てぃーだブログ › トラネコ日記 › 台湾 › 中国の軍事脅威にも屈しない台湾の気概

中国の軍事脅威にも屈しない台湾の気概

2021年04月14日

台湾、中国が侵攻なら最後まで戦う 米国は脅威認識=外交部長
[台北 7日 ロイター] - 台湾のジョセフ・ウー外交部長(外相)は7日、中国による台湾侵攻の危機が高まっていると米国はみていると述べ、そうした事態になれば台湾は最後まで戦うと強調した。

ウー氏は記者団に、米国の東アジア専門家は「中国が台湾に対して攻撃を仕掛けることの危険性をはっきりと認識している」と語った。

「われわれは当然台湾を守る意思がある。必要になれば戦争を行う。自衛しなければならなくなったら最後まで戦う」と主張した。
「台湾の防衛はわれわれの責任であり、あらゆる手段を尽くして防衛力の向上を目指す」と述べ、防衛費を増やし軍事力を向上させる意向を示した。


中国は過去数カ月、台湾に対して圧力を強めており、中国の軍用機がほぼ毎日、台湾の防空識別圏に侵入している。台湾国防部(国防省)は23日から8日にわたってコンピューターシミュレーションによる軍事演習を実施すると発表した。今回は年次演習の前半部分に当たる。後半の実弾を用いた演習では7月に約8000人の予備役兵を動員して上陸阻止などの訓練が行われる。

軍幹部の劉豫屏氏は記者団に「敵が台湾に侵攻した場合のあらゆる可能性を想定したものだ」と説明した。

米国の対台湾窓口機関である米国在台湾協会(AIT)から代表が派遣されるかとの質問に対し、そうした案は検討されたが、軍事的に微妙な問題であり、実施されないと語った。
ロイター 4/7(水)
https://news.yahoo.co.jp/articles/d18b865d4eec42f7a14b590056b1942772236045


             
中国の軍事脅威にも屈しない台湾の気概

              ジョセフ・ウー外交部長


「われわれは当然台湾を守る意思がある。必要になれば戦争を行う。
 自衛しなければならなくなったら最後まで戦う」と主張した。
 「台湾の防衛はわれわれの責任であり、あらゆる手段を尽くして
 防衛力の向上を目指す」と述べ、防衛費を増やし
 軍事力を向上させる意向を示した。

素晴らしい!

・・・と感心していてはいけない。

 これが世界の常識というものだ。
 日本の政治家は台湾政治家の
 爪の垢でも煎じて飲め、カスっ!


  迫りくる外敵の脅威に対し、自分達の国は
  自らの手で守るという気概を内外に示す、
  これが防衛・国家安全保障の前提であり、
  そしてこれが古今東西、世界の常識である!




中国の軍事脅威にも屈しない台湾の気概

           台湾国防軍と共に蔡英文総統と閣僚たち


台湾軍はシナの強大な軍事力の前では殆ど無力ともいえる。
だからこそ蔡英文総統はトランプ政権との交流を深め、
シナ人民解放軍の侵略を念頭に軍事協力を進めてきた。

トランプ前政権もそれに答え在台米協会に海兵隊を常駐させ、
駐台アメリカ協会施設の大使館化、要塞化を進めると同時に
改正台湾関係法、台湾旅行法、対台湾武器輸出を成立させた。


これは明らかにシナの台湾侵略を念頭に置いた措置である。
特にアメリカからの武器売却は、オバマ親中派政権ではゼロだったが、
トランプ政権では9回に渡り台湾の国防費を上回る額の武器を売却した。

ハープーン対艦ミサイル最大400発、ハープーン搭載型沿岸防衛システム100基、
空対地ミサイル「SLAM-ER」135発、ロケット砲「HIMARS」3種類の兵器システム、

・・・など、特にミサイル防衛関係の武器売却が目立っている。

また湾岸戦争などで実戦経験も豊富な改良型M1A2エイブラムス戦車
108両も輸出したことは台湾国土防衛にもかなり大きなメリットである。
これは台湾島を要塞化する防衛戦略であることがわかる。

<参考記事>
米、台湾にまた武器売却 総額2500億円 中国は猛反発
日経新聞 2020年10月27日
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65497680X21C20A0FF1000/


中国の軍事脅威にも屈しない台湾の気概

        実戦経験も豊富な世界最強M1A2エイブラムス戦車




スイスが欧州大戦のときにナチスドイツの侵攻を断念させたのも、
スイス政府はもし戦争になれば、わが国民は最後の一人まで戦い、
全インフラを破壊してナチスには何ひとつ渡さないと玉砕宣言を
ヒトラーに通告した事で、スイスはナチスの侵略を免れたのである。


この事は第二次大戦後、多くの殖民地の独立戦争においても同じだ。
長い年月の間、西欧諸国に支配・隷属させられてきた植民地国民の、
自由と独立を勝ち取る気概が、圧倒的優位の宗主国軍に勝ったのだ。


私はシナ共産党政府が最も恐れるのは、単に軍事力の強弱ではなく、
台湾国民の自国の防衛は必ず貫徹し死守するという気概だと思う。
この目に見えない精神力こそが国防の基本だと繰り返し述べておく。

軍事力において、シナが圧倒的優位にいることは誰でもわかる。
しかし戦争も商取引と同じく、損得勘定の経済論理が優先してくるから、
台湾侵攻の勝利の代償が大きいとなれば断念の選択肢が出てくるのだ。

<参考エントリ>
スェーデン、戦争に備える手引書、日本周辺の安全保障は・・・
https://ryotaroneko.ti-da.net/e10504178.html


中国の軍事脅威にも屈しない台湾の気概

         平和のために軍備を強化し国防を万全にするスイス。
         9条カルトやヘイワ団体はこの意味を理解できないな。



しかるに・・・

既にシナ東北部を中心に300基以上の日本向け弾道ミサイルが配備され、
その内200基が核弾頭を搭載でき、年々着実に軍事力を最先端化させて
増強しているシナに対し何の警戒感も持たない日本の政官財、マスゴミ界。

尖閣諸島を半ばシナのサラミスライス戦術によって奪われているにもかかわらず、
米大統領に就任の祝意とともに尖閣防衛の支援確認をして喜ぶアホ首相
ニヤついたバカ面でシナ外相に感謝の意を表す低能外相が我が日本の現実だ。

さらに政府の能天気な防衛姿勢を批判すべきをしないバカ野党集団、
シナの脅威の関心を国民から逸らす売国マスゴミのニュースにワイドショー、
日々の暮らしと仕事しか興味も関心もない大多数の情弱国民・・・



中国の軍事脅威にも屈しない台湾の気概

          この手の9条カルトこそシナを喜ばせる低能だ。
          こいつらが戦争を誘発させる最も危険な連中だ。



低能ヘイワ団体や9条真理教徒みたいに平和憲法を守っていれば戦争は起きない、
などという、バカを絵に描いたような思想は日本以外の国には存在しないということだ。
また非核都市宣言、平和都市宣言をしている能天気な自治体もアホである。

政権が代わる度にアメリカに「尖閣は安保5条の適用範囲ですよね?」
なんて愚問を投げかけ、了解を得ると喜々として安心する愚かさ・・・
自分の国は自分で守ろうという意思が微塵もないのが日本政府だ。

さらに政権自身が国防意識がなく敵国に秋波を送る売国政権だ。
「遺憾の意」や「深刻な懸念」や「重大な関心」、「断固許さない」・・・
など口先だけの意向表明など国防にとって糞の役にもたたない。

平和とは国防を前提とした国民の気概と政府の実行力である。
永世中立国スイスも徹底した武装と徴兵制があったからこそ、
200年間どこの国も侵略しなかったし戦争しないで済んだのだ。


しかし・・・

  我々の腰抜け親中政府には
  祖国を守る気概が皆無である!

              
中国の軍事脅威にも屈しない台湾の気概


中国の軍事脅威にも屈しない台湾の気概


中国の軍事脅威にも屈しない台湾の気概


中国の軍事脅威にも屈しない台湾の気概


中国の軍事脅威にも屈しない台湾の気概



ところで・・・

もし台湾有事になった際、アメリカは当然のこと台湾防衛に参加するが、
この時日本はどうするのだろうか? 現状では米軍の後方支援が想定されるが、
後方支援でもシナから見れば参戦したとみなされるから日本は攻撃の対象になる。

ならば、この際アメリカと組んで台湾の国家承をして、
その後すぐに日米台安全保障を締結してはどうか?

これがもっとも現実的で日本の防衛にも寄与すると思う。

問題は政府が決断できるかどうかである。

個人的には憲法改正すらできなかったヘタレ自民党政府だから、
台湾の国家承認とか、日米台軍事同盟だとか、対中戦争参加とか、
現政権の宗主国シナ様に逆らう事など到底無理だと思うのだが・・・

後は今月16日に訪米する菅首相に対し、米国側からその話は出ると思う。
一応対中強硬政策をトランプ政権から継承しているバイデン政権が、
日本に圧力をかけ台湾有事に強力な支援をするよう要請してほしい。

もはやシナの属国化しつつある日本政府には自主性も主体性もない。
せめてもの救いが対中強硬政策をバイデンが貫徹してくれることだけだ。
そして強い圧力で日本政府をシナから分離させてくれることを願うのみだ。


 「われわれが永久に平和を保障されるものとしたら、
 軍事的防衛や民間防衛の必要があるだろうか。
 すべての人々が平和を望んでいる。にもかかわらず、
 戦争に備える義務から解放されていると感じている人は、誰もいない。
 歴史がわれわれにそれを教えているからである。」

 「スイスは、侵略を行うなどという夢想を決して持ってはいない。
 しかし生き抜くことを望んでいる。スイスは、どの隣国の権利も尊重する。
 しかし、隣国によって踏みにじられることは断じて欲しない。」

 「親たちがわれわれのことを心配してくれたように、子供たちのことを考えよう。

 自由と独立は、絶えず守らねばならぬ権利であり、
 ことばや抗議だけでは決して守り得ないものである。
 手に武器を持って要求して、初めて得られるものである。」

 「共同体全体の自由があって、初めて各個人の自由がある。
 われわれが守るべきはこのことである」


         ・・・「スイス国民用国防ハンドブック「民間防衛」 より

<参考サイト>
スイス政府「民間防衛」に学ぶ
http://nokan2000.nobody.jp/switz/index.html


中国の軍事脅威にも屈しない台湾の気概









同じカテゴリー(台湾)の記事

Posted by トラネコ at 00:00│Comments(8)台湾
この記事へのコメント
スイスの国民用国防ハンドブック。正にです。最後の共同体の自由があって、個人の自由がある。人類の歴史は侵略と略奪の繰り返し。 他国を侵略するつもりはなくても侵略される訳です。 自国は自ら守ると言う気概はなくなってしまったにでしょうか。自国の主権、平和を守る為には言葉では駄目。他国を侵略する武力ではなく、侵略されない為の武力は自立する国には必要。これが現実です。
Posted by うさこ at 2021年04月14日 13:55
正確には気概ではなく、戦術・戦略・情報戦の問題です。 台湾が言ってるのは『台湾(の富と産業)は無傷で中国が手に入れることはない』という主旨です。 日本に関して言うなら、日本には一体どういう戦略があるのかが問われているのです。

スイスとナチスドイツに関しても同様です。 史実では、スイスが玉砕覚悟でドイツと戦争すると表明した事実は全く存在しません。 それどころか、実際にはスイスは次の3点でナチスドイツと一体化したのです。 ① トイツスイス2重国籍を持つ兵士をドイツ軍に所属させる ② スイスがドイツ軍に武器供与する ③ スイス銀行などがナチスに金融面で協力する
http://inri.client.jp/hexagon/floorA6F_hb/a6fhb500.html/Nazis_suisu_kyouryoku_kankei.html
Posted by もののけ at 2021年04月14日 23:12
もののけ様の仰る様に、実際は気概と言う精神論だけでは駄目でしょうね。戦略、戦術、情報網でしょうね。
Posted by うさこ at 2021年04月15日 07:57
少し前の私の台湾に関してのコメントは誤解されても仕方ないと思いますが、しかし、台湾民政府と云う親日派の振りをしたどうしようもない団体やユアーショップと言う会社をデマで貶めた親日派と称する台湾人のツイッター民の方もいますので、気をつけてほしいと思います。
こういう親日派と称する台湾人のせいで、本物の親日派の台湾人や台湾という国自体の信頼が失い、中共や五毛、日本国内の親中派を利することになりますので、きちんと私たちも台湾の本物の親日派と似非の親日派を見極めるべき時期に来ていると思います。
私も中国の軍事脅威にも屈しない台湾の気概に関しては批判的ではありませんし、寧ろ、日本は台湾から見習うべき部分が沢山あると思っていますよ。
しかし、残念ながら、詐欺やデマで人を騙したりとか貶めたりしときながら、自分の過ちを認めない親日派と称する台湾の団体や人物がおり、そいつらのせいで台湾が不利になり、台湾の政府までもが嘘を言っているとかみたいにプロパガンダされたら、もう、中共や五毛、日本国内の親中派勢力の思う壺になると言いたいです。
自称親日の台湾の団体や人物も台湾の悪口を言う深田萌絵氏もどちらも信用できません。
深田萌絵氏は蔡英文総統率いる民主進歩党の悪口を動画内で言っていましたからね。
私も最初は深田萌絵氏の台湾情勢の話しを信じていましたが、今は流石に信用できませんし、しかもあの人は昔から、デマを云うことで有名な人だったみたいです。
Posted by 沖縄出身の若者 at 2021年04月15日 08:32
うさこ様 ものにけ様
私の表現が誤解を生んだのか、言葉足らずな面があったようです。
もちろん単なる「気概」だけで国防などできません。これは大東亜戦争の時のような誤った精神主義が、勝てる戦いも負け戦になった事例があるように、いくら兵士の士気が高くとも参謀本部や指揮官の戦術、戦略がお粗末なら負けるのは必然です。

しかしながら、シナの国民党軍はドイツの軍事顧問団指導の下、ドイツ製最新兵器で武装していても兵士に戦う気概がないために、装備や人数において劣る日本軍にボロ負けしているのです。これは日本軍兵士の戦闘に対する気概が優っていたのであり、それは有名な拉孟・騰越の戦いでもわかります。

スイスの場合も国防の重要性を日頃から国家主導で説き、民間防衛という冊子を各家庭に配布し、国民一人一人が国家を守る要だという国防の「気概」を精神風土にしてきたからこそ、200年間の平和を維持し、現在でも国民皆兵、銃器の個人保管などが可能なのだと思います。

しかるに日本の場合は政府はもちろん、国民一人一人に国を守る気概以前に意識すらないのが現実です。これでは国土は到底守れないでしょうね。



沖縄出身の若者様
同意です。
現代の戦争はドンパチやるよりも、情報戦でじわじわ浸透していく方が時間はかかるが確実に対象国の人心をも掌握できる心理戦でもあります。当然保守側にもかなりの工作員や裏切り者を混入させ、あることない事を吹聴させて混乱、分裂、世論誘導などの工作をしています。わかりやすいのがアメリカの反トランプ派マスゴミの偏向&捏造報道で、どれほどトランプの「悪」印象操作が行われてきたのかがわかります。我々もこの点は慎重に見極めていく必要はありますね。
Posted by トラネコトラネコ at 2021年04月15日 17:06
勿論、国民に自国を守ると言う気概なくして国を守ると言う流れにはならないですからね。先ずは、ここ大事です。 特攻隊戦略は非常に若い命の無駄使いていう事は否めないです。ですが、あの時代を生きた若者の宿命と言えばそれまでですが、それでも、家族の為愛する祖国の為に自己犠牲でも飛んでいった若者の気概、尊い精神には号泣してしまいます。でも、その尊い精神が利用される愚行は繰り返されてはならないのです。私はそこまでしか分からないです。でも、国を持たない民族は悲惨です。それは分かる。
Posted by うさこ at 2021年04月15日 21:25
うさこ様
特攻隊だけでなく学徒出陣で若い学生も戦争に駆り出されたのも、政府や司令部の戦術や戦略の誤りだったと思います。ゼロ戦は優秀な飛行機でしたが、パイロットの人命や疲労については何らの配慮もなく、ただ根性、大和魂、そして技術だけで戦えといった誤った精神主義の象徴でもあるでしょう。結果、司令部のアホなせいでベテランのパイロットが皆戦死して、未熟な学生が人間爆弾として特攻を強いられる結果になったのです。時代が代わった現在でも当時とは別な意味で、日本政府には国防の戦略も戦術もないような気がします。
Posted by トラネコトラネコ at 2021年04月16日 14:33
以前、ラスボスはユダヤだとか欧米の国際金融資本家とかって言うのは間違いと言っている内容に関して、私も同意見だと言いましたが、何故、その意見に関して、賛同したのかと言えば、ユダヤ系や白人の金融資本家や貴族だけじゃなく、華人貴族や華僑財閥も力を持っているからです。
あと、台湾の問題は外省人だけじゃなく、漢民族系本省人の内の一部の客家人の財閥系や政治家も外省人の財閥系や政治家と深く結びついているって言うことがあり、しかもそれが中国と深く繋がっているんです。
漢民族系の本省人でも福佬人と客家人などの2つの系統があり、後者の方が富裕層が多く、その富裕層たちが外省人の富裕層たちと結婚したりとか深い結びつきがあると言う側面もあると思います。
外省人でも先住民系の本省人や漢民族系の本省人(福佬人と客家人などの2つの系統)と結婚する人たちも増えてきていますし、だから、外省人の中からも台湾独立派や蒋介石批判の声も出てくることが増えてきたと云うこともあり、反中共派の外省人も増えてきています。
台湾は親日派と親中派だけじゃなく、日本も中国も嫌いだと云う人たちがいるのも事実です。
中国や台湾、香港、マカオ、東南アジア諸国は華人貴族や華僑財閥の支配が強いところでもありますので、だから、私もラスボスはユダヤ系や白人の金融資本家や貴族だと云うのは間違いだと思うと言っている理由なんです。
欧米諸国の金融資本家や貴族にとって、中国共産党は旧ソ連と違って、利権がいっぱいあり、自分たちの利権のために華人貴族や華僑財閥と連んでいる人たちもいると思いますので、だから、旧ソ連崩壊のように簡単に中共崩壊をさせることができない理由だと思います。
Posted by 沖縄出身の若者 at 2021年04月16日 22:30
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。