トラネコ日記

日本は第二次大戦で二個の原子爆弾、
東京、名古屋、大阪、福岡などへの無差別絨毯爆撃などで、
主要都市は完全に廃墟と化した。
その後７年間にわたるアメリカの占領統治で、
歴史始まって以来初の異民族統治をうけた。

しかし５１年サンフランシスコ講和条約で独立して以後、
目覚しい発展を遂げ、６４年にはオリンピックを実現する。
その後も経済発展を遂げ世界第二位の経済大国になった。


世界の９割を占める発展途上国はなぜ発展途上のままなのか？
世界の発展途上国は独立後半世紀以上たっても、
殆ど発展どころか、自立すらもできない。
先進国の援助がなければ経済が成り立たない。

この日本と途上国の差は何か？

いろいろな原因はあるが、日本と途上国の一番大きな違いは、
国政の中で教育に力を入れるかどうかであると思う。
日本は開闢以来、世界一の教育国家である。
一般国民が学習と労働に勤勉な国民は世界でも日本人とユダヤ人だけである。

一般に多くの途上国は為政者が特権階級化しており、
民主的な選挙や国政運営がなされていない国が多い。
しかも意図的に教育に力を入れないようにすら見える。

国民教育はある意味、特権化した政治家・官僚にとっては迷惑な存在である。

なぜなら国民が賢くなるにしたがって、政治への不満が高まり、
正論を言う国民が増えると、自分達の地位が危うくなるからである。
ましてや民主国家だと次の選挙で地位を失う危険性もある。

政治家・官僚にとって国民はバカなほうがいいのだ。
バカというよりモノを考えないロボット奴隷であればなおいいのだ。
そのほうが彼らの私利私欲のための政治を気兼ねなく、存分にできるからだ。


さて９０年代から急速に日本人の教育レベルは低下している。
教育国家・日本の一大危機である。
一番の原因は「ゆとり教育」の導入である。

私は以前よりゆとり教育は政府の愚民化政策の一環であると主張している。
政府は思考停止で無教養なモノ言わぬ馬鹿を大量生産し、
一部のエリート進学校出の特権官僚と政治家のみが、
日本を私物化しようとする政策がゆとり教育だと、
私は考えている。

考えすぎとのご指摘は十分承知の上で言っている。


ただしゆとり教育は政府だけでなく、
日教組も思惑はまったく違うが、いっしょに推進したものである。
政府側は先に述べたように国民を物言わぬ思考停止のロボット化が目的であり、
日教組側は教員の手抜き授業で楽をし、同時に日本の社会主義化を推進するための
洗脳教育をおこなうためである。
ところが日教組側は週休二日実施後かえって勤務状況は厳しくなり、
教師のゆとりがなくなっている。これは政府の組合対策を甘く見たのと、
ノンポリ教員の増加と組合離れが進み活動が低下したためだ。

つまりゆとり教育とは政府と反体制側の利害が一致した教育政策だったのだ。

近年青少年の凶悪犯罪の急増、近親者間での殺人事件、引きこもりやニートの増加など、
２０～３０年前には殆ど聞いたことも無い事件が日常化している。
これも教育の低下が一因かと思う。
青少年のモラル低下は同時に大人モラル低下でもある。
今や老いも若きもともにバカ国民になる相乗効果が出来つつある。


先日の世論調査で福田内閣支持が３割もあった?!
私はこの数字が信じられない。国民の３人に一人もあのチンパンジー政権を支持？？？
前にアンケート調査のからくりを書いたが、この数字もマスコミの思惑が反映してはいまいか？

今の多くのマスコミは福田政権支持である。
とくに朝日、毎日、日経そして地元沖縄の二紙は福田と政治姿勢がほぼ同じである。
世論操作が得意なマスコミは福田政権が存続して欲しい。
そのためには国民が支持しているような世論形成を創作をせねばならない。
といって無為無策無能の福田が５０％も支持では、
あまりにもウソがバレバレである。
３０％あたりに落ち着かせておけば無難ということではないのか。


反対に福田政権支持３割が事実とするなら、
政府の愚民化政策は着々と成功しつつある。
私はこのほうが危機感を感じる。

だいたい福田や加藤や山拓（他全野党議員）などの売国政治屋が、
いまだ実力者として政権でモノが言えること自体不思議だ。
まともな国民、見識のある国民ならこんな害虫政治屋は選挙で当選させないなずだ。

少なくともこんな国を他国に献上して恥じない発言を堂々とできるのは、
彼らを選出した群馬、山形、福岡の県民の民度が低い、のだ。
もっともその遠因はマッカーサー占領軍による、
日本人骨抜き政策の成功があげられるが、ここでは触れない。


国政が悪いのは民主主義国家においては、国民が悪いのだ。
国民が賢くならない限り政治は腐ったままである。

次の選挙では売国政治屋を必ず落選させよう！