トラネコ日記

「水陸両用部隊が必要だ」と防衛相　海兵隊機能を拡大を表明
小野寺五典防衛相は１５日、長崎県大村市で開かれた自民党の会合で、「離島防衛のために水陸両用部隊が必要だ。装備や部隊編成をもっと拡大しないといけない」と述べ、陸上自衛隊の海兵隊機能を拡大する意向を表明した。

尖閣諸島（沖縄県石垣市）周辺で相次ぐ中国による領海侵入を踏まえた発言。自衛隊は、これまで西部方面普通科連隊（長崎県）に米軍の海兵隊機能を持たせ、離島防衛の専門チームとしていた。防衛省は、離島奪還部隊の創設を検討している。
産経新聞　2013.6.15 23:17
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130615/plc13061523240017-n1.htm

＜関連記事＞
『米軍と「離島奪還訓練」始まる　３自衛隊「尖閣」念頭に』
産経新聞　2013.6.11 07:53
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130611/plc13061107530005-n1.htm

『「海兵隊」創設論議－中国念頭、離島侵攻に即応』
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130702/plc13070209590009-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130702/plc13070209590009-n2.htm
（7月2日追記）





日本は島国なので約7千弱もの有人・無人の島が存在している。
特に沖縄は島嶼県（約160の島）でもあり、日本最南端の国境を接する県でもある。
日本の本土防衛を確実に担保するためにも離島防衛は優先課題でもある。

近年、軍事拡張と侵略を進めるシナが尖閣諸島への侵略意図を明確にし、
最終的には沖縄をシナ領有化しようと画策していることが明白になった。
また南朝鮮も竹島不法占拠し、対馬にも侵略の意図を持っている。

つまり・・・

日本の周辺諸国は台湾を除いて、
すべて敵国であるという現実がある!


こういう状況下において小野寺防衛相の『水陸両用部隊』発言は、
非常にタイミングがいいし、早急に検討・実現化すべき課題だと思う。
いよいよ日本型海兵隊の創設に近づいてきたようだ。

日本型と断ったのはアメリカ海兵隊とは性格が180度異なるからである。
アメリカ海兵隊は国土防衛が任務に含まれない海外遠征専門部隊である。
つまり外国への攻撃侵攻専門の『殴り込み部隊』である。

単細胞の売国左翼平和運動団体などは、海兵隊と聞けば、
日本の軍国主義化、アメリカの侵略戦争へ加担か、などという。
防衛も侵略も区別のつかないバカの発想しかできない低脳である。

米海兵隊に対し日本は専守防衛が主任務なので、あくまで国土防衛に特化する。
敵に占領された島嶼の奪還が主任務になるのだ。これが『日本型』の海兵隊である。
戦術形態は米海兵隊と同じく海から陸へ攻め込むが、あくまで自国領土が戦場である。


おそらくかなり以前からこの『海兵隊』構想はあったと推測する。というのは、
ヘリ空母型護衛艦（ＤＤＨ型）やおおすみ型輸送艦（ドック型揚陸艦）は、
恐らく島嶼防衛用の任務を念頭に開発・配備されていると思うからである。



　　　　　　　　　　　　　　　　　ドック型輸送艦『おおすみ』

現在日本の離島防衛（島嶼奪還任務）の部隊は長崎県佐世保市に駐屯する、
陸上自衛隊の西部方面普通科連隊（隊員約600名）である。
この連隊は島嶼防衛を主な任務とする離島対処即動部隊である。
この連隊がいわゆる海兵隊型の戦闘を行うのである。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　西部方面普通科連隊


この連隊は九州から沖縄全域の約2600もの離島防衛を担当している。
しかし連隊構成員600名で広域な離島地域をカバーできるのだろうか?
せめて師団規模（約7000名）の島嶼防衛専門部隊があった方がよいのではないか。
できれば、沖縄本島にも、もう一つこの種の連隊を置いて欲しいと思うが・・・


　　　　　　　　　　　　　アメリカ海兵隊と共同訓練を行う西部普通科連隊

離島に駐屯する部隊として対馬に駐屯する陸自第４師団に配属された、
混成部隊である対馬警備隊・通称『ヤマネコ部隊』がある。
精鋭隊員約350名、車両計180台、ヘリコプター2機を装備している。


　　　　　　　　　対戦車戦闘およびゲリラ戦闘を主任務とする山猫部隊

対馬は現在南朝鮮が侵略の意図をチラつかせており、
南鮮の自治体議会決議や国会議員などによる対馬領有化宣言も行われている。
南朝鮮軍高官の中には対馬への軍事侵略を提言している者もいる。


　　　　　　　　　　　　　　　　森林でのゲリラ戦が得意な山猫部隊

ヤマネコ部隊は主として上陸してくる敵（南朝鮮）への迎撃・撹乱が任務であり、
本土から応援部隊が駆けつけるまで敵を撹乱するゲリラ戦闘が主任務である。
ある意味玉砕覚悟の捨て身の防御部隊でもある。


もっとも対馬海峡に敵・南朝鮮軍が渡航する時点において、
海自の潜水艦や、空自の戦闘機で殲滅させられることは必至である。
現段階では、南朝鮮軍は少なくとも海・空自衛隊の敵になりえない。



以前10式戦車のエントリでも述べたことだが、日本の国土防衛においては、
あくまで海空両自衛隊が主役でなければならない。陸自が主役になる戦闘は、
制空・海権を奪われてしまった可能性が高いからである。
＜参考エントリ＞
『日本の国防における「戦車不要論考」』
http://ryotaroneko.ti-da.net/e4666551.html




しかし上述したように日本は島国であり、その島の数は約7000近くもある。
そういう島嶼地域としての地理的条件での国土防衛を考えるとき、
やはり島嶼防衛（迎撃・奪還）の専門部隊は必要だと思う。

部隊規模は軍事専門家ではない私にはわからないが、
師団規模の7000名は最低必要ではないだろうか。

というのも、師団ごとまとまって一箇所に配備するのではなく、
連隊或いは大隊規模で要所要所の分散配置がよいと思うからだ。

それと日本型海兵隊の本格的創設は、今後竹島奪還作戦にも具体性を帯びてくる。
つまり私が過去何度か言及したが、現状では竹島は絶対に日本には戻らない。
奪還する方法は戦争しかない。南朝鮮と戦争しない限り竹島は戻らない。

しかし海兵隊創設が実現すれば、竹島奪還は侵略戦争ではなく、
日本の領土奪還という国家防衛の大義名分の実行である。
問題は政府に戦争する意思があるかどうかだけである。

一度南朝鮮とは戦火を交えるべきである。

互いに血を流さない限りあの異常なストーカー賊は、
未来永劫日本に寄生してくることは間違いない。
朝鮮と縁切りするためにも戦争をすべきだ。

方法は二つ。

竹島奪還のために宣戦布告し、奪還作戦を実行する。
米国の真珠湾を見習ってチョンに対馬を侵略させるよう仕向け、チョン海軍が出てきた所を一気に殲滅する。

いずれも日本の戦争の大儀は十分に成り立つ。
国防のために戦争もできない主権国家など存在しない。
犯罪国家に同朋を拉致されて、取り戻す事も出来ない国に未来はない。

日本は戦争の出来る、
普通の主権国家になるべきだ。