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軍事音痴を生み出した戦後民主主義

2010年03月06日

普天間に国連軍 首相、官房長官知らず 質問の「ひげの隊長」あきれ顔

鳩山由紀夫首相と平野博文官房長官は5日の参院予算委員会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)が、休戦状態にある朝鮮戦争の再発に備え日本にいる国連軍の指定基であるのを知らないという失態を演じた。普天間移設には国連軍の扱いも必要だが、国連重視を唱える政権にもかかわらず、首相と平野氏の念頭にはなかったことになる

質問したのは、陸上自衛隊のイラク先遣隊長だった「ひげの佐藤」こと佐藤正久参院議員(自民)で「そこも分からずに移設をうんぬんするのはおかしい」とあきれ顔だった。

日本には国連軍地位協定に基づき国連軍の軍人がいて司令部も存在するが、平野氏は「国連軍の形でいるか分からないが(神奈川県の米軍キャンプ)座間に国連軍の旗を掲揚している」「正規の国連軍は日本に駐留したことはない」と迷答弁。佐藤氏が「7カ所あるうちの一つが普天間だと知っていたか」と質すと、首相は「教えていただいたことに感謝する」と、初耳だと認めるしかなかった。

▽産経ニュース 2010.3.5 20:30
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100305/plc1003052032028-n1.htm



在沖米軍基地の普天間基地(MCAS)や嘉手納空軍基地は、
海兵隊と空軍の基地であると同時に、国連軍基地でもあるのは、
沖縄の軍雇用労働者ならたいてい知っている。
また米海軍のホワイトビーチも国連軍指定の基地である。

私もかつては沖縄のすべての海兵隊基地に出入りした経験があり、
普天間基地の国連軍旗は何度も目にしている。

これらは朝鮮戦争勃発後、1954年の国連軍地位協定(欧米10カ国)に基づき、
米軍のキャンプ座間に国連軍後方司令部が設置され、各国駐在武官、連絡将校がいる。
沖縄には上記の基地が国連軍後方支援部隊として、
朝鮮半島から国連軍が撤退するまで設置が継続される

実際の活動として、2006年,2009年に起きた北朝鮮の核実験に際して、
大気観測を行う英軍機VC10が、国連軍地位協定に基づき嘉手納空港から飛び立っている。


さて・・・

敗戦後の日本ではマッカーサー司令官による米軍統治が続き、
その占領目的は日本が二度と白人国家に楯突かないように、
完全に日本の牙を抜き取ることにあった。

ここから生まれた日本国憲法がいわゆる「平和憲法」と呼ばれる、
左翼団体や共産党、社民党、公明党そして民主党など、
狂信的カルト団体の政策的戦術のよりどころの一つとなるものである。

平和憲法は第9条に象徴される「絶対平和主義」という、
黄門様の印籠みたいな呪文であり、この言葉の前には一切の批判が許されない
この結果日本では国防という、国家の根幹にかかわる問題の議論が数十年間できず、
国防に関する正論を述べただけでも、大臣や自衛隊幹部の首が飛んだこともあった。

国防論議すら国会でまともに出来ない国など異常である。
軍事を語るだけで、軍国主義者のレッテルを貼られる異常さである。
現在では核武装論や憲法改正論などが話し合える雰囲気になったが、
少なくとも北朝鮮が核開発や工作船や拉致などを表面化させるまで、
国防論議や憲法改正論議は日本政界のタブーであった。


海外では軍事学というのは国家の根幹の一つであり、
経済学、政治学同様に重要な学問であると捉えているのだが。
日本では防衛大学校以外のすべての大学で、
軍事学に関する学部や学科や講座が未だに存在しないという。

その結果おそらく現在の政治家のほとんどが軍事の弩素人であり、
国防音痴
であり、だからシナや南北朝鮮国家の横暴にもまったく対処できないのだ。

国際政治の基本的ポテンシャルは経済と軍事だといわれる。
日本は経済力はあるのだが、その外交的運用能力の低さに加え、
軍事音痴がさらに禍して、日本の外交手腕が発揮できないでいる。
このことは近隣の特定アジア諸国から、舐められていることからも明確である。

私は国立総合大学には軍事学講座を設けるべきだと思っている。
特に国際政治関係には軍事学はなくてはならない学問である。

軍事を研究することが軍国主義に繋がるなどと、馬鹿げたことを抜かしているのは
狂気の左翼平和主義者たちで、彼らは日本を共産主義革命に持っていくため、
さらにシナの属国として売り渡す方便として、国防に反対しているのである。

また思考停止の平和主義者のように、ケンポー9ジョーさえ信じておれば、
未来永劫に日本は平和に暮らせるというのも、現実無視のお花畑低脳である。

彼らの煩いプロパガンダに左右されている現状では、
日本のアメリカからの安全保障からの自立は、まだまだほど遠いと思う。
特に日本滅亡の元凶である民主売国奴政権は、
頼むから、はやく潰れてくれることを切望する。



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Posted by トラネコ at 14:12│Comments(4)社会
この記事へのコメント
 恥ずかしながら、私も普天間と嘉手納、ホワイトビーチ基地が国連軍のそれとは今まで知りませんでした。
 米軍は嫌いだが、国連崇拝者のサヨクはこの事実を直視できるのでしょうか?或いは常日頃から「国連重視」をお題目のごとく唱えていた小沢幹事長はいかに?
Posted by KOBA at 2010年03月07日 03:54
KOBA様
一般国民ががこのことを知らなくても恥ではありませんよ。でも一国の首相などが日米安保に関することを知らない、ではすまないでしょう。馬鹿サヨは自分に都合の悪いことはスルーですからね、直視は出来ないでしょう。彼らは憲法遵守といいながら、憲法の8条まで占める天皇は、一切認めない矛盾を平気でやりますからねwww
Posted by トラネコトラネコ at 2010年03月07日 06:49
 トラネコ様

 >(前略)一切認めない矛盾を平気でやりますから

 サヨクは矛盾を矛盾と感じないから去年「9条ナイフ事件」が起きたのでしょうね(苦笑)。
 さて、日本でも全ての大学で軍事学が設けられればいいのですが、これによって「日本軍最強伝説信者」が少しでも減ればいいですね。
戦後、教育の場で軍事に触れることを忌避してきたために斯様なカルト信者が増えたかと思うと慙愧に耐えません。 
Posted by KOBA at 2010年03月07日 12:45
KOBA 様
以前のエントリで私は学生時代は共産党のシンパだったと書いたことがあります。この当時日共は平和主義のいい人達の政党だとウブな自分は信じていましたが、彼らの反戦運動は「実力」で○○を阻止するぞwとか、政府の○○法案には徹底抗戦だw、とかなり、好戦的な活動をしていました。反対論には集団で詰問するやり方など、だんだんと日共の正体は平和主義ではなく、イデオロギーのためなら戦争も辞さないというカルト集団だとわかってきたのです。今問題になっている北狂組などはまさに暴力集団に近い狂気のカルトです。所詮イデオロギー集団なんてそんなものです。
Posted by トラネコ at 2010年03月07日 13:21
 
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