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映画『バトル・シップ』の日本

2012年04月30日

映画『バトル・シップ』の日本久しぶりに映画のエントリである。
ゴールデン・ウィークも雨模様の沖縄で映画を見に行ってきた。
少し前に南朝鮮の記事で気になっていた映画だったので、ぜひ見てみたかったのだ。

映画『バトル・シップ』はユニバーサル映画創立100周年記念超大作である。

私はこの映画では、リーアム・ニーソンくらいは知っていたけど、監督のピーター・バーグも主演のテイラー・キッチュ浅野忠信も知らなかった。


監督も俳優も有望株の若手で揃えられ、ストーリー展開も面白く、一部キャスティングが気になった個所もあったが、全体として十分楽しめる映画だった。

一応簡単にストーリーを述べておくと・・・

ハワイ沖の太平洋上でアメリカを中心とした世界14カ国海軍合同による、
大規模軍事演習の最中に、突如地球外惑星人のUFOが出現し、侵略を始める。
強力なエイリアンによってシールドされ、攻撃され多数の兵士を失いながらも、
イージス艦のアレックス大尉や海上自衛隊艦長のナガタ一佐らが、
敢然とエイリアンの侵略者たちに立ち向かう話である。

<プロモ動画>↓
http://eiga.com/official/battleship/


あんまり詳しく話すと、まだ観ていらっしゃらない読者の方に、
ネタバレでガッカリさせてはいけないので、ストーリーには立ち入らない。
差しさわりのない程度に印象に残った話をする。

映画『バトル・シップ』の日本


CGの特撮も迫力があり、メカニックな部分はトランスフォーマーを彷彿とさせた。
エイリアンの宇宙服とか、宇宙船(UFO)などはトランスフォーマーの変身を思い出したが、
それもそのはずだ、製作はトラフォーのスタッフだと後からわかった。

エイリアンも従来のプレデターみたいな怪物的なフォルムではなく、
地球と環境の似た惑星から来ているという想定なので、
人間に近い外見が、逆にリアリティを感じさせた。

他にもあるが、この映画は何と言っても日本人が準主役なのがいい。
海自のイージス艦『みょうこう』の艦長ナガタも重要な役割だからなのか、
特に日本が強調されているような印象があった。

冒頭部分の軍事演習を紹介する場面で、
海上自衛隊の日の丸や旭日旗が頻繁に映しだされるが、
先日読んだ南朝鮮の記事には、これがヒトモドキらの癇に障ったらしい。
映画『バトル・シップ』の日本


日米海軍のサッカーの親善試合でも、海上自衛隊チームが優勝するし、
エイリアン侵略のニュース映像を伝える場面でもかならず、
日本のテレビ画像が登場するシーンがあった。

生き残った主人公のアレックス大尉が米艦の指揮官を勤めるのだが、
ナガタ一佐のほうが経験が多いことを認め、艦長の座を譲る場面もある。
ナガタ役の浅野忠信も海自の艦長らしい立派な演技だった。
映画『バトル・シップ』の日本


また退役した昔の戦艦ミズーリ(現在は記念艦)が登場するが、
ミズーリは日米戦争の終戦の調印式が行われた戦艦である。
スティーブン・セガールの『沈黙の戦艦』の舞台にもなっている。
これも何か日本との歴史を意識してのことだろうか?

映画『バトル・シップ』の日本


なんでこんなに日本ヨイショ!なの?というくらい、
日本人としては気分のいい映画だったが、
何で??????

チョーセンもな、アメリカで反日運動を頑張ってやってるけど、
日本海・東海併記は拒否されるし、同盟関係も軽視されるし、
映画でも日本の方が重視されるし・・・ファビョ~ンwww
対日劣等感の塊ヒトモドキが嫉妬するのがわかるわ(笑)

まあ、関心のお有りの方はご鑑賞ください♪
アクション系なので女性にはもしかして・・・と思いますが、
エンターテイメントとしては秀作だと思いました。




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Posted by トラネコ at 00:00│Comments(8)映画
この記事へのコメント
トラネコ先生

確かに
キャプテンナガタ、よかったですね。

トムクルーズを喰った渡辺謙みたいに主人公を完全に喰っていました。

これまでも
早川雪洲、丹波哲郎、三船敏郎・・・・


多くは無いですが
日本はいい役者が揃っています

これから数多く海外進出するのかも知れませんが
出てきたら出てきたで在日認定でウザそうです
Posted by しろくま at 2012年04月30日 10:35
しろくま様
ですよね~♪
渡辺謙といえば『ラスト・サムライ』も、脚本と設定はイマイチ気に入りませんでしたが、比較的日本文化、とりわけ武士に関しては、大義に殉じるという面が描かれていました。ヒトモドキの起源論には存在しない、精神論が描かれていてよかったです。

浅野忠信もいい俳優ですね。これからの日本映画界を背負って世界で活躍してほしいです。
Posted by トラネコ at 2012年04月30日 12:05
明後日の方向で申し訳ありませんが、
映画って、ほぼ必ず視聴者に”今現実にある問題に対し、作者からのメッセージ”を込めます。国際情勢、環境、人間関係など。

ただそれを映画として表現する際に、ドキュメントを除き必ず非現実を取り入れますよね。勿論ただ淡々と現実を表現したら退屈したものになってしまいますから。

恐らくアメリカ人(アメリカ映画製作者)の言う非現実とは何かと考えたとき、「日本人そのものがそれに一番近い存在なのかな」とふと思いました。外見だけでなく文化も。

トランスフォーマはもともと日本のアニメですが(チョン国みたいにホルホルするためでなく)、それに登場するキャラクターはメカだけれども感情があります。尤もその前に鉄腕アトムでも感情がありました。

メカではなくお化けなども、ただ人を襲う化け物というものではなく、お化けなりの感情や感性があります。

このように、必ず人を襲うものと捉えず、ある意味対等な関わりであります。

まぁ、物に魂が宿るという発想が元々日本人にあり、そういう非人間に感情を持たせる設定は、昔からよく見受けられます。

しかし、アメリカ人には非人間非生物に、敵としての存在ではなく、感情を持たせること自体が、一種の非現実なのかなと思いました。

そして、その感情を持った(敵ではない)非人間が登場する米映画は、1980年代から見受けられ1990年代から多くなりました。E.T.や特にターミネーター2はかなりの興行収入を得た大ヒット作でした。

また、ターミネーターに登場するアーノルドシュワルツェネッガーはひたすら人を襲う存在でしたが、ターミネーター2では人を助けます。これも大きく非人間の扱いが変遷しています。

ポケモンブームにしろ、このようなムーブメントが起こったのは、アメリカ人の非人間の排外から融和にへとその感性が移行しつつあるのだと思いました。

日本のコンテンツが受けているのは、この非人間の扱いにもあるのではないかと思いました。
Posted by Sura at 2012年04月30日 15:03
Sura様
なかなか面白い、かつ深い分析ですね。
共感をもって読ませていただきました。

>映画って、ほぼ必ず視聴者に”今現実にある問題に対し、作者からのメッセージ”を込めます。国際情勢、環境、人間関係など。
これで思い出したのが、ブルース・ウィリスのヒット作『大・ハード』の一作目です。1988年の作ですが時はバブル全盛期で、日本企業がアメリカ資産を買いまくっていたころ、まだ冷戦中でドイツ赤軍や赤い旅団などの国際テロリストが、暗躍していた時代でもあります。マスゴミ批判やベトナム後遺症、移民問題、FBIと地方警察の葛藤など、結構当時の時代や社会性が反映していたと思います。

>物に魂が宿るという発想が元々日本人にあり、
 そういう非人間に感情を持たせる設定は、昔からよく見受けられます。
日本は万物にカミ(精霊)が宿る『八百万の神々』の国ですから、ロボットという機械にも感情移入するのは、自然なことかもしれません。ある学者はそういう精神性が、日本のロボット産業を世界一にしたのだと言ってます。

>日本のコンテンツが受けているのは、この非人間の扱いにも
 あるのではないかと思いました。
同意です。
ご指摘のようにトランス・フォーマー以前にも鉄腕アトム、いやもっと前のタンク・ダン吉がロボット・キャラの前身ですから、日本のロボットアイドルは相当古いんですね。おそらくSura様おっしゃるように、アメリカの感情移入された『疑似人間』としてのロボットは、日本の影響なんだと思います。あの『ロボコップ』などもその先駆けでしょう。そしてロボットは人を襲うものから、人の友達という、まさに非現実というファンタジーを映画に反映させたのでしょう。
Posted by トラネコトラネコ at 2012年04月30日 15:45
みなさまのご意見はうなずける事ばかりですが。

実は、どなたかがアメリカは自信を失い。
悪の日本を戦争で叩き潰し、民主主義国家を作った、という神話が揺らぎ、日本に助けを求めているか、利用しょうとしているのか、血の同盟を結ぼうとしているのだ、とご指摘があるのではと思っていました。
ハワイと言う設定も和解を表していると言う人もいましたので。

まあ、素直に日本人の活躍を喜んで映画を楽しんだほうがよいとも思います。日本の自衛隊の評価は非常に高いそうですし。
そういえば、自民党の憲法改革案では防衛軍だそうですし、陛下も国家元首だそうですね。

しかし、次作があれば、日本が宇宙人との和平のためH2ロケットに鳩山と管を代表にのせて打ち上げ瞬殺される場面が出そうで日本の恥という国家機密が世界に知られるのではないかと心配してしまいます。

昔から、映画を観たり小説を読むとかってな想像をする癖がありまして、すいません。
Posted by 人形焼 at 2012年04月30日 17:40
人形焼様
私はこの映画が、なんでここまで日本贔屓なのか知りたいです。
何か政治的意図があるのでしょうか・・・? 政治的には低能民主党という売国集団により、特にL.鳩山という痴呆の極みが、いまだに余計な外遊で日本を貶めていますし、日米関係を破壊した元凶です。アメリカは国家としてですが、日本にウンザリじゃないでしょうか?

もちろん映画は民間のものですから、政治とは別なのは当然です。シナみたいにチャン・イーモーに援助までして、対日嘘っぱち宣伝映画作らせるのは戦争中くらいでしょう。まあ日本がカッコよく描かれていたのは嬉しいですが、何か裏がないかと考えるのは、ひねくれてますかね?
Posted by トラネコトラネコ at 2012年04月30日 17:56
自分も5月の連休初日にバトルシップを見にいきました。

これはたしかに痛快で見て良かったと思っています。艦隊戦に戦艦ミズーリーの描写とナガタ艦長がいい味だしています。 そして、やはり「トランスフォーマー」を連想しました、特に宇宙船の描写が。それとなんとなく隠岐の高速汽船レインボーみたいだと思ってしまった(他にはパワードスーツ、タイヤ型ビークルとか)。

そして例によってヒトモドキが騒いで・・・・確かKの国の人達はかつて亀甲船を使って秀吉軍を破ったとか言っていたような・・・?
Posted by 無所属廃人 at 2012年05月08日 09:36
無所属廃人様
こういう映画見てると、アメリカって親日なのかと思います。まあ政治と文化は別なのはわかってますけどね。でも日本は小津安次郎や黒沢監督の頃から、結構、ハリウッドや世界にも受けてたし、日本人の誠実さや親切さは政治はダメでも、世界の心には通じるものがあるんですね。それがヒトモドキには理解できないんだな(笑)。
Posted by トラネコ at 2012年05月08日 11:45
 
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