トラネコ日記

他人の飼い犬を蹴り殺した疑い　ランニング中、男逮捕
他人の飼い犬を蹴って殺したとして、埼玉県警は同県川口市の男（47）を動物愛護法違反の疑いで逮捕した。調べに対して男は容疑を否認し、「犬がぶつかってきただけ」などと述べているという。罰則を強化した6月施行の改正法を適用しての逮捕は県内初という。捜査関係者への取材でわかった。

捜査関係者によると、男は12日午前11時55分ごろ、同市鳩ケ谷緑町1丁目の芝川河川敷で、市内の70代男性が飼っていた散歩中のパピヨン1匹（12歳、メス）を複数回蹴るなどして殺した疑いがある。パピヨンは頭の骨が折れるなどしていたという。

男は当時ランニング中で現場から立ち去ったが、目撃情報などから浮上した。パピヨンはリードが付いていない状態で、飼い主の手から離れていたという。
朝日新聞　12/18(金)
https://news.yahoo.co.jp/articles/35878ad2837007a8e2c60f55e7df5db6a782e999





まず記事からだけでは詳しい状況がわからないので何ともいえないが、
基本的にこの飼い主が犬をリードにつないでいなかった事は動物愛護法違反であり、
もしこの犬が吠えて加害者に襲い掛かってきたならば蹴り殺された犬が悪い。

この記事を見る限り、ランニング中の人がわざわざ犬を蹴り殺すだろうか？
やはり犬側に何か問題があったと考える方が自然ではないだろうか？
しかも飼い主はリードを外したままだったのだから・・・





それはさておき・・・・

犬好きの人には世界の人は犬好きだと勘違いしているアホがいる。
世界中には犬嫌いの人も、犬アレルギーを持っている人もいるという事に、
こいつら低能な愛犬家の自己中心的で独善的な考え方には気がつかない。

また・・・

犬は自由であるべきだから愛犬にリードはつけない、
噛まれる人間の方に問題があるから犬は悪くない、
ウチの犬に限って人を噛むなんてことは絶対ない・・・

・・・・と信念をもっている大バカも事実存在する。





私個人は猫が好きだが、犬が特別嫌いというわけではない。
大人しく人懐こい犬に対しては可愛いと思うし別段どうという事はないが、
しかし躾のできていない無駄吠えする犬には殺意を覚える事がしばしばある。

そしてこんな糞犬はエリミネートすべきだ、という考えが私にはある。
犬のマナー、躾をするのは飼い主の基本的義務であり、
そういう自覚のない者や意識のない者は犬は飼うな！

犬も子供も飼い主や親の教育意識と能力がその犬や
子供の性格を決める大きな要因ではないかと私は思う。
それが出来ない能無しは犬は飼うな、子供は作るなと言いたい。





以前沖縄県の某島に暮らしていた頃のことだが、
もう26年前の事だから時効になっているから話す。
話の内容は26年前であり、現在は変わっているかも知れない。

この島では飼い犬を放し飼いにすることが普通の地域であった。
昼間はリードにつないで家にいても夕方からはリードを外して、
犬には自由に街中を徘徊させることが当たり前の地域だった。

だから街中の通りには犬の糞が目に付くことが多かった。
犬の放し飼い禁止と保健所が呼び掛けても誰も気にしないのだ。
これが田園地域の田舎ならまだしも、市街地だから迷惑は起きる。

これがこの地域の民度であり道徳心の程度が推し量れる。
もっとも犬の放し飼いで子供が噛み殺された事件もあったから、
他人に対して迷惑をかけたり危険な行為を平気で行える地域だった。






私の家の軒柱の台座に毎朝必ず犬の糞があった。
もちろん取り除いて洗剤と熱湯で洗っても翌朝は必ず糞はあった。
恐らく深夜に放し飼いの犬がそこを「トイレ」にしていたのであろう。

ほぼ毎日この犬の糞を掃除することが朝の日課になったが、
犯人の犬がわからないし、深夜寝ずに見張るのも面倒だった。
そこで私はこの見た事もない犬をエリミネートする事に決めた。

ホームセンターで殺鼠剤を購入し、これを肉団子に混ぜて油で揚げた。
これを就寝前に軒の支柱の台座の側においた。翌朝肉団子はなかった。
その翌日以降、二度と犬の糞を見ることはなかった。





ドミニカ共和国にいたころ、ある成功した日本人移民の豪邸に招かれた。
そこに二匹の愛玩用小型犬が室内で飼われていたのだが、その一匹が、
他所者がくるとワンワン吠えまくり、場合によっては噛みつく事もあった。

しかもこの犬の女主人は犬を叱らないし止めようともしない。
この犬の飼い主である女主人が基本的にバカなのである。

たまたまその時、虫の居所が悪かった私は、このうるさく吠え散らかして、
今にも噛みつきそうな犬に、イライラと恐怖心の入り混じった心情が爆発し、
この飼い主の前で犬を思いっきり蹴り飛ばしたのであった。

飼い主の女主人は唖然としている中、私は彼女を睨みつけ、
「躾のなっていない犬ですね！」と怒気を込めて一言漏らしたのだった。
彼女は「犬が嫌いなんですね？」と言ったが、私は「いや犬が嫌いなのではなく、
こういうウルさく無駄吠えする躾のなっていない犬が大っ嫌いなんです！」と答えた。

それ以来この家に行く度に、この犬は私を見ると悲鳴をあげて逃げて行った。





　　　動物愛護は大事である。

　　動物虐待する人間を私は憎むし絶対許さない。
　　しかし躾のなっていないバカ犬をのさばらして、
　　他人や社会に迷惑や被害をかけて良い訳がない。

　　犬も人間も小さいころからの、
　　躾がなによりも大事である。