠落しているからであり、
それに比例して日本の政治家一般にみられる政治意識の傾向である。

よく言われるように国際政治は経済と軍事で動いている。
主権国家であるための第一の条件は自分の国を守れる国防力だ。
そしてこれを維持できる経済力と国民の国防への気概が前提になっている。

ところが日本は戦後70年以上、アメリカの核の傘に惰眠を貪り、
ヘイワ、ヘイワとお題目を唱えておれば平和を維持できると信じている。
否、信じる以前に戦争などあるはずがない、と思い込んでいるのが現実だ。

しかしではなぜシナが急速にこの20年間軍事力を拡大し、
米露に匹敵する核兵器開発と配備を進めているのか
考えてみる必要がある。
これすらも他人事と捉えている情弱は、まさに「茹でガエル」と同じである。


     




ここにきて新たな動きが・・・
   ↓
<参考記事>
二階派が高市氏「全面支持」の仰天情報!
“2位・3位連合潰し”で岸田総理誕生を絶対阻止

日刊ゲンダイ 9/24(金)
https://news.yahoo.co.jp/articles/21d20345fdd7b14aa470fa0d26840663dd50365d


   やはり一度、シナか南北朝鮮に、
   日本を侵略して死者がでないと
   国民は目覚めないのかな・・・






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