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「人命は宗教より軽い」・イスラエルについて考える

2017年01月31日

<米国務長官>イスラエルを酷評 入植「背景に過激派」
【エルサレム大治朋子】ケリー米国務長官は28日、イスラエルとパレスチナの和平問題についてワシントンで演説した。国連安全保障理事会が23日に採択した対イスラエル非難決議で、米国は、これまでのように拒否権を発動せず、決議採択を容認した。ケリー氏はその理由について、イスラエルが、国際法に反して占領地での入植(住宅)地建設を拡大させていることへの警告だとの認識を示した。

70分におよぶ厳しい口調での演説の大半は、イスラエル批判だった。米主要閣僚が、同盟関係にあるイスラエルを公然と酷評するのは極めて異例だ。

イスラエルは1967年の第3次中東戦争で占領、併合したヨルダン川西岸地区や東エルサレムにユダヤ人入植地を建設している。米政府は、パレスチナ経済を支える一方、同盟関係にあるイスラエルに巨額の軍事支援を提供。入植活動を批判しながらも、安保理での入植地非難決議には拒否権を行使しイスラエルの国際的孤立を回避する「二重基準」を保持し、双方の生命線を握る形で中東での影響力維持に努めてきた。

ケリー氏は2013年夏に再開された和平協議を積極的に仲介したが、イスラエルが入植活動を停止せず、14年春、交渉は頓挫した。23日の決議採択について、ネタニヤフ首相は「友達なら、(イスラエルを批判する)安保理に連れて行ったりしない」と猛反発。これに対しケリー氏は演説で「米国の友情」とは、やみくもに支持することではなく「厳しい真実を語り合う」ことだと反論。現在のネタニヤフ政権は「イスラエル史上最右翼で、(入植活動推進を求める)過激派に突き動かされている」と酷評した。

イスラエルの現閣僚には、入植者も含まれている。最近では、既存の大規模な入植地とは別に、パレスチナ自治政府の統治エリアに深く入り込んだ飛び地での新たな入植活動を合法化する法整備を検討し、過激化している。

ケリー氏は、オバマ政権発足後の09年以降、こうした飛び地で入植者が建設した住宅などが2万戸増加し、既存の大規模入植地を連結させ、将来のパレスチナ国家の領土を分断する役割を担い、イスラエル領土拡大の既成事実化を促すものだと指摘。

パレスチナ国家樹立による「2国家(共存による)解決」ではなく、イスラエルが占領地を併合する「1国家解決」に傾いている、との強い危機感を示した。


ただ、ケリー氏が演説で具体的にあげた中東和平に向けての「六つの方針」は、クリントン元大統領が退任直前の00年に発表した基本概念をほぼ踏襲する内容。パレスチナ国家を米国が一方的に承認することもないとの考えを示唆した。

演説は、親イスラエルを鮮明にする次期トランプ政権や、国内外に向けて、米国が堅持してきた「見解」を改めて明示。現状に警鐘を促す狙いがあったと見られる。
最終更新:12/30(金) 1:01
毎日新聞 12/29(木) 22:35配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161229-00000068-mai-int&pos=1


それに対して・・・


<米国務長官演説>「無礼な扱いだ」トランプ氏反発
毎日新聞 12/29(木) 22:37配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161229-00000069-mai-int&pos=3



            Religion Global History Timeline 1 min 30 sec
        世界の宗教の発生をわかりやすく説明している動画


「人命は宗教より軽い」・イスラエルについて考える

     イスラエルの圧倒的な軍事力で破壊されるパレスチナ住民地区


ケリー氏は、オバマ政権発足後の09年以降、こうした飛び地で
 入植者が建設した住宅などが2万戸増加し、既存の大規模入植地を連結させ、
 将来のパレスチナ国家の領土を分断する役割を担い、
 イスラエル領土拡大の既成事実化を促すものだと指摘。

>パレスチナ国家樹立による「2国家(共存による)解決」ではなく、
 イスラエルが占領地を併合する「1国家解決」に傾いている、
 との強い危機感を示した。

まったくその通りである!
いまやイスラエルがパレスチナ全土を併呑しようとしているのは、
ケリー国務長官の述べた通りであり、建国当時から軍備強化を続け、
中東世界で軍事的優位に立ったイスラエルの独壇場になっている。

アメリカがイスラエルを支援するのはアメリカ経済が、
ウォールストリートのユダヤ金融の支配下にあるからであり、
アメリカ大資本のほぼすべてがユダヤ三大財閥だからである。



「人命は宗教より軽い」・イスラエルについて考える


「人命は宗教より軽い」・イスラエルについて考える

      アメリカだけでなくユダヤ資本はグローバル企業のかなりに及ぶ


中東情勢は極めて複雑であり、日本から遠く離れた地域で情報量も少ない。
しかしご承知のようにホルムズ海峡は、日本の石油の輸送ルートであり生命線でもある。
また冷戦時代から紛争の発火点といわれるほど、宗教や民族対立が激しい地域でもある。

今日はイスラエルについて考えてみたい。

イスラエルはユダヤ人の国家である。

ユダヤ人バビロンの捕囚からユダヤ戦争を経て国を失い世界中に離散していった。
それ以降、国を持たずユダヤ教を強固に信仰する流浪の民族として、
主にキリスト教文明圏で弾圧を繰り返されてきた悲しい民族である。

ちなみにユダヤ戦争は、ローマ帝国が当時は多神教だったことに反発した、
一神教のユダヤ原理主義者がローマ帝国に反乱を起こし、逆に鎮圧された戦争で、
これをきっかけにユダヤ人の世界離散(ディアスポラ)が始まった。 

まあ自業自得である。


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              バビロンの捕囚


この教条的頑迷さがユダヤ教徒への迫害の歴史を作っていくのであるが、
この頑迷さ=強靭な宗教的信念が国を追われてもユダヤ人としての
アイデンティティを二千年以上にわたって維持できたともいえるのだ。

言い方を変えると、国を追われた事は信仰の土地や神殿を失った事である。
だから教義(律法)のみを心の拠り所として生きていったのである。
このことがユダヤ教を信じる人々がユダヤ人とも呼ばれたのである。

ちなみにユダヤ人という特定の種族や民族は、旧約聖書の時代はともかく、
二千年の世界放浪が人種的混合を進め、ユダヤという特定の人種的民族は、
つまり遺伝子的に純粋なユダヤ人は現在では存在しないと思われる。

これは日本のアイヌ人の遺伝子を引き継ぐ人は存在するが、
遺伝的に純血のアイヌ人はいないのと同じである。ただし、
ユダヤ人は彼らの宗教や文化的習慣を二千年継続してきた。


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            エルサレムにある「嘆きの壁」
        エルサレムには他にキリスト教の聖墳墓教会、
        イスラム教の岩のドームがあり複雑な宗教事情がある。



ユダヤ人の大虐殺(ホロコースト)はヒトラーのナチス・ドイツが突出して有名だが、
実際にはヨーロッパ全土でユダヤ人への歴史的迫害が延々と続いていたのだ。
宗教的排他性をもったユダヤ人は金融業が多く各地の住民に嫌われた。

ユダヤ人隔離地域(ゲットー)を積極的に作ったのもローマ教皇庁であり、
その最初が反ユダヤ主義教皇パウルス4世によるローマゲットーである。
その後各地にそれに倣ったゲットーが次々作られていったのである。


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それ以前も十字軍遠征でもユダヤ人虐殺があり、こういう歴史背景もあって、
西欧キリスト教徒は自分たちの罪をすべてヒトラー・ナチスにかぶせたのだ。
イスラエル建国の西欧の後押しはそういう歴史的負い目も大きくあったのである。

反ユダヤ主義は20世紀初頭のヨーロッパでは普通の思想であった
また当時のドイツにはロスチャイルド系のユダヤ金融資本が支配していたし、
そういう時代背景を理解しないとヒトラーのホロコーストも理解できないのだ。

ユダヤ人がなぜこうまで歴史的迫害を加えられ続けたのか?
それはユダヤ教における選民思想である。選民思想はほかの宗教にもみられるが、
キリスト教やイスラム教との同根であるユダヤ教に対する近親憎悪が根底にある。

<参考資料>
ユダヤ人の迫害史
http://inri.client.jp/hexagon/floorA1F/a1f1102.html

ユダヤ人が長い間迫害されてきた理由が良く分かるまとめ
https://matome.naver.jp/odai/2137950327511744801



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        1348年のフランスにおけるユダヤ人大量虐殺



ユダヤ人はなぜパレスチナの地にイスラエルを建国したのか?
19世紀に興隆したユダヤ人の選民思想に基づくシオニズム運動の結果、
パレスチナを「神の約束した」ユダヤ人の土地と再認識したからである。

そこに18世紀以降、世界中に植民地を蚕食してきたイギリスが現れる。
イギリスの世界制覇の一環によるパレスチナ関与が問題を深刻にさせた。
つまり・・・

現在のパレスチナ問題の元凶はイギリスである!

かつて「日の沈まぬ帝国」の面影もないイギリスがパレスチナ問題の元凶である。
第一次世界大戦中の1915年にオスマントルコの支配下にあったアラブ地域に対し、
イギリスへの戦争協力を条件にアラブ人に独立を認める約束をした。
・・・フサイン=マクマホン協定

同時にに英仏露の間にもオスマントルコ帝国の分割統治を画策していた。
・・・<strong>サイクス・ピコ協定

ところが一方では・・・

1917年、英国外相バルフォアがユダヤ金融資本からの戦争資金調達を狙って、
シオニズム運動を支持し資金協力を条件にパレスチナにユダヤ国家建設を約束した
既に19世紀後半からユダヤ人のパレスチナ入植が始まっていたのだ。

・・・バルフォア宣言



「人命は宗教より軽い」・イスラエルについて考える



ただし厳密には・・・

フセイン・ホフマン協定にはパレスチナという地域は明記されていなかった。

しかしながら当時既にパレスチナ地域にはアラブ系住民が住んでおり、
16世紀以来、オスマントルコ支配下にあったものが第一次大戦において、
イギリスの委任統治下に移ったので「パレスチナ独立」という誤解が生じた。

これらをイギリスの二枚舌(三枚舌)外交と呼ぶ。


「人命は宗教より軽い」・イスラエルについて考える



そのころはパレスチナへのユダヤ人入植を認めていたイギリスも、
第二次大戦にナチスのユダヤ人大虐殺が起こり、ユダヤ人のパレスチナへ
大量移住を試みるも、アラブ人との軋轢を恐れイギリスはそれを拒否した。

そこでイギリス憎悪が高じてユダヤ過激派の対イギリス人テロが頻発した。
戦後イギリスはパレスチナ問題を処理しかねて出来たばかりの国連に丸投げする。
国連でユダヤ人とアラブ人が半分っこするパレスチナ分割案が採用され勧告された。

ユダヤ人に分割された側に住んでいたアラブ人はパレスチナ難民になった。
これはユダヤ過激派のアラブ人虐殺が主たる原因であった。
ホロコーストの被害者面したユダヤ人もナチと同じことをしていたのである。

さらに2000年のレバノン紛争では、イスラエルはパレスチナ一般住民への空爆を実施、
1000人近い非武装の民間人死者をだしたといわれている。
これはアメリカの無差別爆撃や原爆と同じ行為である。


ここに1948年5月14日イスラエル国家が誕生したのである。


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            イスラエル建国を喜ぶユダヤ人


これでパレスチナ問題はめでたし、めでたし・・・とはならなかった。
なる訳ない、むしろこれは問題のさらなる悪化への第一歩であったのだ。
そりゃそうだ・・・

そりゃあ大国の都合で居住地を追われたアラブ人は怒るわな、当然だと思う。
「なんで国連が自分たちを追い出す権利があるんだよっ(怒)」ってね。
発足当時から国連など紛争解決には何の役にもたたないのだ。


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     イスラエル建国後、4度の戦争が起こりすべてイスラエルが勝利する。
     その背後には米英仏ソ中がイスラエルとアラブ側をそれぞれ支援し、
     冷戦時代の代理戦争の実態がここにあったのである。



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           着実に領土を拡大するイスラエル



悲しいがパレスチナには永遠に平和は訪れない。

パレスチナ問題はユダヤ人とアラブ人の宗教戦争とみるべきであろう。
そこに各国の様々な利権や複雑な外交的思惑が絡んだ政治が介入し、
パレスチナ問題をより一層複雑化しているのが真相である。

イスラエルもアラブ側も互いに民間人を標的とした軍事行動を行っている。

しかしもはやどちらが悪いというレベルを越えてしまった。
もうこれはユダヤ人とアラブ人だけの問題を越えた憎悪の連鎖である。
簡単にパレスチナ問題の原点を述べるなら、こうである・・・

ユダヤ人に言わせれば、パレスチナ地域は元々自分たちの聖地であり、
神が与えたもうた約束の土地だから住む権利があるという。しかも、
国連決議で承認されたのだからアラブ人は文句言うな、という。


しかしアラブ人から言えば、二千年も自分たちが住んできた土地なのに、
なぜ追い出されねばならないのか? 二千年も留守にしたお前らユダヤが悪い、
となるだろう。一般的な居住権からいえばアラブ人に理があると思うが・・・


現在もイスラエルとパレスチナ地域の中東情勢は戦火に見舞われている。
パレスチナのアラブ側はイスラエルに執拗なテロ攻撃を仕掛けているが、
イスラエルもハイテク兵器でアラブ人を殺傷し、巨大な隔離壁を建設している。


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     パレスチナとイスラエルを隔離するヨルダン川西岸地区の分離壁


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       イスラエル軍の戦車に石を投げるパレスチナ難民の子供


この地域では人を殺傷することは悪ではないのだ。
それは異教徒は迫害や殺害をしてもよいという旧約聖書の教えが原点である。
旧約聖書はユダヤ教・キリスト教・イスラム教の原典になっている。

一神教世界では「人の命は地球より重い」などというキレイゴトは通用しない。
人命よりも宗教が遥かに重く、何千何万の命より宗教教義が大事なのである。
無神論の共産主義も宗教がイデオロギーに変わっただけである。

中東情勢からみるユダヤ人は「迫害と弾圧の被害者」ではなく「加害の主人公」である。
つまりヒトラーのホロコーストの哀れな犠牲者は中東では真逆なのである。
ホロコースト批判を弾圧するのもユダヤ人の創作した「神話」を守るためである。

この「神話」がある限りイスラエルは中東で何をやっても許される免罪符になるのだ。
朝鮮人が「日帝の世界一残虐非道な植民地支配」、「『従軍』慰安婦・『性』奴隷」を喧伝し、
日本から謝罪と賠償、金と技術をユスリ続けるのと全く同じ構図があるのがお分かりだろうか?


「人命は宗教より軽い」・イスラエルについて考える

        イスラエル軍の攻撃で殺されたパレスチナ人の子供
        ホロコースト神話があればこういう事も許されるのか?




日本人的な平和主義など中東はおろか一神教世界では通用しない概念である。
この世界では宗教のためなら人殺しは正当化、常識になる世界だと理解すべきだ。
話し合いが第一、武器を捨てよなど、中東で通用するなら世界平和は苦労しない。

こういう世界の現実に目を向けることが本当の世界平和実現への道だ。
しかし日本マスゴミや野党に見る「お花畑平和主義者」にはこれがわからないし、
現実を見ようとも、知ろうともしない知的怠惰なクズである。


パレスチナの地では・・・

  人命は宗教より軽いのである!

「人命は宗教より軽い」・イスラエルについて考える

       憎悪の大地パレスチナは永遠に戦火の中である・・・


以上みてきた通り、パレスチナ問題は永遠に解決しない!
日本人のお花畑平和主義者は、議論や話し合いなどでは、
決して国際紛争は解決しない現実を知るべきである。

それぞれの国民、民族には独自の価値観がある。
しかもそれは絶対に妥協はできない宗教や思想の裏打ちがある場合、
ユダヤ人vsアラブ人の対立のように第三者も介入できない困難な問題もある。

そして日本人が知るべき価値観の一つに、
人命や人権よりも、もっと大事なものが世界にはあるのだ。
それは思想であったり、宗教であったり、伝統であったり・・・

キリスト教もイスラム教も人命第一などという概念はない。
一神教には聖戦という言葉があるように、彼らの信仰は人命に優先し、
宗教的価値は戦争も肯定する思想なのである。


  世界では人命第一という価値観が、
  決して最良・最高ではないのだ!


国家・民族・宗教によって様々な価値観があることを知るべきだ。
日本のヘイワ主義者の考える概念こそ世界では少数派なのだ。
むしろお花畑ヘイワ主義者は世界でも例外的夢想派と言えるだろう。

日本の近隣諸国もまったく価値概念が共有できない点では同じである。
日本とは180度価値観や考え方が異なり、決して妥協しない国々である。
紛争は防ぐべきだが、隣国と関わらない外交もあってよいのではないか?


「人命は宗教より軽い」・イスラエルについて考える

     国際情勢ってお花畑平和主義者が考えているような単純なものではない。








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Posted by トラネコ at 23:00│Comments(12)歴史
この記事へのコメント
神様によって人間が作られたから命の価値も軽くなるのかもしれませんね。特に一神教ではなおさらそうなってしまうのかもしれません。日本人からはあまり理解出来にくいです。おそらく自然現象の脅威が身近にあるから命の価値も重くなると先人は考えたのかもしれません。今ではそんな日本の先人に感謝したいです。世界の宗教や一神教の歴史を見ていくと我儘で傲慢で愚か者のようにしかみえませんし。まあ、最近の日本人もそういう傾向になりつつあるのかもしれませんが。

隣国と仲良しじゃなくても問題無いでしょう。そもそも、隣国で仲が良いほうが珍しいですし。近づきすぎることで紛争や戦争が起きることもありますから、それぞれの国にたいして良い塩梅の距離感で良いと思います。もっとも、日本の隣国にはこういう考えが通じない可能性が高そうですけど。寄生していかないと生きていけないですからねえ。
Posted by おしょう at 2017年02月01日 07:16
おしょう様
同意です。
宗教に限らず、恐らく人間には自分の命よりも大切なものが時として、或いは無意識だが常態観念として存在するかもしれませんよ。例えば、家族が命の危険があって、自分がそれにとって代わること、人によっては家族以外の他人の場合もあるでしょう、例えば地域共同体だったり、さらに国だったり、国体だったり・・・

一神教世界の宗教観に限らず、我々だって人命より大切な何かはあると思います。
Posted by トラネコトラネコ at 2017年02月01日 08:15
トラネコ様

>例えば地域共同体だったり、さらに国だったり、国体だったり
そういえば、東日本大震災の時に最後まで津波情報を伝えようとしていた女性職員や、半鐘を鳴らし続けた年長の消防団員がおられましたね。きっと、地域の為に、誰かの為にと無意識だったのでしょう。なかなか出来ることではありませんね。イスラエルの行いを称賛をしませんが、彼らも国を護るために必死なのでしょう。ただ、その国が宗教と歴史と強く結びついてしまっているのが話を難しくしてしまっているんでしょう。

>我々だって人命より大切な何かはあると思います。
想像ですけど、日本の八百万の神様は「今」この命より大切な「何か」を考える機会を与えてくださっているのかもしれませんね。現政権の政策の賛否はあるにせよこれまで長期政権はなかなかありませんでしたから、ここで、落ち着いてよく考えてごらんなさい。と猶予の時間をくれているのかなあと。ちょっと突飛過ぎですかねえ。

それにしても、日本は隣国に恵まれ無さ過ぎですね。韓国は「反日>人命」で中国は「金>>>人命」もしくは「共産党>人命」のような国家ですから、そんな国と仲良くなんか出来ない。一部には人命を優先する人もいるのでしょうが、多数派ではないみたいですから付き合うなんて無理です。
Posted by おしょう at 2017年02月01日 18:14
おしょう様
同意です。
>日本の八百万の神様は「今」この命より大切な「何か」を考える機会を与えて・・・
聖書には他人のために自らを犠牲にする愛をアガペーの愛といい、最高の隣人愛だというそうです。利他の愛のことなんでしょうけど、そういう意味で「自分の命」よりも大切なものは確実にあるのだと思います。

軽薄浅薄なキレイ事しかいわないサヨクの「人の命は地球より重い」など単なる戯言にしかすぎませんね。我々の命も国家という共同体あっての権利です。国家がなく二千年も迫害され続けてきたユダヤ人が、今度はパレスチナ人を弾圧しても国家を死守するのはそういう事でしょう。
Posted by トラネコトラネコ at 2017年02月01日 20:46
カレイドスコープさんの記事が現実のものとならないことを祈るばかりですね。
普ちゃんはこれから起こるかもしれない大戦に自衛隊を派遣するつもりなんじゃないか。 これだって外患誘致罪みたいなものですよ。

http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-4784.html

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Posted by akicici at 2017年02月01日 20:51
akicici様
第三次世界・・・まあ、あり得ないとは思いますが、あれば世界は終わりです。
そこまで人類が愚かだとは思いたくありませんが、こればっかりはわかりませんね。
Posted by トラネコトラネコ at 2017年02月01日 21:12
トラネコ様

私は若い頃、日本人の八百万の神信仰に批判的な思いを持ってました。

育てて貰った祖母が、寺や神社、道の傍にあるお地蔵さんにも手を合わす姿に、大きくなるりつけ節操はないの?なんて傲慢でした。

ミッション系の学校に行くにつけキリスト教に引き付けられました。

聖書研究会にも行き。
旧約聖書も学びました。

新約聖書はイエスの生きた証と言う意味で共感がありましたが。

旧約聖書の世界は~>゜)~~~で理解できませんせんでした。

が、唯一無二の神を信じて生きる事は素晴らしいって思ってましたからねwww

迫害を受けてたユダヤ人が、やっと神との約束の土地に自らの土地に建国出来るなんてすばらしいなんて思ってましたから。。。

でも、ユダヤ人と呼ばれる人達がパレスチナでしでかした事は欧州人と同じですね。

良いか悪い別にしての話ですが、人ってズカズカ自分の領域に入って来るモノには拒否反応示すと思うんです。

アメリカと日本には国の成り立ちが違うので、何を今更移民拒否ってありますが。。

私は日本に移民も難民たりとも受け入れには反対です。

お前優しくないなぁって言われれば、そうかも。

でも、自分の生活や親の事、子供や孫の事で精いっぱいな庶民には難民の事まで。。です。

それに、元々、日本は隣の国の難民で~ww
Posted by うさこ at 2017年02月03日 23:20
うさこ様
同意です。
明治の禁教令解禁以来150年くらいたった21世紀の現代でも、クリスチャンは総人口の1%(130万人くらい)らしいです。やはりキリスト教に限らず、一神教は日本人の精神風土には合わないんだと思いますね。あんまり戒律や教義に忠実な生活ってしんどいしね、まあ人間何事も適当に程々に、でいいんじゃないですか(笑)
Posted by トラネコトラネコ at 2017年02月05日 18:57
読んでいて、『もしも世界が一つの教室だったら』のパレスチナ問題編を思い出しました。
英米ともに、後処理酷すぎですわ。

英「オレ、知ら〜ん」
仏「オマエ、ほんま無責任やなぁ」
米「ココと、このガザガザしたとこがパレスチナくん。あとはユダヤくん」
仏「えー?パレスチナくん、コレとコレだけ??」
米「金持ちのユダヤくんにエエ顔しときたいんや」

とかいうやり取りが、面白〜く酷くてわかりやすいです。
https://m.youtube.com/watch?v=IH5E9Lh7090

あの一神教の人たちが考える世界平和っていうのが、「世界中の人が全員自分たちの宗教を信仰すること」ですからね。
まず終わりは見えませんよね。
本当に頑迷です。

私が何より違和感を感じるのは、入植しているユダヤ人が金髪の白人なところですかね。
いくら年月を経て混血してるとは言え、どう見てもあの地域の人種じゃないでょう。
オマエらが帰る場所は、もっとロシア方面じゃないのか?と思ったり思わなかったり。
Posted by きいろ香 at 2017年02月05日 19:13
きいろ香様
同意です。
>英米ともに、後処理酷すぎですわ。
というよりあまりに無責任で他人事です。
しかしこれが国際政治の非情さであり、他国に防衛や紛争解決を依存してはダメなんですね。その好例が日露戦争のポーツマス条約で、アメリカのT.ルーズベルトを仲介したために、日本はロシアから1ルーブルの賠償金も領土も取れなかったんですね。これはルーズベルトの対日恐怖と日本を強くさせない戦略意図があったといいます。そしてこの後オレンジ計画が立案され、そのシナリオ通りに日米戦争に突っ走って行ったのです。

>私が何より違和感を感じるのは、入植しているユダヤ人が金髪の白人なところですかね
多分アシュケナジム系のユダヤ人なんでしょう。
あれはゲルマン系とかいいますもんんね。ユダヤもいろんな人種が混じっているようです。
Posted by トラネコトラネコ at 2017年02月05日 20:51
ユダヤ問題は日本人の我々が思う程
根深く継続してるのですね
しかしサイクスピコ条約と良い
イギリスとアメリカは世界に迷惑しか
かけてないです 私的に音楽の
スティング oasis
The Beatles クイーン エルトンジョン
ビリージョエルは大好きなんですけどね
国はあかんなぁ
Posted by catfeel at 2017年02月06日 14:50
catfeel様
そうですね、文化と政治は別物ですしね。
日本でも宮崎駿や山田洋二は秀逸な映画を作りますが、政治認識はアレですもんwww
Posted by トラネコトラネコ at 2017年02月06日 17:57
 
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