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「武器の無い平和の国」という嘘

2008年07月17日

つづけて沖縄に関連したことを書く。

沖縄はかつて琉球王国時代に中継ぎ貿易で栄えた。
しかし戦争を嫌い武器を持たなかったために、
薩摩軍に簡単に侵略された。

これはすべてウソである。
武器を持たない平和な琉球」幻想とは、
大田知事時代にさかんに知事が垂れ流したホラ話だ。
これがウソであることは高校生でも沖縄の歴史を勉強したものは知っている。
もっともこの話のルーツはアメリカ製という説もある。

私はかつては八重山郡石垣島に10年住んでいた。
そこで八重山の歴史を勉強していた。
八重山の人なら誰でも知っている「オヤケアカハチの乱」がある。

1500年尚真王は琉球軍100隻の軍船に3000人の兵力で石垣島を侵略したのだ。
理由は諸説あるが、琉球側はオヤケアカハチが粗暴で民心を混乱させ、
王府への年貢を納めなかったからという。しかし石垣島側では、
地元の祭祀を王府が禁止したことによる不満という。
さらに1522年には与那国島の按司・鬼虎を宮古軍を差し向けて征服した。

また奄美諸島にも何度か侵略している。
1466年に尚徳王自ら2000の兵を率いて喜界島へ遠征し、琉球王国の領土に加えた。
1537年尚真王も奄美大島を侵略している。
1571年尚元王(尚真の息子)は、王自ら3000名の兵を率いて奄美大島を侵略し、
支配下に置いた。

この第二尚氏・尚真王時代がもっとも沖縄の隆盛した時代である。
尚真王は全国の按司を首里の城下に集め、刀狩りとして一切の武器を没収した。
刀狩りの根拠とされた「百浦添欄干之銘」(1509年)という史料にはこう書かれている。
刀や弓矢を集めて国を守る武器とした。
琉球の持つ財産や武器は他国の及ぶところではない
。」

つまり琉球王国はこんなに武器がたくさんあって強いんだぞwと誇っているのだ。
決して戦争しないために武器を集めてお蔵入りさせるためではない。

これは尚真王の時代に、それまで各地の按司からの徴兵による寄せ集め軍を、
初の正式な琉球王国軍に統合整備されたということだ。
尚真王は琉球の中央集権化と軍事力強化をしたのである

1609年薩摩軍の琉球侵略は、琉球がこれまで先島でしてきたことを、
逆に薩摩軍にされたとということだ。

以上見てきただけでも、琉球が武器を持たない平和国家というのがウソだとわかる
そもそも19~20世紀前半までの帝国主義時代以前は強い国や民族が、
弱い国や民族を侵略、征服するのは当たり前のことで、
「平和国家」という言葉も概念すらも存在しなかった。

歴史とは文学性の高い分野ではあるが、
資料の検証は情緒的であってはならない。
あくまで冷徹に事実関係を繋ぎあわせなければいけない。

ましてやデッチアゲや捏造は、
お隣の共産主義国家や半島両国家ではあるまいし、
文明国日本は絶対にしてはいけない。
沖縄が文明を誇る県ならなおさらだ。
左巻きのバカ知事のデッチアゲには断固間違いを正させるべきだ。



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Posted by トラネコ at 08:00│Comments(3)沖縄
この記事へのコメント
喜界島からです。
よろしく。
Posted by 岩田商店・ビジネスホテル林 at 2008年07月17日 17:55
確か貿易での主導権をめぐって、久米島とも争いが有ったと思いますよ。
Posted by アルマジロ at 2009年07月05日 21:24
そもそも、首里城があるではないかと
なんのための城なのかと
Posted by あ at 2016年10月02日 10:22
 
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