メキシコのトイレ事情

トラネコ

2013年08月02日 00:00

以前、南朝鮮の糞話題の一つに、こんなのがあった。
南朝鮮ではトイレットペーパーを使用後、便器に捨てずに、
備え付けのゴミ入れに捨てるというものだった。

日本人の感覚からすれば、排便後の使用済みトイレットペーパーを、
便器に流さずゴミ箱に入れるなど、不快だし感覚的に嫌なものである。
自分のも、ましてや他人の使用済みペーパーなど見たくもないしね。

実はこちらメキシコも南朝鮮と同じやり方である。
というか中南米全域で同じであり、聞くところでは、
トイレットペーパーを便器に流す国の方が、世界では少ないらしい。


             右側にある籠が使用済みのそれを入れるもの。


なぜそうするかというと、聞いた話しでは、
配管が細い、或いは水圧が低いから詰まってしまう、という事らしい。
実際に過去にはトイレットペーパーを流して詰まったという。

私は現在ではどちらも嘘、間違いだとおもう。
なぜなら、現在のトイレットペーパーが水にすぐ溶けるのは常識であり、
汚い話しで恐縮だが、硬くて太いウンコが詰まらないのだから問題ない。

ただ昔はトイレットペーパーの紙質が悪く、水に溶けにくかったようだ。
またトイレットペーパーの値段も高かったので、貧困層には購入が難しく、
新聞紙などを代用していたこともあったので、便器に流すと詰まったのだと思う。

おそらくそういう過去の習慣が、今もメキシコに定着しているのだと思う。
ただ配水管の設置状態では、大便でも詰まることがあるそうだから、
これは紙の問題ではなく、施工の問題だろうと思う。


近年メキシコでは有料の公共トイレが増えたことは前回述べた。
値段も20~30円くらいである。それなりに掃除は行き届いているので、
クズ籠が糞紙であふれているなんてことは・・・今のところ出会っていない。

しかし便座のないトイレは結構ある。
これはメキシコだけでなく、中南米一般に見かける光景である。
これは清潔というより、潔癖症民族の日本人には抵抗がある。


              中南米では便座の無いトイレは普通に見る。


男性の『小』の場合は問題ないが『大』とか、女性には抵抗があるだろう。
昔に比べれば、メキシコの公共のトイレはかなり清潔になってきたと思うが、
旅行などで気になる人は、ウェット・ティッシュなどを持参された方が良い。


それからメキシコ(中南米)のトイレで気になったことは、
トイレットペーパーの取り付け位置である。、
使う際にはとても不便な位置にあることが多いのだ。



         この位置からのペーパー使用時の体勢を想像して頂きたい・・・

例えば便器の真後ろの壁とか、便器より後方だとか、
体を180度ひねらないと届かない位置に設置されていることが多い。
或いは前方でも中腰にならないと届かない位置にあったりもする。


            手前のプラボックスのペーパーは切り取りにくいし・・・

使う人の立場で考えられていないのは、前回のサービスもトイレも同じである。
とにかくトイレひとつとっても、日本は本当に快適である。
こんな習慣が当たり前の日本人には、諸外国は不便の多いところである。

しかしこれもまた、文化なのであり、ところ変われば品変わるである。
地元の人々には、別に不便など感じていないのである。
こういった不便も楽しむ余裕がないと、やっていけないのが海外生活である。

でも・・・

日本は素晴らしい国だと、
再認識する今日この頃である♪


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