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ミンスの言論封殺政策・その1 ナチスの戦争犯罪の今

2009年08月19日

このエントリはまったく予想外のものである。
じつはコメント頂いた方へのご返答を書いて送ろうとしたら、
入力禁止用語」なるものが含まれているから送信できないとでた。
ではどれが「入力禁止用語」なのかというと、これが指摘されないのでわからない。
いくつかそれらしいものを削除したが、まったく同様の反応なので、
面倒だから一文をエントリすることにした。
これをもってコメントへの御返答としたい。

じつはこの「入力禁止用語」も以前エントリした「差別用語」も、
これからの民主党政権で起こりうるかも知れない、恐ろしいことに関連するのである。



コメント頂いたものに「ナチスのユダヤ人大量虐殺
いわゆるホロコーストの存在は疑問であるというものと、
現在のドイツで「ナチス犯罪」を疑問視したり、正当化すると逮捕されるというものがあった。

これに対する私の返答を簡単に要約すると・・・
私の個人的意見として、ナチスのユダヤ人大虐殺なるものの実態については、
私もかなりの疑問を持っている。ユダヤ人を大量死させた事実はあっても、
600万人という数字はどれほど信憑性があるのか疑問である。
戦後、世界ユダヤ人協会が創作したものではないかという説もある。

疑問として・・・
世界相手に戦争している最中、600万人を4~5年で殺害できるものなのだろうか。
しかも膨大な死体はすべて焼却処理されたとするが、それには膨大な石油がいるが、
戦争後半の乏しい石油事情のなかでそうまでして、
国内および領土内に大量の死者を増やすだろうか。
しかも実際の虐殺に関する計画書や命令書などは、
一切出てきていない
というではないか。

ただしまったくユダヤ人虐殺がなかったとも思わない。
まずゲットー(強制収容所)に国内外のユダヤ人すべてを閉じ込め
様々な生産活動に携わらせていたことは確認されている。
戦争後半になれば食料不足や不衛生な環境で、
多くの餓死者や伝染病などの流行から死んだ人、
それを理由に殺された人などがいただろう。

また東部戦線などソ連領内でもユダヤ人を戦闘過程で、
町ごと、村ごとに大量殺害した事例は結構報告されているという。
またユダヤ人以外に東欧のスラブ系民族やロマ
と呼ばれるジプシーも同じく殺害されている。

一説によると、これらを含めると1000万人を越えるというのもあるし、
反面否定論者の説では20~30万人と言う数字もある。
いずれにせよ、その実数はわからないが、個人的に600万人という数字には疑問が残る。

二点目のコメントだが、
現在のドイツに限らずヨーロッパの多くの国ではナチス犯罪、
とくにホロコーストに関する犯罪に批判や否定の意見を言うことは、
法律で禁じられており
、もちろん違反すれば罰せられる。
ちなみにドイツではホロコースト否定説は刑事罰の対象になり、
3ヶ月以上5年以下の懲役刑になるという。
さらにはナチ式敬礼をしただけで逮捕されるとか・・・
ここまですることはないではないかという内容だった。

私も同感である。
ここまで法規制すると逆に純学問的なナチス研究すらも阻害しかねないし、
学問や表現活動などの言論活動の自由を阻害しているとも思う。

ただしドイツ側のそうした事情はわからないではない。
戦後ドイツは戦争責任に対する賠償も謝罪もしてこなかった。
というか、戦後処理のための講和条約そのものをどこの国とも締結していない。

ただユダヤ人虐殺のホロコーストに関する個人賠償をおこなっただけである。
これは戦争責任とは別の問題である。

さてドイツの言い訳はこうである。

 「ドイツ人はヒトラーという独裁者に扇動、支配され、
 結果的に戦争への道を歩まされた。
 ユダヤ人虐殺においてもヒトラー率いるナチス党と親衛隊が主導し、
 一般国民はしかたなく国家犯罪に従わざるを得なかった。
 つまり一般のドイツ人は他国民同様の戦争被害者である。」


こういう手前勝手なご都合主義が堂々といえるように、
日本も外交では狡賢く、厚顔無恥にならねばならない。


ドイツ人の言い訳は全部ウソである。
事実はヒトラーはクーデターや革命で政権についたのではなく、
民主主義のルールに則った選挙によって国民が選んだのである。
しかしヒトラーは第一次大戦で敗北し天文学的な賠償金で身動きできず、
しかも世界恐慌で超インフレになり、700~800万人もの失業者が出た時代において、
それらを解消しつつドイツ人に希望をあたえた政治をしたのも事実である。
だからヒトラーは全国民の絶大なる支持を受けていたのである。

ヒトラーはその著書「わが闘争」でもユダヤ人への憎悪や、
政権取得後は必ずユダヤ人をドイツから排除するということも周知の事実だった。
ドイツ国民はほとんどが積極的にユダヤ人迫害に手を貸したといっても過言ではない。
そういう空気が徐々に醸成されていったのだが、一概にヒトラー一人の責任とは言えまい。
ユダヤ人や連合軍捕虜への虐待なども親衛隊やナチス党だけの責任ではなく、
95年にはドイツ国防軍の戦争犯罪が公にされた。

こういう客観的事実を見ても、ドイツ国民がヒトラーとナチス党だけの責任をなすりつけ、
自ら被害者面する立場はじつに姑息であるが、またやむを得ないものがある。

終戦直後のニュルンベルグ裁判でもゲーリングなどは最後までユダヤ人虐殺を否定した。
しかし実際ドイツ人全員が大なり小なりホロコーストに関わっていたし、
ユダヤ人という理由だけで殺人を正当化し、ドイツ人はそれを実行したのだ。
戦争直後の無条件降伏した側は何をされても文句いえる立場ではない。
報復としてドイツ国民への大量虐殺が決定されたとしても文句を言えないのだ。

この恐怖は当時のドイツ国民はいかばかりかであっただろうか。  
そこで哲学者カール・ヤスパースの「責罪論」が登場するのである。
内容は割愛するが、彼は民族や国民の戦争責任は道徳的概念としてあっても、
実効責任は負うことができない
としている。
要するにドイツ人一般がホロコーストや戦争責任を負えないといっているのだ。
我々からみれば何を詭弁こいてるんだよっwwwと思うのだが、
当時のドイツ人にしてみれば、偉大なる哲学者ヤスパース大先生のこのお言葉が、
どれほど「地獄に仏」だったか、否、「地獄にキリスト様」だな。

続く・・・


「すべての日本人に捧ぐ」
http://www.youtube.com/watch?v=yPcL0QgE1Yk&feature=PlayList&p=8D8EDA545107C442&playnext=1&playnext_from=PL&index=57
↑の「大地讃頌」はとても良い曲です。

NHKの受信料解約祭り実施中♪
http://www.geocities.co.jp/Bookend/3326/nhk2.html

民主党政権は日本の終焉!
「民主党の正体」
http://www35.atwiki.jp/kolia/pages/159.html



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Posted by トラネコ at 15:00│Comments(7)政治
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地方紙を読むと情報弱者になる調査結果が出ました。
地方紙(北海道、東京、西日本)を読むと情報弱者、偏向報道の犠牲者になる?【美しい国への旅立ち】at 2009年08月20日 15:17
この記事へのコメント
トラネコさま

非常に明快なご意見です。次回楽しみにしています。

蛇足ですが、「アンネの日記」は本物か?
と言うのもありました。いわゆる従軍慰安婦問題と同じです。

日記はボールペンで書かれていて、ボールペンが当時あったなかった。という議論もありましたが、実物が公開されていない。

公開しない理由はまだ当事者が生きているので、と言う説明でしたが、なんともハッキリしない話です。
Posted by 人形焼 at 2009年08月19日 23:00
人形焼さんへ

私が聴いた話の中に、こういう話もあります。
「アンネの日記」ですが、ボールペンで書いた後、
当時のものに見せかけるため、紅茶かコーヒーを薄めて浸したような形跡があったそうです。
ただし、濃くなり過ぎて、それが原因で公開出来なかったという話です。
まぁ、うわさ話の一つですが、もしそれが事実だとすれば、かなり間抜けな話です。

しかし、そういう手法が、一部のユダヤ人の間で流行ったのは事実ですが。
例えば、アメリカ等で、偽名口座を作る為の書類をねつ造するのにとか。
Posted by 暇な仔猫。 at 2009年08月20日 03:37
トラネコさんへ

確かに、一部で虐殺はあったのだろうと思います。
しかし、恐らく殆どが、ねつ造されたものだと思います。
問題は、時間が経ち曖昧になる事で、それによってねつ造しやすいと云う事です。

あと、当時のユダヤ人は、ナチスドイツから逃げる為に、
自分達の家や集落を燃やす事があったそうです。
それと、連合軍が、ドイツ人達の住んで居る町や村に対して、空襲を行って、
それをナチスドイツのせいにした確率もあります。
おそらく、それが事実とするなら、
それだけ大規模な空襲が、戦争で使われたのは初めてだと思います。
Posted by 暇な仔猫。 at 2009年08月20日 04:13
人形焼様 暇な仔猫様

「アンネの日記」捏造説は何かで読んだ記憶があります。真偽のほどはわかりませんが、ユダヤ人は歴史的に迫害され続け、しかしその結束力は凄いものがあります。
ユダヤが国を持たず生き延びてきたのも、金融の世界を支配したからだともいわれます。おそらく生存の為には「どんな汚いこと」も裏でやってきたんではないでしょうか。

アンネの日記に限らず、戦争は古来より「勝てば官軍、負ければ賊軍」が通説ですよね。ですからナチの戦争犯罪なども仰るように、連合軍やユダヤ人によるかなりの捏造はあると見て間違いないでしょう。日本だって「南京大虐殺」、「万人抗」、「従軍慰安婦」、「化学兵器遺棄」・・・など一杯捏造されていますからね。

ただしドイツと日本の大きな違いは、敗戦国であっても、ドイツはきちんと連合国に対して言うべきことは言っていますね。たとえばドレスデン大空襲で一般市民3万人が一晩で焼き殺されたことはきちんと批難しています。またフランスとの歴史教科書編纂でもフランス側に対して、記述変更もさせています。日本みたいに特亜やアメリカの100パー言いなりはありません。
私はこの日本政府の卑屈さと、特亜に同調する馬鹿サヨが大ッ嫌いです。
Posted by トラネコ at 2009年08月20日 09:18
暇な仔猫 さま

情報ありがとう御座います。

アンネの日記は映画にもなり学校で教えられ、世界的に有名になりました。相当影響があったでしょう。

世界は情報戦で戦っているんですね。コソボ問題もそうでした。

日本人は本当になんていってよいのか。いい人です。(笑)
Posted by 人形焼 at 2009年08月20日 12:03
トラネコ先生。
ご苦労様です。
古い話ですが、
すっかり相手にされなくなった落合信彦の、20世紀最後の真実
思い出しました。
元ナチの幹部へのインタビューで、元幹部がユダヤ人虐殺の数値がいかに出鱈目かを論理的に説明していました。

その後のサピオでのネオナチへのインタビューで、
ネオナチが日本人である落合に、南京大虐殺30万に絡めて
600万虐殺がいかに嘘であるかを語っている、ネオナチへの落合の意見は
「私は信じる」

サイモンビーゼンダールあたりに何かされたのか?

マルコポーロ事件なんて言うのもありました。

今は少なくなりましたが、ユダヤ資本が占める映画の中でも、ユダヤプロパガンダを紛れ込ませています。

弱者を装うその一方で、グリーンメーラーなどとして利益を得る。

弱者商売って儲かりますね。
Posted by しろくま at 2009年08月20日 17:39
しろくま様
コメント有り難うございます。
落合信彦、ノビーですね、骨のあるジャーナリストだと思いますが、彼は確か中韓謝罪派ですよね。むかしサピオに連載記事かなにか読んだときに、「日本は中国が納得するまで謝罪すべき」とかなんとか書いてました。あれ以来彼のものは読む気がしません。
彼くらい頭も良い人ですが、歴史をきちんと学んでいないのだと思います。というか左巻き史観の勉強はしっかりしたのでしょうか。もちろん彼は中国へも強烈な批判を書いていますが、歴史問題はダメですね。

映画の話ですが、詳しいことはわかりませんが、スピルバーグもユダヤプロパガンダの片棒担ぎらしいですね。華僑にせよユダヤにせよ、世界的シンジケートは怖いですなあ・・・
Posted by トラネコ at 2009年08月21日 08:30
 
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