トラネコ日記

米軍には負ける可能性高く、習近平政権も共産党政権も潰れてしまう
……中国が簡単に台湾に手を出せない現状
台湾では10月10日、中華民国の建国につながった辛亥革命を記念する式典が行われた。蔡英文総統は演説で、台湾統一を目指す中国の圧力に屈しない姿勢を示した。台湾をめぐっては10月に入って、中国軍の戦闘機など150機以上が台湾の防空識別圏に侵入するなど、中国の武力による圧力が増している。

辛坊）中国共産党のトップである習近平氏は何度も武力行使は辞さないというような発言を繰り返していますが、本音のところで中国共産党、中華人民共和国が台湾に対して武力統一を図るということがあり得ると思いますか？

石平）彼らが武力行使が成功すると判断すれば、ためらうことはまったくないのです。（その判断の）1つがアメリカの出方で、国際社会がそのように反応するか。特に、台湾防備に本当にアメリカ軍が動くかどうかというところが彼らに取っていま読み切れないところなのです。要するに、台湾に侵攻して戦争を発動した場合、アメリカ軍が出てきたら中国軍は負ける可能性が高く、一旦負けてしまったら習近平政権も共産党政権も潰れてしまいます。その意味では簡単に手を出せないというところがあるのです。

辛坊）そうなると現状においてはしばらくは様子見という感じですか？

石平）たとえば国慶節・10月1日から中国は5日間にわたって台湾の防空識別圏に軍機を150機侵入させましたよね。あれが面白いのは、4日には過去最多の56機を飛ばしたのですが、5日になると1機しか飛ばさなかったのです。

辛坊）それはどういうことですか？

石平）4日であそこまでやると、アメリカのサキ大統領報道官が披露したところでは、アメリカは水面下で中国に強い警告を発したのです。なので、5日になると中国はアメリカの圧力でやめるしかない。しかし、完全にやめてしまったら習近平さんのメンツに関わる問題なので、せめて1機だけ習近平さんのメンツを立てる形で飛ばして終わらせてしまったのです。あれ以来ずっと防空識別圏への侵入がありません。なので、中国としてはアメリカには少し敵わないという考え方があるのです。

辛坊）なるほど。
ニッポン放送　10/17(日)
https://news.yahoo.co.jp/articles/2676fa76441accb8d7fec7430d5e649f48179389





10月4日シナ空軍の戦闘機・爆撃機併せて56機が台湾の防空識別圏に侵入した。
1日～4日までのシナ軍の進入機数は累計で149機にも及び過去最多を記録した。
シナ共産党政府は航空機による国慶節の祝賀軍事パレードだと述べている。

しかし欧米では日本、アメリカ、イギリス、オーストラリアによる
共同軍事演習に対する対抗措置的威嚇だとの見方をしている。
まあ、その通りだろうな（笑）

日本、米国、英国、オランダ、カナダ、ニュージーランドの6か国の海軍が、
「自由で開かれたインド太平洋地域」の実現に向けて沖縄南西海域において、
空母3隻を含めた18隻の海軍艦艇による合同軍事演習を実施した。

さらには、11日からはインド洋のベンガル湾で日米豪印のクアッドによる、
共同軍事訓練「マラバール」が始まっている。クアッドも経済対話だけでなく、
軍事面での協力関係を強化しつつあることがこれで判明してきた。

それらを受けてか10月15日に始まったシナとロシア両海軍の
共同海洋軍事訓練もウラジオストク近海で実施されており、
かつての冷戦時代を想起させる軍事的緊張が高まっている。


＜参考記事＞
沖縄南西海域で6カ国合同演習　中共海軍をけん制　
VISION TIMES 　2021年10月5日
https://www.visiontimesjp.com/?p=25657

もしも中国と台湾が戦争に陥ったとき、日本はどちらの味方をするべきなのか
PRESIDENT On Line10/12(火)
https://news.yahoo.co.jp/articles/d3446cc9e1eff22e9db052c23ce70dc9ef3ff765


　　台湾情勢を巡るシナvs日欧米の、
　　かつてない緊張が高まっている!



　　　　　　　　　　　　　　日米英蘭加新6か国海軍の合同軍事演習
　　　　　　　　　　　　　　中央の先頭を行く海自の護衛艦「いせ」。


そこでシナの台湾侵攻＝台湾有事の可能性はあるのだろうか?

現在いわれていることは来年2月の北京冬季五輪開催後に
何らかの形でシナ人民解放軍の台湾への武力侵攻が囁かれている。
その時期はいつになるのか不明だが、専門家の話では数年～6年以内といわれている。

＜参考記事＞
「中国、6年以内に台湾侵攻の恐れ」 米インド太平洋軍司令官
AFP 2021年3月10日
https://www.afpbb.com/articles/-/3335866

数年以降の状況はわからないが・・・

私は現状ではアメリカが武力侵攻に関しては絶対に許さないと思う。
アメリカが台湾を捨てない限り、シナの武力侵攻は絶対にありえないと考える。
もっともバイデン政権と習近平の裏取引がないという前提の話ではあるが・・・

おそらくアメリカもシナとは一戦を交えたくはないだろう。

シナ共産党政府も台湾の平和的統一と一国二制度を提示している。
もちろん台湾の蔡英文総督は中台統一をキッパリ否定しており、
あくまで台湾を独立主権国家として台湾の意思は国民が決めると宣言した。





石平氏の分析は正しいと思う。
いくらシナ人民軍が急速な近代化と軍備拡張を進めていても、
軍としての実際の戦争経験はアメリカの足元にも及ばないからだ。

それに歴史的にシナ軍は朝鮮軍と共に弱い事で有名である。
シナ朝鮮はとにかく声だけの威勢がいいが、いざ実戦には弱い。
形勢不利になればトップが部下や国民を置いてさっさと逃げ出す国である。

ただ現代は電子戦の時代だから兵士の士気はあまり関係ないかもしれない。
それに習近平独裁政権の国家統一事業で、既に民主香港を完全に叩き潰し、
西蔵、新疆、内蒙古を完全に漢民族化するためにも台湾併合は悲願である。






ただしシナのIT戦略から考えれば台湾有事の可能性はあるといえる。
そこまでシナのIT軍事戦略はアメリカを凌駕するくらい進んでいるともいわれる。
例えば2014年・ロシア軍のクリミア半島侵攻の電撃的作戦である。

　ロシア軍はウクライナのクリミア半島を制圧するにあたり、
　クリミア半島が元来ロシア領のため、ロシア系住民が多い事を利用して、
　住民に偽装させたロシア軍兵士を事前に送り込み待機させておいた。

　まずロシア側からのサイバー攻撃で情報・通信インフラを破壊する。
　次にニセ情報を多数流布してウクライナ政府を情報攪乱させている間に、
　偽装ロシア軍兵士が議会、発電所、基地、放送局を制圧し占領する。

　そしてロシア系住民投票によるクリミアのロシア帰属決議を採択させる。
　これを見計らってロシア軍正規部隊が上陸し公式に占領を完了する。
　クリミア内外からの合法的戦術で2週間ほどで完全併合させたのである。

＜参考資料＞
ロシア軍　クリミア併合　2014
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%81%AE%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%9F%E3%82%A2%E4%BE%B5%E6%94%BB



　　　　　　　　　　　　　　　　クリミアに展開したロシア軍装備の
　　　　　　　　　　　　　　　　国旗章を付けない国籍不明の軍隊。


しかし時間をかければもっと確実に台湾を占領する方法がある。
シナの得意とする長期間の人口侵略によるサラミ・スライス戦術だ。
これは台湾よりもむしろ、平和ボケ日本の沖縄侵略の方がもっと可能性がある。

まずシナ人の移民と称しての人口侵略である。
しかし台湾は日本と異なり国防意識がしっかりしており、
政治家や情報機関や安保法制も日本より遥かにしっかりしている。

むしろ既に人口侵略や土地買収が進みつつある日本が心配である。
日本は既に政官財界、マスゴミ、労働界、教育界までシナの工作が浸透しており、
前回述べたオーストラリア以上のサイレントインベージョンが進行した国である。

　　日本の方が防衛意識堅固な台湾を堕とすよも、
　　簡単にシナの支配下になる可能性が十分ある!





例えば・・・

　人口約1600人の与那国島の人口侵略である。

日本最西端の国境の島・与那国島の有権者数は約1300人、
町議会議員の数は10人だから、当落ラインは100人前後であろう。
ここにシナ人が100人移民すれば、与那国町議員に当選するには十分だ。

安倍前総理が改定した「世界最速の国籍取得」で日本人になれば有権者だ。
足りない人数はシナ人の得意な賄賂戦術で島民を抱き込めば簡単に落ちる。
そうやって徐々にシナ系議員の人数を増やすことは長期的には可能である。

シナ系議員が与那国に産業誘致策を提案し島の活性化を進めれば、
島が経済的に潤い島民も次第に親中派になっていくことは間違いない。
町議会が親中派に支配されれば、シナの軍港のある都市との姉妹提携である。

姉妹都市との友好事業を推進し、シナ人観光客をドンドン受け入れ、
与那国島内にシナ人用の別荘地やリゾート開発をすすめることで
シナ人が増え与那国島自体がシナ人の島に移行していくのである。




　　　　　　　　　　　　　人口わずか1600人の国境の島・与那国島
　　　　　　　　　　　　　定数10名の町議会を乗っ取るのは簡単だ。


逆にシナ人移民が増えて、元からいた島民が暮らしにくい状況が出て、
島民の方が島を出ていくケースが増えれば、シナ共産党の思う壺である。
その内に与那国島は日本国内におけるシナ人自治区になるからである。

沖縄県の過疎化の進む離島をターゲットにした人口侵略ならば、
長期的に時間をかければ尖閣諸島占領より案外うまくいく可能性がある。
長期的といっても10年かからず、早ければ二期目8年で達成できるだろう。

ただし、現在シナの不動産バブルが崩壊しつつある中で経済政策も
うまくいかずボイコットの動きの中で来年の北京冬季五輪の開催もどうなるか、
経済面と国民の不満爆発で、台湾侵略どころではなくなる可能性も十分にある。

＜参考記事＞
中国指導部　恒大集団の経営危機で軍・警察に「第1級厳戒態勢」を発令
Newsポストセブン　10/17(日)
https://news.yahoo.co.jp/articles/015a9b9fbc7fa1657a1be5d5b20e95dd4a9a7176






DIME (安全保障) - 国家戦略を考える際に重要となる、外交（Diplomacy）、
インテリジェンス（Intelligence）、軍事（Military）、経済（Economy）の4
要素を組み合わせた国家の安全保障の基本戦略の意味である。

日本の安全保障はアメリカの軍事力に完全に負う安保属国である。
日本に欠けているのは外交力（ほぼゼロ）、情報力（米軍頼み）であり、
この二つに関しては途上国なみ、否それ以下の致命的でもある。

安倍元総理はNSC創設や秘密保護法を成立させた功績は大きいが、
実際にどれほど機能しているのかわからない。またスパイ防止法もない。
今回何も考えていない岸田政権に岸防衛相と高市早苗政調会長が残留し、
日本の自主的な対中・対南北朝鮮戦略をしっかり構築していって欲しい。

　台湾有事は他人事ではないのだ!